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[差し出された拳銃を、始めは戸惑い気味に見つめていたが、やがて決心したように受け取り、震える手でバッグへと仕舞うと]
──…使う機会が無い事を祈ります。
[伏せた睫毛を震わせ、小声で祈るように呟いた。]
[あれからそう長くは経っていないだろう。
何故かそう思った。
睫が震えるのは目覚めの前兆]
…ぁ……?
[いつもなら自由に動くはずの体が動かない。朦朧とした頭で自分の体を見てみれば手首はベルトで拘束されていた。隣にはまたメンソールを燻らせるナサニエル。
煙草のにおいに顔を顰め、力ない視線と言葉で訴える]
…何だよ…これ……?
命狙った相手に追い出されず、それどころかベッドに寝かせて貰っているだけ感謝してくれよな……ッたく。
ひとまずおとなしく寝てろ。
[呆れたような目をして、ベッドに横たわるハーヴェイを見つめる。]
おい、何があった。
単なる悪戯や出来心って類の話じゃあねえよな……?
ついでに、ここ数日でヘイヴンで何があったか教えて貰えるとありがたいんだが。
私もそうだといいと祈っているよ。
どうか、無事で――
[別れ際に、ソフィーを力づけるようにわずかに肩を抱いた。
やがて、エンジン音は雑貨店から遠ざかっていった]
―ダンソック邸―
おやおや。こいつは主人の趣味か?
それとも、君の?
どっちにしても昼日中から随分と――
[足を開いたまま紐で束縛された彼女のスカートの下には小型犬が半分躰を埋めていた。尻尾がバタバタと振られ、後ろ足は昂奮したように、床を敲く。
犬の荒々しい息づかいとくぐもった唸り声。ピチャピチャと水音が響き、女の押し殺した声が微かに漏れていた。
顔を見られぬよう後ろ側からそっと近づいた私は、彼女の背中に硬い金属を押しあてていた。]
――動くな。
[緊迫し感情を押し殺した声が命じる。
その家から一ブロック離れたところに目立たぬよう車を停めた私は、音を立てぬよう家の中へ滑り込んだ。そこで見たものは意外すぎる光景だった。いや――むしろその家の主人の人となりに大きな疑惑を持って訪れた私にとっては、やはりという落着があっただろうか。
そこはボブ・ダンソックの自宅。犬と戯れていたのは、使用人の女性、ネリーだった。]
──ブランダー家・店内──
[遠慮がちにレジカウンターの奥の部屋へと向かう。
陳列棚の陰に黒っぽい塊が倒れているのに気付いたが、視界に映ったそれが何かを把握した瞬間、その場にへたり込みそうになり、慌てて眼を逸らした。]
『何……、アレ……。誰があんな事を──?』
[目にした残忍な行為にざわりと肌が総毛立つ。
刺殺されたと言うシャーロットの事が頭に浮かんだ。]
…礼は…言います。申し訳なかったです…。
短慮に過ぎた。つい…。
[冷めた頭で詫びを入れるが、ユーインとのことはまだ口にせず、最近のことについてだけ、自分が覚えている分だけ至極簡潔に話す。とは言っても自分が知っているのはそう多くもないのだが]
…ルーサーさんが…自宅を壊され、殺されました。
バンクロフトの奥方、エリザさんが土砂災害の事故でお亡くなりに。
そして…アーヴァインさんも死んだという噂を。
事故か他殺か、俺は知らないですけど。
俺も…あまり外には出ないから…
[事実、この程度しか知らない訳なので嘘のつきようがない]
ふぅん………
[口に咥えた煙草の先を歯で上下させながら、ナサニエルはハーヴェイの話に聞き入る。]
あの口やかましい医者に、バンクロフト家のご夫人に、アーヴァインが、ねぇ……死んだか。
いくら水害があって町ン中がヤバイって言っても、家をブッ壊されて殺されたとか、「事故か殺されたか分からない」とかって話は、そりゃあまた穏やかな話じゃねえよな……。
[両腕を組み、背凭れに身を預けてナサニエルはしばし考える。]
ま、それならお前が落ち着かないのも分からんではないよなァ……
ん。教えてくれてありがとうな。
ニーナさん、ソフィーです。
……入りますね。
[声を掛け、遠慮がちに寝室に入る。
ニーナは憔悴した顔でこちらに会釈した。
ヒューバートにした話をもう一度詳しく話して貰い、ニーナの身を襲った恐ろしい出来事を知ると、この町に起きた異常な事件の数々が思い起こされ、只ならぬ気配に密かに身震いした。]
………俺をブッ殺そうとしないんなら、な。
そう約束できるんだったらベルトは外してやるし、あんたが持ってた鍵も返してやるよ。
[ハーヴェイの目を見て答えた。]
─バンクロフト邸─
[玄関に出た使用人と思しい初老の男からヒューバートに取次ぎを頼むが、彼は「生憎と外出中でございます」と言うばかりで行方は教えてくれなかった。それならば、とハーヴェイがここに滞在しているかと尋ねても、「存じません」の一言を繰り返すばかりだ。
その慇懃な態度から、余所者への不信感と警戒感を感じ取り、諦めて早々に引き上げた。
バンクロフト邸の横たわる高台から町へと降りていく私有道路の坂を、ゆっくりと歩いて下りて行きながらしばし考える。]
さて。どうするよ。
忍び込むのは簡単そうだが……この状況じゃ意味が無い。
[マールボロを一本取り出し、口に咥える。]
……そんな物騒なこと、もうしません…よ。
約束…します。
鍵は返してもらわないと俺が家に帰れないんで…
[ナサニエルの目を見ようとはしない。幾分言葉は歯切れが悪かった]
―自宅―
あ、ん、ふ‥ひッ!
[半袖、ベルト付きのブルーのワンピース。上はポロシャツのようになっていて、下はやや長いスカートになっている。ベージュのベルトでまとめている。
エプロンと下着は剥ぎ取られ、はだけられた秘部は小型犬の舌になすがまま、わいせつな愛撫におののいていた。]
んっ、ンンッ!!
[突如、背後に冷たいものを感じた。目を見開き、必死に気力をふりおこして後ろを見ようとする。]
ふぅん………
[ハーヴェイを拘束している革ベルトを外し、彼の両手を自由にしてやった。が……]
ま、鍵はあんたが帰る時に返す。
万が一ってこともあるからな。
あァ、絶対に返さないってことはないから安心しな。
[警戒は解かぬまま、ナサニエルはハーヴェイの申し出を半分断った。]
………で。
あんたの兄が、どうした?
話したくないンならそれでも構わないが……に聞きたいことがあったらどうぞ。
[自由になった手を確かめながら問いかけられたことに半分だけを答える]
……一つ、聞きたかった。
ユーインと…何をしていた?
[懐に落とし込むようなゆっくりとした口調で問う]
──ブランダーの店・寝室──
[一通り話を聞き終えると、疲れを隠せない様子のニーナに眠るよう促し、自分はベッド脇にスツールを運んでそこに腰掛けた。]
──…ふぅ。少し疲れちゃった。
[静かに寝息を立て始めたニーナを見下ろしひとりごちる。
手は無意識に拳銃の入ったバッグを掴んでいた。]
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