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[回転木馬を支える台から、ゆっくりと流れている単調で楽しげな曲はsmall world。曲のタイトルが、かつて同級生とスクールの図書館の古いフィルムメモリの中にあった其れだと気付く。]
ここは、随分暗いね……執事(バトラー)?
[呼び掛けてみたものの、黒革の右手からは何故か応えは無い。
首を傾げて見つめる内に、かすかな音楽に気づいた。そろそろと端に這いより、覗き込もうとする。
唐突に、頭上から柔らかい光が降り注いだ]
[空き地を随分と進みかけて木馬を振り返る。
──と、そこに探そうとしていた少女が、座り込み周囲を見渡す姿が。崩壊を逃れ生き延びた参加者の一人だとするなら、用心するべきなのだろうけれど。]
…彼女は。
[吸い込まれる様に、近付いて行く。]
[光に照らしだされ、細身の人影が浮かび上がる。こちらに気づいてか近寄る姿に立ち上がり、屋根からふらりと飛び下りた]
……こんばんは。はじめまし、て?
[制衣が空中でふわりと広がり、落下速度は奇妙なまでに減衰した。羽毛ように静かに着地し、眼前の姿に声を掛ける]
[つられた様に慌ててギクシャクとお辞儀をする。
慌てていても、それなりに丁寧な動作ではある。]
…今晩は。
ぼくは、あなたが空を飛んでいるところを見た──と思うのだけど。あ、ぼくはEu…geneと言います。
[其処まで言って何を続けていいのか分からなくなり、]
此処は月も、太陽もありません──ね。
──Mundane/dawntown (現実世界/地上) ──
[朽ちかけのプレハブ小屋。負荷に耐え切れず熱暴走で逝ったデッキ。
あと3秒、プラグぶっこ抜くの遅かったら死んでた…とか遠くで聞こえるわけで。
んー…なんかよくわかんね。視界が白黒でちかちかする。
…俺、何してたんだっけ?
てゆっか、俺、何処? これ、誰?
黒猫何処行った?
胸ん中と頭ん中がからっぽで…何か置いてきちゃったような気分。
…ってゆっか、俺…誰?]
わたしは、ニーナ。あなたは、Eugene――良い(Eu)-生まれ(gene)、ね。いい名前だわ。
[そう答えて少し考え込む]
そうだね。もしかしたら、空も飛べるかもしれない。
わたしだけじゃなくて、誰でも。
本当、太陽も月も、星さえも……あれ?
でも、あれは――
[見上げる間に背後で流れる曲が一周し、メリーゴーラウンドの電球装飾が点滅した。真夜中の海の色をした空に、ぽつぽつとおぼろげな光の球が漂い始める。蛍にも似た、けれどより大きな掌大の形]
――ウィスプ? ウィル・オ・ウィスプ?
ニーナ。
…天使みたいで奇麗だった。
飛べる人は居ても、誰もがそんな風に奇麗なわけじゃなく。
世界が崩壊して──ぼくはついて行こうと思った人と離れてしまった。
[一度俯き掛けて、ニーナと同じ様に空を見上げ直す。]
ニーナは、此処での死が、本当の死になると思い…
[問おうとした言葉が途中で止まる。]
[ふわふわと宙に浮かぶそれらは何の目的も無いようにただ辺りを上下し、無いはずの風に吹かれるように漂った。近寄ろうともせず、離れようともせず。
青い発光体を見上げたままEugeneの言葉を聞いて、ほのかに微笑んだ]
それじゃあ、ユージィはその人を探しているの?
[青い、何処か温度がある様な光。何故か、植物園の中で口に含んだ黒く小さな獣型のdata断片の事が思い浮かんだ。]
行き先がわからなくて彷徨ってるみたいだ。
…彼の事は、これから探すかもしれない。
Harveyと言うIDの…多分人間だと思う──をニーナは知ってる?
[頬に当てた右手は革の感触。記憶を問いただすように唇を噤んでみても、思い当たる名は無かったが――]
知っているの、かもしれない。もしかしたら、“前の”私か、その前かもっと前か――私のうちの、誰かが。
[目の前に手を持ってきて眉を寄せた]
けど、その記憶、保持しているのはこの人なんだよ。
私の執事(バトラー)。……眠っちゃってるのかな。
……この、人? うーん。
[自ら口にした語に悩んだように難しい表情になって自問する]
ひと、なのかな……。
ユージィの言ったHarveyも、人間なのかどうか判らないのね? どうしてなのかな……。
[右腕が執事なのかと首を傾ける。
記憶が無いと言うNinaの言葉が、なぜか寂しさの様なものをGeneに感じさせる。そっとNinaに触れようか…悩んで手を止める。]
何時も、ぼくは似た様なゲームに参加して、他の人よりも精神=肉体のシンクロが高いのか、よく、現実世界の肉体が意識を失う程の損傷を受ける事があるんだ。Mamがスクールから追放しないのは、レアサンプルだからなんだと思う。
でも、記憶はずっと継続している。忘れない。
記憶が無いのは──心許ない…ね。
【なにがぼくはさみしいんだろう】
[Ninaの手袋を睨みつけている表情に、なぜか困った様な*笑みを返した*。]
[幾度と繰り返されるAttackが唐突に停止する]
[動きを止めたLutherに彼女は問う]
──何がしたいのよ、アンタは。
[動かない彼に歩み寄る]
[以前に話した時との差異──"仮面"を指で辿り]
────。
[そ、と。"仮面"に手をかける]
[その下からは休止に陥り目を伏せるLutherの"顔"]
[手の中の"仮面"を眺め思考]
……こんなモジュール、あったかしら。
攻撃しないと約しながら問答無用で攻撃してきたり、訳わかんないわね。
あたし、何か気に食わないことでもしたかしら。
[とんでもない方向へ伸びる思考はそのまま言葉として流れ]
["研究所"の一角に、見覚えのあるギミック]
[現実世界の"端末"を模したそれに彼女は苦笑]
──あったわね、そういえばこんなものも。
["仮面"をその傍らに置き、届くかどうか判らないメッセージを"端末"に入力]
────────────────────
To A.
少しは自分のAIの面倒くらいみたらどう?
From A.
────────────────────
……無意味なことかもね。
[独り言]
[足元に控える獣に笑み、毛並みを*撫でた*]
・・・・・・
[行動を停止したlutherと、その後何かを端末で調べ始めている女性を確認する。
どうすればいいのか。どうすれば解決するのか。
そう、その女性がプログラミングに精通しているかのような発言をしていたのを思い出す。もしかしたら。僅かな望みを託し、彼女へと近づいていく]
今、いいかな。
貴方に、相談したい事がある。
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