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―― 現実世界/中央部 ... 都市銀行 ――
[物音一つしないフロア ... AIが店舗管理するこの店はまるで廃墟 ...]
今なら、億万長者になれるかしらね、フフフ。
[オードリーは、富裕層向けの打ち合わせスペースに腰掛けると、トビーから受け取ったデータの読み取りを開始する ...]
ふうん。
[痛し、痒し、といった面持ち。]
―― 現実世界/中央部 ... 都市銀行 ――
まあ、こんなものね。
それより ...
[彼女は銀行のデータベースを開くと、サーから渡された紙幣の照合を始めた。]
さて、何か分かるかしらね ...
[黒の背景にライムグリーンの文字で * ゙NOW LOADING ... PLEASE WAIT ...゙ *]
―― 現実世界/中央部周辺 ――
一体、どういう事・・・・・・
[無機質な物ばかり稼動し、生命は全て停止した町並み]
信じられない。こんなことが起こるなんて。
[ネットワークの異常。町の停止。この風景はもしかしたらこの世界の”終末”に最も近いのかもしれない]
・・・・・・
[立ち止まり、思考を整理する。
自分が最も効率よく、核心に触れる事が出来る方法を]
研究室に戻って、アクセスしてみるしかないか。
[非力な現実よりも、ネットワークの中のほうがバハムートを所持している分有利。
そのまま急ぎ足で*研究室へ引き返した*]
―― 電脳世界<Utopia>/Closed・Tower Garden ――
ま。"ここ"にはおじさんがいるから、後で情報を融通して貰うって手もあるどね。
二人が、組んでなければだけど。
[地図を展開して西部区域を眺める。無機質なラインと僅かな色で形成されたそれは、ポイントすればそこに名前を映し出した]
ここが、空中庭園。
ここが、マーシュって人のとこ。マーシュの点は映ってないのよね。動いてるのに。
おじさんの連れてたAIの二人もなかったけど。
[復唱しながら、ポイントして確認する]
やっぱり、手紙の持ち主だけ映ってるみたいだし、映る理由としては"手紙"が一番納得は行くけど、"手紙"がそもそも選ばれて出されたものなら、その選ぶ要因になったものが理由かもしんない。
[不可侵領域――。少しだけ聞こえたトビーの言葉を思い出し]
関係あるの、かな。
[小さく*呟いた*]
―― 電脳世界/Closed・Tower Garden ――
選ぶ要因か――。
[メイが自分自身へ問いかけるように漏らした言葉を、トビーはリピート。]
となれば――各人の事を調査し尽くしている可能性があるという事だね。
困ったな。
僕の副業の事はあまり知られたくないのだけれど。
[メイから断られた林檎を少し掲げ、ぐるりと手首を捻るようにすると、無数の黄金の燐光/噴水から落ちる流線型の飛沫と化して消えた。地に落ちる前に、薄れ、消える。]
そう言えば、嘗て聞いた事がある――。
僕は御伽噺だと思っているけれど。
このUtopiaの創成期、黎明期。今では忘れられ喪われ剥奪された不可侵領域へのアクセス方法があったと。尤も、その内容なんて誰も知っちゃいない。
不老不死が可能ではなかった時代――知識は当時の長老(エルダー)から死と共に忘れられる。
遠い遠い過去の、伝説のような話だ――。
情報を記録出来なかった時代、旧き良き時代の記憶というのは過去人々の記憶の中でしか保存出来なかった。
或いは、遺伝子の中に保存されて、特定条件/特定年齢時に特定動作をさせるという事があったとしても、遺伝子を齎した両親が経験した事実や言語というのは再生不可能だった。
[人の事を話しているのに、それは何処か無機質なAIの事を話しているようだった。]
喪われた民族/喪われた言語は戻る事はない。
だからこそ、本来の人間の寿命で換算してたった2世代前の事であったとしても、人はその時代を神話と呼んでいた。
今では考えられない事だよ。
隠匿の時代ではあるけれど、
今は喪われる事というのはないのにね。
ああ。では、一度Irvineの塒を見に行ってから、
マーシュ邸へ行ってみよう。
―― Closed/Tower Garden→*the Inquistion* ――
―― Utopia/Closed・Tower Garden ――
[トビーの話を聞くと]
ふうん……。
不可侵領域へのアクセス方法を、今わかってる人はいない、のよね。
昔ならわかってたのかもしれない。
今は、わからない。
その方法が、あたしたちに遺伝として残ってるかもしれない。その情報を取り出すことが出来れば、それらを組み合わせて不可侵領域に入ることも可能?
でも――。
遺伝とか持ってなさそうなAIも手紙は受け取ってるわけか。
それか、AIの中にもその情報が何らかの意図によって欠片が埋もれてるとか。
うーんうーん。
[頭を抱え、数瞬後には顔を上げた]
やめた! そういう難しいのはまだ考えない。
じゃ、Irvineのとこ、行ってみよっか。
── 現実世界<Mundane>/西部・マーシュ邸 ──
…相手が、資産家アンドリュー・マーシュとは言え、こんな非常事態にお仕事なんて、さすがはKosha Cybernetics社の社員ね。
即刻、この屋敷のバイオロイドを回収対象にしなきゃ。
[ハスキーだが艶のある女の声が、UGVに乗り込もうとするヴィンセント・キャロの背中に投げかけられる。それは、ほぼ完璧に再現されたシャロンの口調と音声だった。]
──と、シャロン・ロックならきっとそう言うわ。
友人から見せてもらったばかりのドキュメンタリー番組用のデータに映っていた人に、遭遇するとは思いませんでした。──ヴィンセント・キャロ。
[白いボディスーツ姿のセシリアは、地図を仕舞いながら無表情のまま首を傾けた。]
遺伝子に――…だって!?
