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[話はなにか、と問うナサニエルに真面目な表情に戻る。
やや身を乗り出すように、ナサニエルに向かう]
なあ、ナッシュ。
単刀直入に訊く。
生前、シャーロットがここを訊ねてこなかったか?
[ナサニエルの感情の動き一つ一つを見逃さぬよう、その双眸を注視した]
[瀕死にならなくとも、私は何処かで目覚めたかもしれない。私とパパは、ギルバートが訪れなくとも、道を踏み外してしまったかもしれない。
──…私は敢えてその可能性を全否定したいと思う。
けれども、目の前のハーヴは。]
私、ハーヴは。
ハーヴは私にキスをしてくれたけど、既に誰かのもので…──私には手の届かないキラキラした宝石みたいな物なのかなって思ったの。
[ギルバートが現れても、現れなかったとしても。
それは変わらなかったような、気がしてしまった…──。
わたしはそれを、何故だかとても悲しいと感じた。]
……ああ、ちょっと待ってろ。
[そう言うと、ナサニエルはキッチンへと向かう。ギルバートの姿を横目で見ながら。]
ネリー。そこに紅茶あったろ。
そう、それ。取って。オレンジフレーバーのヤツ。
それから、ポットはそっち。
[そう言いながら、ナサニエルはライターに充填するオイル缶を手にした。]
[程なくして、ナサニエルは部屋に戻る。それと同時に、ネリーがオレンジフレーバーの紅茶を持って現れた。]
…俺は…シャロのこと、好きだったよ。
初めて先生の家に行った時からね。
大事に守ってあげたい子だった。
[語る言葉は全て過去形]
でも…ごめんね。
俺は約束を守らないといけなかったから。
それに俺はそんな風に言われるほどいい人間じゃ…ないんだよ。
[約束……自分も死んだ今となっては意味を成さないのだろうけれど忘れることだけはできなかった。そしてそれを違えることも]
[ネリーが部屋を出た時。
ナサニエルはヒューバートの問いを耳にした。]
………シャーロット?
いや、全然。
っていうか、マトモに話したことねぇし。
[小さなオイル缶を振り、ジッポを取り出した。]
[「何を老いていたのか忘れた」と言う言葉に私はひさしぶりに、くすくすと声を上げて笑った。言葉の続きを待つように、またハーヴェイをじっと見つめる。]
「…まだその時は」
そっか、段階的に──変化したんだね、ハーヴは。
私は、心臓が一度止まって──仮死状態のまま安置所へ運ばれて、此処で目覚めたの。
…私が彼等を食べたのよ。
[台座から降りて、白いリックの骨と、床の隅に転がる侵入者の骨を広い集めて、ハーヴに私は見せる。パパとの行為については、一度ハーヴに対する憎しみの波が去ってしまった後では、私は明かす事が出来なかった。
私がスカートの内側に感じているこの愛欲の果ての滴りにハーヴが気付かない事を祈るばかりだった。]
……そうか。
もっと直接的な訊き方になるが――
ナッシュ。
もしやと思うが…
君がシャーロットを手にかけた……
――そんなことはないよな?
[全身が目になったように、ナサニエルの挙動、そこに現れる感情の一つ一つを凝視していた]
ハーヴの事。
……好きよ。多分、今でもずっと。
あなたは綺麗だわ。それもずっと変わらない。
[ごめんねと言う言葉に首を横に振る。
そっとくるぶしまで滴って来ていた、液体を私は左手の小指で掬う。なるべく不自然の無い動作で、小指を私は自分の舌先へ運ぶ。
それは苦い。苦くて同時にたまらなく甘い。]
そう…徐々に…自分が変わっていった。
…正直…怖かった…
急所を避けて何度もゆっくりナイフを抜き差しされるような、そんな感じ…。
シャロも…人狼だったんだね…
そして…蘇って……人を食った……
[悲しそうに呟く声音に軽蔑の色は見えなかった。
そして蘇ったという事実も自分が手にかけたという罪が消えることになるとも思っていなかった]
シャーロットを手に掛けた?
何それ………?
犯されたのか?殺されたのか?
っていうか、ヒューバート、何の話してんの……?
俺、そんなの初耳なんだけど……最初から説明してよ。
[眉をしかめてヒューバートを見る。口角が下がり、口はへの字の形に変わる。]
へ?
……ああ、いや……
……ナッシュ?
[ナサニエルの様子は、予想外極まりなかった。
“プライベート”について話していた時に別段悪びれる様子がなかったのも少々意外だったが、彼はまるでシャーロットが死んだ事実を知らなかったかのようだ]
おいおい、何云ってるんだよ。
シャーロットが殺されたって――
雑貨店で会った時に云わなかったっけ?
あれってまだ、確か昨日のことだぜ?
…ありがとう…。
俺も好きだったよ。君も先生も。
バンクロフト家は…俺に大事な思い出をくれた所だった…
[光は悲しそうに言葉を放つ。
シャロが口に小指を寄せる仕草は大して気に留めなかったのか、今のままでは見えないだけなのか]
[ふと、引っかかることがあった]
なあ、ナッシュ。
……覚えてるかな。
子供の頃さ、ネイの死人ごっこを俺やミッキーたちと一緒に見に行ったことがあっただろう?
あの時――
見たものを覚えているか?
あ、そっか。
すまん……覚えて無かった。
どうにも「記憶」するってのが、苦手で……
ご愁傷様。
娘亡くして、犯人捜し……か?
………って………
[ナサニエルは、席を立った。]
ちッ……プライベートの話とか、俺らしか知らない話じゃねえのかよ!そんなら、ギルバートやネリーにも聞いて貰った方がいいや。密室で取り調べなんて、胸くそ悪ィ話だなァ、ヒューバート!
[オイル缶を手にし、部屋を出ようとする。]
ヘイヴンの人は多かれ少なかれ「そう」なんだってね…。
…──私は安置所で知った。
私は一人で此処に居た所為か怖いと言う感情は思い浮かばないの。
それとも感情が麻痺してしまっているのかな。
でも、これからも。
何があっても、ハーヴの事は忘れない。
[悲しそうな声音、私はそっと目の前で瞬く光に手を伸ばした。
私を大切だと言ってくれたハーヴを、逆に抱きしめたいと感じた。触れる事が出来るのかわからない、と思いながら、光にそっとくちづける。しばらくの間、そのまま私は静止していた。
随分と時間が経ってから、私は小さく首を横に振った。]
──私、そろそろ行かなくちゃ。
…ヘイヴンは…呪われているんだろうか…
[シャーロットの言葉と以前ギルバートから響いてきた声で、ヘイヴンの人間は人狼の血を引いていると知る。
別に対して驚くことではなかったけれども]
俺のことは忘れて欲しいかな。
いつまでも君の悲しい思い出にになるのは…俺も辛いよ。
[そしてシャロには光に見えた自身の姿は…口付けを送ってきたシャロを以前のように優しく抱きしめ、それに応えていた。
そっと体を離してからシャロの「行かなくちゃ」という言葉に問いただすようなことはしない]
…気をつけて。
取り調べみたいで済まない。
気を悪くしたのなら、謝る。
だが、大事なことなんだ。
俺は真実が知りたいんだよ。
ナッシュ。
――“天使”ってなんだ
君はなにを――している
[手懸かりは彼しかないのだ。
真摯な声が背中に追い縋る]
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