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[入り口らしい扉をじい、と見つめてくるりと体を反転させる]
やーめた。
今夜の塒確保が先。
[電波塔からは遠ざかる。南方面へと向かって足を滑らせた]
――中央部エリア→南部エリア――
[上昇してゆく間、眸を閉じて身動ぎせずに居る。]
[停止]
[開いた先に居たホログラムを一瞥するも、すり抜け、元の場所へ戻る。]
≪私には、他人の意思を第一に尊ぶことがひとつの使命として命じられています。また、私に与えることの出来るものを率先して分け与えることも≫
[先の嘲りにも甘い囁きにも、どちらにも応じた風は無い。ただ淡々としている。
”個性”という単語にもやはり反応は無い。というより、それに関する反応を用意されては居ない。
CLOSEDといえば、三つ目のPGM「Ite Missa Est」のcopyがようやく終了した。Public内での動作は不安定を増しているようだ。]
[エレベータから現れたものが通り抜けていったあと、煙を散らすようにホログラム映像は消えた。
現在、稼動を続けている存在が二つあると*記録した。*]
―― 現実世界/...... ホテル 33階 ゲストルーム ――
[レセプションを終えて部屋に独り。手渡された紙片を見る。そこには『博物館で待つ』とだけ記されている。]
さて、どうしたものかしら ...
[思案気にその紙を見つめた後、タバコに火を点ける。メールボックスには、未開封のメールの山、山、山。]
このディールはどうしましょうかね。私なしでも坊やたちうまくやってくれるかしら、フフフ。
[会長の言葉は『絶対』。何を犠牲にしても、そこに何が待ち受けていても行かざるを得ない。解せないのは呼び出される理由 ...]
さて、考えても栓のないことね。
鬼が出るか、蛇が出るか。
[灰皿には灰になった伝言の残滓。
窓から摩天楼を見下ろしながら、部下に指示を出す孤独な背中。]
―― 現実世界/博物館 ――
[古代の都市が再現された展示群の前。
それらを見つめながら静かに佇む男女、オードリーと BANK の会長、『サー』と称される男がそこに。]
『あの件は、どうかね。』
万事、うまく言っています。何かご懸念が?
『聞いてみただけだ。君を信用している。思うようにやり給え。報告だけくれればいい。』
【信用ね、この男が誰かを信じるなんてあるのかしら。】
『君が BANK に来て何年になるかな。』
.... 年でしょうか。私のような人間を拾ってくれた BANK には感謝しています。
『つまらん世辞はいい。君はよく働いている。我々の期待以上にな。今の処遇で満足かね?』
[その時、サーの目が静かにオードリーを捉えた。彼女は目に見えない何かに、今、自分が掴まえられたことを感じずにはいられなかった。試されている、のだ。何かを。]
―― 現実世界/博物館 ――
[オードリーは、動揺を気取られないように静かに口火を切った。]
今の自分の境遇を惨めだと思ったことはありません。ただ、私は欲深い女です。仮にすべてを手に入れたとしても決して満足しないでしょう。
『そうか。君らしいな。野心は重要だ。それを忘れるな。』
[サーは、オードリーの答えに満足したのか、少し口の端をあげたかと思うと静かに続ける。]
『野心や欲望だけが、人間を人間たらしめるものだ。そんな当たり前のことを忘れて安逸を貪っている人間のなんと多いことか。彼らはもはやヒトですらない。
古きよき時代には、適者のみが生存を許された。それが今はどうだ。生ける屍が群れを成している、これを停滞と言わずして何と言う。』
人間は、都合のいい刺激と、都合のいい安定を求める弱い生き物ですから。
[安定か。足下の氷が溶け出しているのにも気付かない間抜けばかりだな。まあいい、無駄口が過ぎた。それより、本題に入ろう。オードリー、我々の『パートナー』になる気はあるかね?]
―― 現実世界/博物館 ――
パートナー、ですか。それは共同出資者として、私を迎え入れていただけるということでしょうか。
[予想だにしない、突然の目の眩むような申し出。]
『欠員が出てね。我々は誰を代わりに充てるか、この .... 年間、ずっと話し合ってきた。そして、君は候補者の一人として選ばれたわけだ。』
非常に有難い申し出です。是非、チャレンジさせていただきたいと ...
[オードリーの言葉を遮るように]
『BANK のパートナーになるということは、君の想像とは少し違っているかもしれない。どんなに後悔しても、決して後戻りはできない道だ。ただし、これだけは保証できる。君の目は初めて瞠かれる。君はこの世界について、より多くのことを知るだろう。
それでもこちらへと来ることを望むかね。』
[恐ろしく冷たい声。]
―― 現実世界/博物館 ――
[オードリーは躊躇わず答えた。]
私は立ち止まる術を知らない人間です。知っているのは、前に進み、障害は取り除き、勝ち、支配すること。これまで、ずっとそうしてきました。
[その言葉を聞いたとき、サーはおもむろに "旧い紙幣" をオードリーに手渡すと踵を返した。]
『よろしい、ハックマン君。これから試験を開始する。 まずは、"S2" を目指しなさい。すべてはそれからだ。』
S2? それは ...
