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酒場の看板娘 ローズマリー に 5人が投票した
書生 ハーヴェイ に 2人が投票した
美術商 ヒューバート に 1人が投票した
見習い看護婦 ニーナ に 1人が投票した
酒場の看板娘 ローズマリー は村人の手により処刑された……
次の日の朝、見習い看護婦 ニーナ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、流れ者 ギルバート、修道女 ステラ、冒険家 ナサニエル、書生 ハーヴェイ、美術商 ヒューバート、見習いメイド ネリー、新米記者 ソフィーの7名。
[ヒューバートがステラに何か渡している。
手元を見ると、それは見覚えのあるカードケースだった。]
『あれは──…。』
[ネリーを倉庫で発見した日、付近に落ちていたものだ。]
『そう言えば、何故ステラさんがあそこに──?』
[ソフィーは心がざわめくのを感じた。]
―雑貨店―
[ここにはちょうど大勢の人の姿が揃っていた。イアンのことを知る者がいないかを聞くよい機会だっただろう。
ややあって、私は口を開いた。]
なあ、みんな。
悪いんだが、イアンがどこへ行ったか心当たりがある人はいないか?
[酒場で姿を見たのを最後に、ずっと姿を見ないことなど状況のあらましを知る限り話しながら問いかけた。]
あの、ステラさん──…。
[思い切って、戻って来たステラに声を掛ける。
彼女だけに聞こえる小さな声で]
昨日の朝、此処に───……、
…──いえ、やっぱり……、何でも…ありません。
[昨日の事を訊こうと口を開きかけたが、何故か訊いてはいけない事のような気がして、ぎこちない微笑みで*誤魔化した*。]
イアンさんですか?イアンさんって、ソフィーさんのお父様ですよね…ごめんなさい、ちょっと私は分からないですわ…
[ネリーは真摯な翡翠の瞳をヒューバートに向けた。]
イアン………?
誰だそりゃ………。
[しばし考え込み、そして思い出した。]
あ。そうか。
ソフィーの父親のことか?
さぁ………すまんが俺は知らねぇなァ………
――雑貨屋――
[様々な思いをめぐらせていると、ふとバートからソフィーの父、イアンの行方について訊ねられた。
彼の話だと、イアンはわたしが席を外した後から姿を晦ましているらしい。]
『酒場から…姿を――』
[その言葉を口の中で反芻させながら、ふとわたしの視線は無意識の内にローズへと注がれていた。勿論今度は誰にも気付かれないようにすぐに逸らしたのだが。]
所でイアンって…自分から何処かへ行こうとする気力と体力が…まだ残っていたの…?
[雨の中、ようやく家から連れ出してきたときの様子を思い出し、わたしは不思議そうに尋ねた。その問いにどのような答えが与えられるかは、何となく解り切っていたようには*思えたけれど…*]
ソフィー、どうしようか。
ここへ来るまでも一通り町の中は見てまわったが、今のところ姿が見られないようだ。
山や森の奥深くに迷い込んでしまったのなら、町の人々に働きかけて大勢で山狩りしない限りは……難しいかもしれない。
ただ、今の町の状態が状態だからね。集められる人の数を考えると、効果があるかどうか……。
[なにか方法がないか、思案を巡らせる]
そうだな……
イアンの匂いがついたものはあるかな。
猟犬がうまくすれば、探し当ててくれるかもしれない。
さぁな………
[最後に見たのはいつだったかも覚えていないイアンの姿。
あのヨレヨレとした爺さんが全力疾走で森の中を駆け抜ける姿を無意識のうちに一瞬だけ想像し、慌ててそれを脳裏から掻き消した。]
何処に行ったかは知らねぇけれど、あの爺さんの脚じゃ遠くに行けるようには思えねぇ……。
[ステラとナサニエルのイアンへの疑問は、言われてみればその通りだった。そもそも、彼はそれほど遠くまで行ける状況だっただろうか。
しかし、そのことを考えるといずれにしてもあまりよい結論に辿り着かない気がして、今現在まだしもとりうる方法を考えてみる他なかった]
[ネリーはナサニエル、ステラやハーヴェイ、ヒューバートの言葉を聞いていた。]
いえ…私、イアンさんはもう何ヶ月も見たことがなくてどんな人だったっけと…
あの、私もお手伝いさせてください。
[リックの遺体を見つめ、彼の名を繰り返し呼ぶうちに、私は…──。]
…だめ。
私、あなたが目覚めるまで待つなんて、耐えられないみたい。
[私は渾身の力を込めて身を起こし、透明な柩の蓋を持ち上げて開いた。スカートがしゃりしゃりと音を立てる。這いずりながら台座へ降り立ち、肩からほとんど滑り落ちるようにして、床へ降り立った。
床からリックの遺体の乗せられた台座までの距離が、永遠のようにながく遠く感じられた。白い衣服を汚しながらリックの遺体の乗った台座に這い上がるまで、どれ程の時間を必要としたのかわからない。
どうにか、まだ新鮮な血肉の匂いの源にたどり着いた時、干涸びそうなほどカラカラだった私の口内は、唾液が滴り落ちそうなほどに濡れていた。]
リック……。
あなたを私に頂戴。
[言葉と共に透明な唾液がリックの上に滴り落ちた。
闇の中みる私の指先は蒼白過ぎて、自分のものとは思えなかった。
真珠貝のように私の爪が輝き、何時の間にか鋭利なナイフの切っ先のように形を変える。
私は腹這いに寝そべったような姿勢のまま、ささやかな質量しかないリックの肉を切り裂き、両手と口元をその血に染めながら、はしたなくむしゃぶりついた。
柩からこちらの台座に辿り着くまでの時間を考えると、それは一瞬の出来事だった。私は次に左手でウェーブの掛かったブロンドの髪を掴み、壊れた頭蓋の裏にこびり付いた脳髄を啜ることにした。]
[私はリックの頭蓋の裏を何度も何度も舌でなぞり、味がなくなるまで舐め尽くした。私が欲しかったのはこれだ。]
甘い。なんて甘いのかしら。
…もっと、もっと欲しいわ。
これだけじゃ、足りない──。
[足りない──と呟きながら、私は瞬きを繰り返す。きっと私の瞳は闇の中でギラギラと輝いているのではないだろうか。
プレートの最奥に、リックの足首とおぼしき部位がまだひとつ残っている。私は腹這いのまま、さらに奥へ進みリックの足首を掴んだ。床を這い、プレートに滲んでいたリックの血で染まった、お気に入りの薔薇柄のシフォンブラウスは酷い有様になっているだろう。
力を入れた際に押さえ付けられた下腹部にまた甘い痺れが広がった。
私の中で、液体が泳ぐ…──。
私は口内とは別の場所をまた別の涎で濡らしながら、肉の薄い部位を歯で裂いて、やはり骨だけになるまで喰い尽くした。]
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