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[私が再び目覚めた時、パパの姿は何処にもなかった──。
見慣れ始めた石壁のつめたく暗い室内と私を、1枚の透明な蓋が隔てていた。私は驚いて左右を確かめようとする。私は私の身長にぴたりと一致した透明な箱…──柩に横たわっていた。]
──…待って、パパ!!
行かないで、私はまだ死んでいないッ──!
[咄嗟に叫ぼうとするけれど、相変わらず声は出ない。
ただ、声が出ない理由が違っていた。指一本を動かすにも、身体のすべてが重くて他人のものの様で有るのはかわりはなかったけれど、声が出ないのは喉がカラカラに乾いている所為だった。]
……私は死んでは居ないわ。
[私は心の中で自分に言い聞かせるように呟く。
「本当に?」と言う声が私の中で沸き上がる。
相変わらず、台座の同じ位置にルーサーさんの遺体は横たわっており、あの青い光もルーサーさんのちょうど胸の上に静止していた。
私には私の胸の上にあの<光>は無いように見える。そして確かに肉体の感覚がある。でも、誰かからみれば私もルーサーさんと同じなのかもしれない。彼の胸の上に留まる青い光は、何かを懺悔し何かに絶望しているかのように見えた…──。「マリア…」とかすかに聞こえる声は牧師さまのものだろうか。
ルーサーさんのあの青い光も、やがて色を失い白光と化し、天井から空へと昇って行った二つのように永遠にこの世から離れてしまうのだろうか。私は考える。それにはどれ程の時間が掛かるのだろう。私にはそれがとてもおそろしく思えた。]
[その時、私の柩の置かれた位置から左斜め向う側にあった重い扉が開いた。頑張れば片手で持てるほどの大きさ、つまり然程大きくは無い蓋の無い白い箱──と言うよりはプレートのようなものを抱えた男性が、静かな室内に入って来るのが見えた。
光があまりにも眩しく懐かしくて、私は涙が込み上げてくる事を自覚する。扉は男性の背後ですぐに閉まり、男性は闇の中を慣れた足どりでこちらに向かって歩いてくるのが見えた。]
──彼に私が生きている事を伝えなくては。
──いいえ、私が生きている事が知れれば、逆に殺されてしまうかもしれない。
[戸惑ううちに彼は、私のすぐ近くまでやってきた。
ユージーン・アンダーソン。特徴のある髪型と体格のシルエットだけで分かる。それは、つい先日、叔父の葬儀で世話をしてくれた墓守だった。と、言う事はここはやはり「安置所」なのだ。]
[安置所。その言葉を私が噛み締めている間に、ユージーン・アンダーソンは、私の柩の向かいに位置する台座に、その白いプレートを置いた。
私は当然のようにプレートの中身を覗き込む。
それは──、]
リック!
[…正確にはリックの断片、あるいは残骸。
プレートの大きさは、リックの身体がわずかしか回収されなかった事を示して居るのだろう。私が一目でそれがリックであると分かった理由は、ヘイヴンに一人しか居ないウェーブの掛かった美しい金髪の色のためだった。
リックは店に帰り着く事がなかったのだろうか。それにリックと一緒に消えたウェンディは何処へ行ってしまったのだろう──。ノーマン叔父さんがまさか二人を…?]
…リック、一体何があってそんな姿になってしまったの?
ウェンディは無事なの?
[リックを運んで来たユージーン・アンダーソンも、プレートの上のリックを眺めているようだった。「喰われてしまったなら、どうにもなら無いな。」ユージーンはそう呟くと、私が思い切って口を開く前に扉から外へ出て行ってしまった。重い扉を外から施錠する音が室内に響いた。
「喰われた」と言う言葉を私は口の中で転がした。
──まさか人間が人間を?
リックであった「モノ」の上には、ルーサーさんのような青い光は無い。それは「喰われた」所為なのか、まだリックの光は、発見されなかった身体のパーツと共にヘイヴンの何処かを彷徨っているのか。]
脅しじゃないんだ。
撃つぜ?