『必要なことはそれが教えてくれるだろう。それから、...... に気をつけなさい。』
[ノイズが、オードリーが聞き返そうか躊躇した間にサーの言葉は遠くなる。]
『"奴ら" は我々の秘密の一端を知るものだ。成功を祈る。私を失望させないでくれ。』
[そしてサーは去った。]
―― 現実世界<Mundane>/中央部周辺 ――
[中小企業が集い、蹴落としあう闘争の場]
[現実<Mundane>/電脳<Utopia>同時進行で全ての取引は進む]
[だが、今ストリートに忙しなく行きかう姿はない]
……フゥン、区域全滅カ。
[漆黒に包まれた爪先が倒れる人影を踏み、そのまますり抜ける]
[建物や道路にナノ単位で埋め込まれた3Dホログラム]
[連続で映し出される像は、滑らかに通りを歩む動きを見せた]
[平行で電脳<Utopia>を見ていたなら、頭を垂れる魔獣が見える]
[だが3Dホログラムに猛々しいグリフォンは映されていない]
[電脳<Utopia>のみのPGM/現実<Mundane>に介在せぬモノ]
イイ子ダ。飛ベ。
何カ変化ガアレバ警告シロ。
[Upper――研究所エリアで起きた異変へと同じ警戒を抱き、放つ]
[猛禽の翼が大きくしなり空へと羽ばたくモーション]
[散る羽根は舞い落ちる過程で細かなクラスタと化し消える]
[ストリートに動く人影やホログラムの姿はない]
[同時に見ている電脳世界にもAIの姿はなかった]
[眠らない都市が、眠っている]
[それでもトラムは運行しており、人影のない車窓が光を弾く]
自動操縦カ。
ソレトモ、眠ラナイ者ガイルノカ。
[南部電脳街と中央を結ぶトラムを見送り、再び周辺を巡る]
――現世/南部 繁華街の一角――
[行き交う人は、まだ動いていて、先程の光景には疑問符を浮かべたまま]
別に寝られるとこがあればいいのよ。空いてるスペースない?
そうそう、話がわかるじゃない。
え? そんなにかかるの? もーちょっとまけてくんない? 空いてるスペースにいるだけだからさ。
あーもう、ケチ!
[交渉は決裂したらしい。仕方なくまた別の場所を探しにふらふらと滑り出す]
[ストリートすれすれを漆黒の爪先が進む]
[ギャア]
[猛禽が鋭い声をあげ、嘴を遠く逃げる人影に向けた]
[人影が逃げた方向―――電脳街に黒目を向ける]
[キュルリ瞳孔が開き、こちらへ向かう形で倒れ伏す人影を確認]
アチラカラ、コチラノ途中カ?
[先程の人影は、先を歩く誰かが倒れるのを見て逃げたようだ]
[結局見つけられないまま、通りに面したカフェへと腰を落ち着けて]
どこにってのまではかかれてないのよね。
[取り出したフィルムを手の上で弄ぶ。まだ熱いコーヒーを一度に飲み干し、ゴーグルをはめる。手元に現れる幕のようなキーボードを叩き、電脳<Utopia>へとログインした]
生命系統ノ電脳ハ正常稼動。
人間ノ睡眠状態ニ酷似。
[瞳孔を開いたまま中央部へ黒目を向け、観察]
南部エリア稼動人物確認。
中央部及ビ周辺エリア未確認。
同心円ノ中心ハ―――マダ情報不足。
[動きのある場所との境界線を探す為、中央部周辺を巡廻再会]
[南部繁華街方面との境へ]
――Utopia・Public――
[ゴーグルで通してみる世界はいつもより荒い]
でも、反応速度はさすがに下よりはいいかも。
メールも着てなかったし、何もないとは思うんだけど。
[所々に感じる違和感を上と下との差だろうか、とも考えたが、先程の電波塔付近での出来事を思い出し]
何か、あったとか?
ここも人影少ない気がするもの。
[嫌な予感がして、esc後ゴーグルをはずす]
―― 現実世界<Mundane>/中央部周辺・繁華街との境界 ――
[ストリートに倒れ伏す人影は他の周辺エリアと同じ]
[境界に向かうに連れて、遠く声らしき喧騒が届く]
アチラモ動イテイルカ。
[ギャア]
[グリフォンが声を上げる]
[電脳<Utopia>にもまばらに影が存在していた]
[影が一つ現れ消えたが、他の影に混じり確認は取れず]
南部電脳街・繁華街確認。
西部ヘ回ル。行クゾ。
[南から西へ、中央部周辺を順に*巡っていく*]
―現実世界/ホテル―
[追いつかない演算を中止させたのは、暫くの後。]
[レベッカは手を離し、立ち上がる。]
<<Emergency>>
連絡を取らなければ。
[通信を試みる。]
[だが繋がることはないのだと、*まだ知らない*]
――繋がらない。
[レベッカの思考がだんだんと流れてゆく。]
[zero<Yes> / or / one<No>]
【この状況は普段の(というほどよくある)、他者が"主"にする攻撃か?
――No<0>
此処<Mundane>だけの異常でなく、彼方<Utopia>の
異常もあるということは、"主"に対する攻撃か?
――...No/empirical<...0>
∴<Consequence>】
優先されるべきは、状況の把握を目指し、行動する事。
この部屋に万が一誰かがやってきても、masterに危害を加えさせることを許さない。
[弾丸/刃の攻撃を防ぐ"盾"であり"剣"。]
[一般的な(ないし現実的であり物質的な)攻撃は身一つで守るが、そばになければそれも出来ない。]
[だが優先されるべきは、原因の究明、"主"の回復。]
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