ああ、その事は考えていなかったけれど…もしかすればもしかするのか。
[双眸を細め目尻を吊り上げ、ぶつぶつと呟く。]
可能性としてないとは言い難い。
僕が先程話していたのは、単に過去どのように人類の形質が後世に残されて行くのか、
そして、言葉や言葉の代わりになるようなものが残されていないのであれば、後世に伝わらないという事を話していただけだったのだけれど。
旧世界の非効率的とも言える時代の事を。
もし今メイが言った事がそうなら、
僕達が集められたという理由に繋がる。
[メイの促しに頷き、揃って"the Inquistion"――IrvineのClosed spaceに転移した。]
[瞬時][二人の目に現れた光景とは]
―― Closed/"the Inquistion" ――
[半壊し今にも空間が崩壊しData屑と化していきそうな危うい、"審問所"がそこにあった。]
酷い有様だ――…。
ここに探すべきものはなく、精妙たる存在はいずこかに消えている。
[口元を緩い「ω」に緩ませる笑み。細めた双眸の所為もあり、皮肉的な笑みに見えなくもない。]
扉が瓦解している。
もうもたない…――早く中に入って調べよう。
[扉の脇を通り過ぎると、硝子のようにはらはらとクラスタが零れ落ちる。中に入ると、無数の書類が破損したまま床に投げ出されている。茶色く変じた(これは古い紙を演出するため、わざとなのだろうか?)書類の中に、結晶化した――右胸がパックリと開いた外装(アバター)の男が見つかった。]
……結晶。
[右胸の状態は正にそうだった。]
遺伝子に記憶が残ってる感じ?
まあ、生きていくうえでの「本能」の部分なら遺伝子に情報は蓄積されるんだと思うんだけど。
さすがにUtopiaって人間が生まれてからの歴史じゃ極浅い部分だし。
AIだけじゃなくて、人の遺伝子にもそういうのを強制的に憶えさせない限りは無理よねー。
[うんうんと頷きながら口にして。IrvineのClosed spaceへと転移する]
―― Closed/"the Inquistion" ――
[トビーの後から中へと入り、恐る恐るといった感じで落ちた書類を手にとり]
書類とか広がってるけど。
目的は別のもの、なのかな。
[ちらりと書類を見てすぐに投げると、Irvineへと近寄る]
まあ、姿が残ってる状態なだけでも、良かったのかな。
強制的に憶えさせる。
――…それが、例えば一人の人間として作られたとして。その後、誰かとの婚姻により、血の薄まり――があったとする。広まるもの達――…。
それでも、それらをかき集めれば元通りの一つの形となり得る。――馬鹿馬鹿しい話にも思えるな。
それなら、AIが集められた中に入っている理由にはならない。
それとも逆なのだろうか。
メイが今話したのが真実?
様々な要素を集める事により、一つの形を成り立たせようと?
[結晶を調べながらもぶつぶつと呟いていたが、]
だが――…"彼"は此処に居ない。
―― 現実世界/中央部 ... 都市銀行 ――
[紙幣の照合を行っていた端末がローディングを終え、結果を表示する。赤い WARNING の文字 ... アクセス権限がない、Classification には "S2" ... ]
あらあら、困ったわね ...
これって、平時だとセキュリティが飛んできて、囲まれたりするのかしら。フフフ
[億劫そうに ... ]
基幹システムをクラックするか、"あっち" にダイブするか ...
[ため息 ... ]
― 現実世界<Mundane>/西部区域:マーシュ邸→UGV車内 ―
あれが浪漫ねえ――
[マーシュ邸を出て駐車してあったUGVの前列シートに乗り込む。
あの格好のまま腹上死したなら、発見時の様子はきっと語りぐさになるだろう。
メイの口ぶりに思い出し笑いを浮かべ、隣の双子に行き先を指示しようとした時だった。
突然後部坐席から聞こえた声に、心臓が飛び上がりそうなほど驚く。]
なななななんだァ――っ!!?
[双子は俺の驚きをよそに、UGVを急発進させた。後ろを向きかけた不自然な体勢のままシートの背もたれにつんのめり、うひいと苦しげに声を漏らした。]
[右胸の結晶に触れる。触れても壊れはせずに]
もし襲われたのなら、Irvineの記憶に情報残ってるとかないのかな。
網膜は最後に見たものを映してるとかさ、昔のミステリーとかでなかったっけ?
ま、ここがこの状態じゃ無理、かな。
[立ち上がり、辺りを調べ始める。彼が集めていたらしい資料を見る。破損が激しく、読み取れる箇所は少ない]
やっぱり。ここに元々あったものじゃなくて、Irvine本人が目的だった、って見るほうが自然よね。
どうでも良さそうな書類ばっかだもん。
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