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[イザベラの提案に緩やかに被りを振り治療は必要ない事を示し、顰められる声に其方を見詰め思案気に眼差しは遠退き、先程の光景を思い出してか庫内へと顔を向ける]
さっきの連中にはバイオームの件も話した。
此処に押し入る奴が居る時点で、余り意味も無いだろうけど、必要なら緘口令でも布くと好い。
[イザベラに問われるナサニエルへと視線を移し]
疲弊し追い詰められたら、誰しも何をするか判らない。
[冷やしておけと云われ熱ぽい頬へと片手を添え瞬いた]
[聞こえた人の声にそちらへと足を向ける。いつもの道順から外れることなど今迄無かったが、無意識だった。イザベラの姿を認め、目礼を向け]
…何かあった?
……怪我人……………。
[と、ギルバートを称しちらと見遣る。控えめな視線]
まるで暴動の後みたい。
[イザベラの声に振り向き、一拍その表情を見つめると思案気に宙を見て]
バイオームの件は指示の通り通達は控え、スリープカプセルは修理中であることだけ。
使えないことはどうせバレるが期間を伝えてしまえば不安を煽ってまた騒ぎが起こる。
[期間のごまかしは担当者の腕に頼るところだろうか。]
補給衛生のことは伝えてもいいかもしれない。
半月程度なら絶食となっても死にはしないから。
まだ絶望的ではないと思える。
勿論、体力のないもののカバーも考慮。
[空腹で騒ぎが起こるのはまだ先になるはずで。]
他、確認中のことは確定してからかな?
ざっと考えただけだが、意向があるなら副船長の判断で。
[ギルバートの言葉に、口の端が皮肉に上がった。]
あら、修復不可能だってことも話したの?
[作業をする船員を慮り少しだけ声を下げた。]
まあ、最初に口止めできなかった時点でアウトなんだけどね。
[ため息には、彼女を良く知る人間にしか判らない程度の苛立ち。
頬に手を宛てる男ちらりと視線を向け、庫内に立ち入った。
片付けを続ける船員に二言三言話し、ボトルに入った水を貰い受ける。
冷えたそれを、ギルバートに差し出した]
これで冷やしたら?
幸いなことに、水は潤沢にあるの。
この状態が続けば通達をしようとすまいといずれは
そこかしこで騒ぎが起こるだろうけど――
まだこちらも情報を集めてるところだし、
何か糸口が見えればその都度対応を考えられる。
とりあえず今は、開示情報を選べば数日は抑えられる。
[ギルバートに言ったのか独り言かは不明。
船長の不在はこちらも頭を悩ますところ。
頬を押さえるギルバートを見て]
医務室、イヤか?
[何となく問う。]
[セシリアの姿を見つけて片手をあげる。]
暴動……みたいなものかもな。
[嘘かホントか曖昧な表現。]
どちらにせよ、ここはもう大丈夫だ。
[薄く笑み]
[新たな気配と声に視線を移せば控え目な視線は刹那交わり、セシリアの怪我人と云う単語に緩やかに瞬き、自身を示していると気付き無表情に頬に置いた手を動かす]
暴動の後だから。
[手をおろし庫内へと促す如く一瞬だけ視線を投げ、ナサニエルが口を開くのに其方へと向き直り、思案気に首を傾けて、イザベラの口角が上がるのにも矢張り悪びれもせず瞬き一つ]
人数が多ければ多いだけ、日程が長ければ長いだけ、食料は減っていく一方だし、混乱は否応無く広まっていくだろうから、判断は早いに越した事は無い。
早急になんらかの通達をして、一時的であれ状況鎮圧の処置が必要だろう。
[イザベラの纏う気配の微かな変化に目を細め、差し出されたボトルを受け取る]
水だけでもあって良かった。
使えない…、修復不可能…、最悪。
[聞こえた言葉の端々を繰り返し、誰へとも無く呟き]
水だけはあるなんて、皮肉。
[定時に入る筈の同僚からの連絡が無かったことを思い出した。]
副船長。交代の筈のオペレーターから連絡がない。
船内に放送を流しても?
それとも黙って探した方がいい?
効率がいいのは前者だけど。
[探しに行く気はあまり無い様で、インカムのスイッチを切り替えようと]
暴動…みたいなもの?…本当に暴動?
[ナサニエルとギルバートから返る言葉に首を傾げ。曖昧な表現を使うナサニエルを軽く睨んだ。それも一呼吸の間だけ。特に興味は無いらしく]
おさまったなら、どちらでも構わないけどね。
[ナサニエルの言葉に少し考え込んで、皆の顔を見回した。
通路からやってきたセシリアには皆が事情を説明するのに任せる。彼女はオペレーターだし、そもそもの事態を知っている。情報を隠す必要はないだろう]
ああ、こういう面倒な決定は船長に任せてきたんだけどな。
[悪戯っぽく笑い、ため息を尽きながら髪を掻き上げた]
そうね。脱出艇があることと、補給衛星については伝達しましょうか。
衛星迄の日数は伏せておくわ。
食料の問題もあるし、弱いものは先に脱出艇を使って脱出させる。
セシリア、船内回線で通達をお願い。
既に薄々危機を感じている連中を相手取り、巧く騙して食料の代わりと成る安寧を与えられるなら、混乱回避の為の情報隠匿は別段に構わないだろう。
下手を打てば余計な混乱が生じるだろうけど、其処は――…イザベラの腕の見せ所。
[船長の所在不明は聞かずとも放送の入らない現時点では無意味と、水を呉れたイザベラの名を挙げながらボトルの封を開ける事無く頬に当て涼を得て、熱ぽい頬を冷やしつナサニエルの問い掛けに暫く彼を見詰め]
ナサニエルは好き?
