情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
>>92
牢獄と言えば言葉が重たいけど、私がここへ連れてこられるまでにいろいろな事があったもの。
きっと、シャーロットさんあなたも・・・何もなかった、という事はないですよね・・・みんな何か訳があってここにいるはずですし。
私は大丈夫。心の平衡感覚は決して鈍ってないはずだもの。けして。
[ネリーはシャーロットの言葉がまるで自分に言い聞かせているように感じられた。]
[漸く席に着きながら少女達が自分の事を口にして居る様子に不思議そうな視線を送り、気遣われているのに言葉を探し視線は彷徨うも自身の状態を想えば大した言葉も浮かばず]
「其の内、治る、から」
[遠慮がちに微か動いた唇が紡ぎ、男の問いに一拍は其の顔を見詰め]
「私は、セシリアじゃ、無い」
[男の双眸を覗く紫水晶は何処までも静かで、他人の事を語る様に其の名を紡ぎ、同室の少女の言葉にも淡々と頷いてカナッペに手を伸ばし]
「セシリアは、壊れちゃった、から」
[サクリ]
[何時も通りの様子でカナッペを齧り手当てして呉れた少女の視線に瞬く]
>>95
確かに此処は何か訳がある人ばかり、みたいだけど……
[罪――罪――しかし、与えられる筈の罰ではなく――]
[――此処は虚飾の牢獄なのか――]
[―――否。良い方向に考えよう。それが一番だ。]
理由はどうであれ、わたし達はアーヴァインさんに……
保護というか。買われたというか。
彼が心の優しい方ならば、良いのに。
[ふっと息を吐いて。
翡翠の少女へ向き直り、微笑んだ]
杞憂ばかりでは気が滅入るものね。
それよりもっとたのしいことを。
[ナイジェルにつられて、カナッペに手を伸ばし、
はむ。と咥える。久々の食事。]
壊れ、た――そう。そっか。
ナイジェルにとってのセシリアは
……その。身近な人、だったの?
そのうち治る、か。
[そう答えているのを見るのは何度目だったか。
いつだって痛いとか苦しいとかそんな苦痛に塗れた弱音は一言も洩らさず、少女はただそのうち治ると答えるのだ。
悲しげに目を伏せるが、それでも遠慮がちに唇が動くのを見とめ]
ああそうだったな、悪い…。おまえはセシリアじゃない。
[――せしりあは、こわれちゃった、から。
人の名であるはずの「セシリア」を言い表して「壊れた」と伝える唇の動きが、どこまでも静かな紫水晶の瞳とは対照的にぞくりと背筋を震わせる]
壊れた…。
死んだ、とかじゃなくてか。
[それを治めるべく俯いて自分の首筋に手を当て、問いながら、返ってくるかもしれない答を顔を上げて確認*できるのかどうか*]
8>7>5>3>1
七八九十十十十十十
日日日日一二三四五
日日日日日
最大手数で15日にエピ、ですね。
それなら安心。
唯わたしは十日が丸一日不在...
「アーヴァインは、人を買う、罪人」
[同室の少女の言葉に誰にとも無く唇は小さく呟きサクリとカナッペを齧って、続く問いには答えを持ち合わせていない様子で長い時間かけ視線を彷徨わせ]
「近くて、遠い、と、思う」
[カナッペを食べ終え指先に着いた破片を舌が舐め取り、男の言葉に頷き続く問いに不思議そうに瞬き、顔色一つ変えず其の双眸を見詰めて]
「壊れたから――」
[続く言葉を唇が紡ぐ前に口を噤みふるふると首を振って]
「悪いのは、全部、セシリア」
……罪人。
[ぽつりと少女の言葉を復唱する。
信じてみたかった男性だったけれど
彼女の言葉は余計に信じたくて――ジレンマ。
思索の内に、カナッペを一枚、食べ終えた。]
悪いのは、セシリア。
ナイジェルは、悪くない。
それだけで、わたしは十分だよ……
[菫色の少女はわからないことが多くて。
でも目の前にいる彼女は悪くない。悪くない――]
ナイジェル……先に戻ってるね。
[かたん、と席を立ち、彼女へ微笑を向け、
*広間を後にした*]
「ありがとう」
[同室の少女にふわと微笑み見送れば男へと向き直り]
「セシリアが、壊しちゃったから――」
[まるで逆の言葉を音も無く紡ぐ唇は、長い前髪に隠された其の表情は、纏う雰囲気は、面に出す出さないは関わらず此処に着てからの様子を見てきた周囲を驚愕させるに充分過ぎる程に冷たく艶やかで]
「――殺されたの」
[そっと胸元に手を置いた侭に普段の表情に戻れば右足を庇い立ち上がって]
「私も、休む、おやすみなさい」
[残る者達に就寝の挨拶をして頭を下げ同室の*少女の後を追う*]
[目の前で揺れる赤い液体。神の血とも呼ばれるその液体を口にして]
…血は、もっと甘く甘美よね。
[ふいに口を突いて出る。言葉にしてから己の紡いだ言葉に首を傾げた。
私は血を舐めたことがあった?
何故甘く甘美だと知っている?
己の中で何かが変化しているような気がした]
…何かしら。
血が…見たくなる。
[惚けたようにグラスの液体を眺め。ゆらゆら揺れるそれを見つめ、ゆっくりと飲み干した]
[濡れた唇をぺろりと舐め、空になったグラスを見つめて]
血が…見たい。
[一言だけ呟き。それからはっとして我に返る]
…何かしら、この感覚は。
[自分の中で何かが蝕んでいるようだった]
[その感覚を振り払うかのように頭を振り、グラスを片付ける。部屋へと戻れば、その感覚も忘れ、深い眠りに*つくことだろう*]
[ゆっくりと――目を開ける。
かけられていた毛布に目を瞬かせ、座っていた体勢からソファへゴロンと横になる。]
こんなもんか。
[手を何度かグーパーさせながら、小さく呟く。
髪をかきあげくすりと笑めば、今暫く毛布の中で*まどろんで*]
[どうして助けてくれなかったの――?
――……パァン、と破裂音が一つ。
視界は明瞭になり、影は象を結ぶ。
――血塗れの、女。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新