[押しつけている拳銃に力を込めた。銃口が彼女の背中にめり込む。傾けられかけた顔を捉えると、彼女の目を覆うように黒く細い布を巻き付け、目隠しとした。
唇に触れる。彼女の口元はどうやら覆われてはいないようだ。]
……………ああ。
こうなっちまうと、あんたを誤魔化すのはかえって逆効果になりそうな気ィするから、あんたに従うとするか。
本来なら「契約」を交わした相手との出来事は、絶対に秘密なんだがなァ……ま、相手はこの世にゃいないことだし、時効ってコトで。
[時折、指先をじぃっと見ながら、ナサニエルは喋り続ける。]
俺は、ユーインと時々セックスしてたんだよ。
ユーインから依頼を受けた上での肉体関係を…って寸法だ。
………「俺と遊んで」という、あいつからね依頼の元にな。
……手間かけさせやがって…──ッ
[彼は──誰が見ているか分からぬ以上、全速力など出せよう筈も無く──それでも許される限りの速度で、目的地に向かって*駆け出した。*]
はあう…っ?
[家に誰が押し入っているのか分からなかった。拳銃の厚み、音の気配を突きつけられ、強盗の類かとネリーは疑った。 そのまま視界を覆われる。]
…そう。兄から、ですか…。
[複雑な表情を浮かべる。それ以上何もいえなかった。
兄と目の前の男が男性同士で関係を持っていたことに対する嫌悪感はこの表情からは伺えない]
兄が…死んだ時…悲しかった?
[私は一旦銃を床に置き、足を開いたまま座っている彼女の腰を抱え上げて前に倒す。俯せになった彼女の胸と顔は床に押しつけられた。]
主のボブはどこだ。
ヤツは何をしている。
[腰を持って尻を突き上げるように出させた。彼女の右手と右足、左手と左足は紐で拘束されたままだ。彼女は身動きできずにただ身をよじるだけだっただろう。
スカートを後ろ側から捲り上げる。顕わになった濡れた秘所に、私は口笛を吹いた。]
わお。ご機嫌だ。
うっ…ああッ!
[誰とも分からぬ人物に、足を広げるよりも屈辱的な姿勢を取らされ、脳裏に迫るパニックを抑え、懸命に状況を把握しようとする。
この人、誰なの…!?]
ボブ?だ、旦那様?し、知りませんッ!
ん………
悲しかったか、か……。
正直、よく分からねぇな。
まァ、あいつが死んだって聞いた時はそれなりに寂しさは感じたが「居た」人間が「居なくなった」という事実として捉えたって感じかなァ。
いや……正直、何の感傷も無いと言ったら無かったし、あると言ったらある。……そんな程度。
[すっかり短くなった煙草を咥えたまま、ハーヴェイの顔に視線をやる。]
俺は別に「愛情」とやらをもってユーインとヤッてたわけじゃねぇしな。俺はあいつの望み……「身体を使って遊ぶ」というのを、あいつが望むがままのカタチで満たした。ただそれだけのことだ。
知らないってことはないだろう。
君をこんな風にしたんだ。
いつもこんなことをしているのか?
ボブの趣味か?
それとも、君か?
[再び拳銃を手にとり、冷たい銃口を鼠蹊部に触れさせた。しっとりと潤い綻んでいる花片を硬い金属の筒が微かに割り開く。]
――命じられて、としても君も満更でもなさそうだが。
[ニーナのことがあって復讐に燃える私の瞳には昏い灯がともっていた。声音は嘲るような感情を帯びる]
…わかりました。…ありがとう、教えてくれて。
[至極丁寧な態度で礼を述べるとベッドから起き上がる]
体調も戻ったし、俺はこれで…。ご迷惑をおかけしました…。
[表情を見られていることは分かっている。極力表に感情を出さないようにするのは骨が折れた]
ボブがいつもどんなことをしているか知っているな?
君も、“同好の士”……っていうより、彼の性の下僕なのだろうからな。
ボブの後ろ暗いことでも、なんでも手伝ってきたんだろう?
“共犯者”ってわけだ。
う…はぐ…
違うわ…!だっだ旦那様は…こんな事をするような人じゃないもの…馬鹿にしない…で。
[はしたなく女性の部分を誇示させられるような姿勢をとらされ、冷たいものが押し当てられる。何かは分からないが凶器の可能性を恐れて明確な抵抗をする事ができない。]
[アンゼリカでのローズマリーとステラの情事。
監禁され暴行を受けたネリー。
父親の腕の中で手品のように命を奪われたシャーロット。
明らかにニーナを狙って放たれた犬。
そして──。
『お父さん……。』
日常とはあまりに掛け離れた事件の連続に
ソフィーの精神は疲弊し、悲鳴を上げていた。]
嵐と一緒に悪いものでも入り込んだのかしらね……。
……ねぇ、お父さん?
私達の周りで、何が起きているの──?
[帰って来ぬ父に問うように呟いた時、ふと気がついた。]
……そういえば、リックとウェンディは*何処かしら…?*
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