[逆に問い掛け、セシリアの言葉と行動にちらとイザベラを見遣り、けれど神経質に成る必要も無いと思っているのか口出しする気はなさそうで]
足元も見ずに足掻こうとした奴が居ただけ。
[言って、セシリアを見れば逆に問い返され目を瞬いた]
オペレーターが行方不明……?
船長といい、非常時に何をしてるのかしら?
個人用端末は繋がらない?
[嫌な予感がした。笑顔が、わずかに曇る]
[セシリアに睨まれてもさらりと視線を受け流し、
結論に達した様子を見れば一つ瞬き視線は中空へ。
イザベラの回答を聞けば肯定の意を見せる。]
いいんじゃないかな。
俺は大雑把に考えてみただけだし。
[有る程度の答えは彼女の中にあったはず。
ギルバートに問い返されればほんの僅かキョトンとし]
好き、ではないな。
嫌いでもないけど。
[必要があれば行くだけだから。]
[イザベラの言葉に瞬きで頷いて、インカムのスイッチに指先をあてる]
脱出艇について、補給衛星までの距離は伏せて…通達了解。
[問い返されるとその指先を離し、手を下ろし]
……個人用端末には三度呼びかけた。応答は無し。
時間帯は、勤務時間・休憩時間・その他に呼びかけているから端末が手元に無いことはありえない。端末が手元に無いというよりも、端末の傍に本人が居ないことが考えられる。
つまり、独断専行での脱出の可能性あり。
ポッドの確認を要請…したい。
[可?と小さく口にして、首を傾げたままイザベラを見遣る。
その瞳に迷いは無く]
[インカムのスイッチを入れるセシリアににこりと微笑む]
バイオームが汚染され、食料に不足が出たので、弱いものから随時脱出艇を使用します。
他の乗組員は、衛星から食料を補給する迄、食料制限を行ないますので、協力をお願いします。
脱出艇の使用者を選ぶので、各部署の責任者は、ミーティングルーム迄集まって下さい。
他、船員は各自の持ち場を離れないこと。以上の連絡をお願い。
[首をかしげるセシリアの話を聞き終えると、一つ頷いた]
良いわ。
但し、報告は私か船長に上げるように。
[イザベラが決断を下すのに瞬きを一つ、視界の端でナサニエルの表情が微かに崩れるのを見止め、返される答えにもまた瞬き一つで応え、更に暫く思案の後に口を開き]
――…光ばっかりだ。
[自身へと投げ掛けられた問いへの回答に、震える口唇が小さく呟いた声は漸くナサニエルに届くいたか如何か程度の大きさで、他の者の鼓膜を震わせる事は無かっただろう。
イザベラの眼差しに顔を向け緩やかに瞬き、頬に当てていたボトルを開けて水を一口――口の中に薄らと血の味が広がる――楽しげな彼女の瞬きを首を傾け見詰める]
健闘を、祈ってる。
[セシリアとイザベラの遣り取りに視線は室外――廊下の闇を透かす透明な板の向こう――へと移り、会話を聴いているのだかいないのだか、ボトルの水を更に一口]
――…
[音も無く微か口唇だけが震えた]
あまり情報を隠しても不安になるけれど、不確定な情報を徒に流すのもまた不安を煽るわ。
何かあったら、船内放送を使う前に責任者の指示を仰いで。
もしくは、私や船長に直接連絡してくれて構わないわ。
[ようやく、場の片付けを終えた船員たちも含め、その場の面々に言うと、笑顔のまま、ひらりと手を振る。]
じゃ、私はもう一度船長を探して来るわ。
これだけ連絡しても繋がらないなんて、回線遮断して寝てるんじゃないかしら?
[悪戯っぽく笑うと、相変わらず光り続ける通信端末を確認しつつ、食料庫に背を向けた]
[以上、と聞こえると微かな相槌を打って]
了解。通達する。
………報告は、副船長か船長に。必ず。
[再びインカムのスイッチに指を当て軽く力を添える。船内放送に切り替えて]
こちらオペレータ・セシリア。乗員へ。
バイオームの汚染について通達あり。バイオーム汚染により食料に不足が出たため補給衛星への到着まで配給制限を行う。
体調の優れない者は随時、脱出艇にて送還する。脱出艇の使用者を選定するので各部署責任者は、ミーティングルームに集合のこと。
その他の乗員は持ち場を離れず通常任務にあたること。
…以上。
[個人回線に切り替えたインカムから手を離してイザベラに向き直る]
これから、脱出艇の使用状況確認を。
[言葉すくなに告げて、踵を返す]
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