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…くそっ!
[一瞬の思考、それが出した結果は此方の防御以外行える手がないという事実だった。
その事実に対して、舌打ちをしながら詠唱を開始する]
『Escutcheon etta Iwayama leimata ja johtua kotona perakkain seuraaminen』
[キャスターの目の前に現れる小さい岩山の群れ。
それは盾となりキャスターの身を鋼鉄の豪雨から守る。
だが、それはただの銃撃ではない…宝具による攻撃だ。
たとえその岩山に封印の魔法の同時詠唱がかけられているとしても、全てを防ぐには力不足過ぎる。
威力を殺された幾つもの弾丸がキャスターの体を貫いた。]
[轟音が止み、岩山も姿を消し始める。
周辺の地面は荒れ果て、キャスターの足元も岩山の出現の影響で舗装にいくつもの穴が開いている。]
まさか…あの距離から射撃用宝具を出すとは思わなかったな。
考えが甘すぎたか…。
[体から血を流し、そこに佇むキャスター。
もう攻撃に魔力を回す余裕などない、全てを治癒魔術へと全力で集中する。]
[アスファルトの上に、全身を強かに打ちつけた。
全身が焼け付くように痛む……うっすらと目を開き、悔やんだ。
マスターは、果たして安全な場所に居たのか。
せめて、方角が、逆に居ててくれているならば……]
う……つほ…
[初めてその名を呼んだ。
そのまま、視界が白み、意識が、遠くなってゆく……]
[視界を上へと移す、そこには夜空よりも美しく、黒い天使が佇んでいた。
その翼の漆黒は、何を戒める色なのか…キャスターには分からない。
だが、星の光さえないその夜空に、キャスターはなぜだか酷く哀しい物を見たような気がした。]
マリア……?
[その声が彼女に届けばいいと呟いた呼びかけと共に、彼女はその身を地へと堕とし始める。]
[奪われた魔力に、一瞬気を失い、その轟音で気を取り戻す。みれば、アーチャーが宝具を取り出し、シャルロットへと向けて放つ姿]
くっ。
[こちらに弾丸は来ていない。そう思い走り出そうと体を起こし、再び、魔力がそがれる。
シャルロットに、黒い翼が出現していた]
[遠くへと飛んでいく姿。否飛ばされているようにも見える。
紙片から、染み込ませた魔力を吸収する。それを足に乗せてシャルロットが飛ばされた方向へと走った]
……シャルロット、無事で!!
[魔力はまだ注がれている、彼女は死んではいない]
…あー!くそっ!
[治療を続けながら、マリアが落ちたと思われる場所へと駆け出そうとする。
目の前に敵がいても、優先すべきは背中の仲間だとキャスターは判断した。
全身から流れる血を半ば放置し、痛みを堪えながら走り出す。]
…おい、キャスター。
巻き添え喰らわせて、悪かったな?
こういう武器なもんだからよ。
クハッ。
[こちらも、満身創痍だ。
相手の宝具によって付けられた傷からは、
鮮血が溢れ続けている。]
お前、帰るならマスターを連れて帰れよ。
戦るつもりなら、さっさと来い。
[渾身の力を込め、左手にだけ銃を握る。
限界が近い。]
[アーチャーの言葉を背中に受けながら、返事をせずに駆け出した。
どれぐらい走っただろうか、勘を頼りにひたすら探し続ける。]
【……いた!】
[視界に映るのは、血を流し倒れるマリア。
すぐに駆け寄り、自分の治療と共にマリアの治療も行う。]
大丈夫か、マリアちゃん!?
[堕ちていったほうへと走り、その姿を視認する。動かない。動く気配などない。
ようやく辿り着き、シャルロットの名を呼んだ]
シャルロット!
[目は閉じられている。体中はぼろぼろで、あの宝具の痛々しい痕が目に映る]
シャルロット?
[呼ぶ。消えていない以上、無事であることはわかるのだが、その判断すら出来ずにいた]
ふん。
また来いよ。
次は、戦ろうぜ。
[銃が、自然に掻き消える。
限界、だな。
左手の中指で、眼鏡をつり上げる。]
殺せたかどうか、分かんねぇな…。
ま。
[空を舞う、漆黒の天使の姿を思い起こす。]
あれを撃てたと思えば、今日のところは、いいか…。
キャスター……。先ほどは、援護をありがとうございます。
[キャスターの姿をようやく認めて、礼の言葉を掛ける]
マリアは、シャルロットは、大丈夫、でしょうか。
[シャルロットの方へ視線を落とす。治癒を使いたかったが、魔力が足りなかった]
…大丈夫だ、致命傷までは行ってない。
流石に宝具の攻撃を至近距離で受け続けてたら消滅はどうしようもなかっただろうけど、途中で空に逃れたのが間に合ってよかった。
[治療魔術を続けながら、ソフィーの言葉に答える。
これならば何とか間に合う…が全快とまではいかないだろう。
流石に自分を治療しながらでの同時魔力行使では最後まで魔力が持たない。]
[ボロ布のように横たわっていた。
右手からナイフは消え、背中からは羽が消えている。
左手に、熱で溶けかけたクロスが力なく握られていたが、それもやがてカタリと小さな音を立てて落ちる。
遠くの方で、名前を呼ばれたような、気がした。
焼け爛れた全身の皮膚に、暖かいものを、感じる……]
[自身も息を整え、体内の魔力回復に努める。水ならば、体に含まれている。体内の水分と血流を魔術回路と同調させ、魔力回復のスピードを上げることは、教えられたことではなかったはずなのに、自然と憶えていた]
[倒れた露葉を左腕で抱え上げ、店内へ入る。]
お前、今日は、そこそこ、いい仕事をしたぜ。
クハッ。
[…相手が同じだから、戦うんだろ?
何かが変わると、信じられるから。
殺し合いでも、虐殺でもなく。
「彼」はきっと、そう思っている。]
…さぁ、出番だぜ、甘ちゃんよ。
しっかり、働きやがれ。
[剣呑な空気が、遠のいていく。]
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