情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[...は少し寄り道をして殆ど使うことのなかった自分の部屋へ。他の部屋よりも簡素なそこはとても落ち着いた色彩でまとめられている]
あった。これ、もっていきたかったんだ。
[...が手に取ったのは「星の王子様」よほど読み込んだのか、拍子は擦り切れて古ぼけていたけども。...は苦笑しながら]
…大の大人が、こんなもん読むなんておかしいだろ?でも小さいころからずっと読んでいて、どこに行くにも持っていくようになってた。
ぼこぼこぼこぼこ。
[目をぎゅっと瞑りながら振り回す腕がやけに当たりまくる]
ぼこぼこぼこぼこ。
・・・ちらり。
[恐る恐る目を開けてみれば、全く無関係な既に倒されている警備兵の腹を殴っていた]
・・・あっ。
[更に気付けば、拘束されていたはずのクインジーがアレの背後に回り、腕を捻り上げている]
・・・やった!
ああ。
ずっと……
[笑みを浮かべ。]
愛してる
[囁いて、]
[落ちた手を、そっと掴んで、口付けて]
[首筋を飾る紅い花を、もう一つ。]
[漸く呼吸を正常に取り戻して顔を上げれば、既に事は終わっていて。
警備兵を打ち倒したラッセルに、何時の間にかアレを捕らえているクインジー]
…………あ、あれ?
[...はギルと広間への道を歩きながら更に続ける]
王子様とキツネの話、知ってる?
お互い最初は他の何万ものキツネ、人間と同じ存在だったのに、一緒にいると離れられない存在になるってやつ。
冒険やってるとさ、結構他の冒険者の訃報とか、聞いたりもするんだよな。一日でも一緒に語ったりした奴だったりもするんだけど。
一日でも一緒に過ごせば俺の中では楽しい大事な思い出になるのに、知らないうちにそいつらは死んでいくんだよな。ホント、やるせねぇよ。
最初ここに来た時、不覚にもここにいたいという感情が出てきた。お前らとだったらもっと話していたいって。
あ、忘れてた。
[大した量でもなく、広げた様子もない荷物をひょいと取る。
そのままナサニエルの後を追い、初めて其の部屋に入って]
…うっわ、俺も改装してもらうんだった。
[慣れた色彩ばかりが満ちる内装にぽつり]
[ナサニエルの手に納まった一冊の本。
そのタイトルに少し驚きはしたけれど]
…こっから出たら、読ませて貰ってもいいか?
昔読んだっきりで全部忘れちまったよ。
[囁かれた言葉に、今はただ頷いて]
[首筋に走る僅かな痛みに息を呑めば、反動で漏れる吐息は甘く転がり落ちて]
私も――愛してます…。貴方を…
[取られた手に施された唇の余韻に浸りながらも…]
[僅かにざわめく屋内の様子に耳を傾け――]
名残惜しいですけど…そろそろタイムアップ…と言う所でしょうかね…?
[至極残念そうに微笑んで]
[アーヴァインに向かい]
ここの鍵は、素人を捕まえとくには十分だろうが、プロにとっちゃ赤子の手を捻るようなもんだ。
俺を捕まえておきたかったら、裸にして縛り上げて24時間監視をつけとくんだな。ボディチェックだけじゃぬる過ぎる。
もっとも、あんたたちに見張られてる状態で枷を外して、牢の鍵を開けに行くのは無理だったんでね・・・この子達に感謝、だ。
大丈夫!?怪我とかない?苦しそうだけど・・・
[...は急ぎグレンの元へ駆け寄る。
顔を上げた彼の視線をなぞってクインジーを見れば、もう大丈夫とばかりに不敵に笑う姿に、ニヤリと返す]
耳が痛くなる以上の効果はあったってわけだね!
[グレンを支えて助け起こそうとしながら]
どういう手品使ったんだろうね・・・クインジーさんてばあそこに拘束されてたはずなのに。
・・・アレがあんまり気持ち悪いから、椅子サンも協力して離してくれたのかな?どちらにしろ・・・
[アーヴァインに向かってプロを捕まえておくための講義など始めたクインジーを、不安な気持ちの取り払われた表情で眩しそうに見つつ]
きっと僕たち助かるよ!
そう、だな。
[火のついた体が、本当はそんな簡単に、]
[落ち着くわけはないのだけれど]
……そろそろ、脱出、かね?
[身体を離して、]
続きは、また?
[残念そうな様子に笑って、立ち上がる。]
[脱ぎ捨てた衣服を、二人分、拾い上げて]
のんだくれ ケネスが「時間を進める」を選択しました。
>>85
あぁ、いいよ。…もう俺には必要ない本だし。
俺さ、ただ終わったり分かれたりした後の虚しさを感じたくなかっただけなんだよね。
お前らと思い出共有するのを逃げたかっただけだったんだ。
こんなんだったから、人も好きになれなかったけど…人って変わるもんだな。
あんなキスでコロっとかわっちまう。
[ふとギルを見やり]
なんでこんなに好きになれるんだろうな。
なんで今まで知らなかったんだろうな。
[最後はやや自嘲気味だったけれども。向き合い、背伸びして口元へキスを送る。しっかりと目を合わせて、今度こそちゃんと伝えた]
好きだ。ずっと、そばにいてくれな。
冒険家 ナサニエルが「時間を進める」を選択しました。
あ、大丈夫、です。今は。
[自らを支えるラッセルに、ぺこりと頭を下げて。
最初は遠慮していたものの、好意に甘えることにして]
……い、いや、おれはなんにも!
[耳に入ったクインジーの言葉に、慌てる]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新