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なんで昨日はあんなことを。
まるで俺が全部悪いみたいじゃないか。
[机に向かい、鞄からノート類を取り出した。ミミズが踊るような字で書かれたメモと、背中の向こうで眠るローズマリーの姿を交互に見やる。]
……いや。全部俺が悪い。
[煙草に火をつけ一服すると、机に肘をつき頭を抱えた。]
……どうやって謝りゃいいんだよ……
[紫煙は昇り、溜息は地を這う。]
[階下を降りる――と。]
……あらあら。大きな熊さんがオネムだわ。
[暖炉前の床に転がって寝息を立てて気持ちよさそうに眠っているクインジーをつんつん突付いてみる。――反応なし。よく眠っているようだ。]
[暫し考えた後。毛布を顔ごと体に被せてあげた。]
……一見すると殺人現場で
シートを被せられた遺体みたいだ。
[ポツリと縁起でもない事を呟きつつ]
[床に転がり安らかに眠るクインジーを見届けると空いた特等席に腰を下ろして祭りの装飾品作りの続きを始める。一つ…一つ……]
………誰?
[扉から現れた来訪者――アーヴァインだった]
[アーヴァインの話を要約すると昨日のマリーの様子が少し心配で、それに家にも帰ってないみたいだったから様子はどうだったか――が知りたかったらしく]
……別に、元気そうだったけれど。
帰ってこないのは…逢引なんじゃないの?
こんな時期だし。
[振り向きもせず、さらりと冗談なのか本気なのかわからない言葉を返しながら手を動かして]
―ノートのメモ―
「永遠に幸せになれる」という言い伝え(スノーキャンドルを女神に捧げる)
【女神】村人にとっては「祭りだけ」の存在ではなく、普段から信仰の対象。
⇒山岳信仰の形式のうちのひとつか?
【言い伝えの内容】
《女神となった女性像》
・村娘→想い人と結婚して幸せになった説/結ばれなかった説
・「キャンドルを燈すと白鳥が人間の娘になった」
・村娘=年端のいかない少女説
それにしても「祭りの起源」の部分が曖昧なんだよな…。言い伝えとかも皆バラバラのこと言うし。……何なんだ「白鳥が人間の娘になった」説って。昔話か?
……ま、よくある話か。
あとでここにいる村の人にも聞いてみるかな。
[煙草をふかしながら、ぼんやりと天井を見上げる。]
……「永遠にシアワセになれる」ねぇ。観光スポットならともかく、村の祭りだ。しかもそれが人の生活にも深く関わってる。「祭りで結ばれる」のが、この村ではごく当たり前で……
俺の両親もそう。
……ローズマリーの両親も、そうだって言ってたな。
[ベッドで眠るローズマリーをちらりと見た。]
[ゴホン、一つ咳き込むアーヴァインに一人黙々と作業を続ける彼女――暫しの静寂の後]
[お前はどうなのか―?早くしないと俺の恋人候補になってしまうかもしれないぞ?
……などと少々冗談めいた感じで言われれば]
…ならアーヴァインさんは晴れて
村公認のロリコンになるわね。
[容赦なく人の冗談を叩き返して
――また訪れてしまった静寂の間]
……ねえ。アーヴァインさん。
[今度口を先に開いたのは彼女だった]
……この祭りで結ばれた人は永遠に幸せになる、
…そう言い伝えられているよね。
……ん…?
[何処か重い自身の体と覚めきらない意識に頭の中で疑問符を浮かべて目を薄らと開くと飛び込んできた眩しさに目を眇め。額に手を置いて状況把握しようと思考を巡らせ]
……えーと…?
どっからが夢で、一体いつから僕は惰眠を貪っていたのでしょう…?
[灰皿を手に取り、椅子から立ち上がる。]
「スノーキャンドル・ベイビー」とは、よく言ったモンだよなぁ……。雪祭りで結ばれたカップルの子ども達が再び、雪祭りで結ばれて家庭を築き、子どもを授かる。その流れは、延々と受け継がれてゆく。
俺はマトモに雪も降らない、味気無い都会育ちで、この村には今まで滅多に来なかったけれど……雪祭りのことは知ってたし、俺が「スノーキャンドル・ベイビー」であることは耳にタコができるほど聞いた。
……だから、この祭りのことを知りたかった。これは、俺のルーツだから。
……私の父さんと母さんは10年に一度の日に結ばれた。母さんはいつもそれを嬉しそうに私に話していた。けれど……続かなかった。
…父さんが他の人と願いを叶えてしまったから?
………ならば私達は、何処へ行けば良いの?
[アーヴァインは、只黙って聞いていた]
永遠って何なの……?
[プツリと]
[作っていた装飾の紐が切れ、
パラパラと床へ転がり落ちる]
[落ちたビーズを静かに拾う――]
[やがて、アーヴァインも去り。
彼女も装飾品を一通り作り終えると、明日の夜まで外で用事があるから、と告げて*出かけて行った*]
文学少女 セシリアは時間を進めたいらしい。
……だがなぁ。
「永遠の愛」ってモンも維持するのには意外と大変でな。夫婦喧嘩は絶えないわ、子どもをどう育てるかでモメるわ、生活するには金が要るわ……ま、俺の場合は親父が俳優だか作家だかを目指してたから、稼ぎもなくて輪を掛けて貧乏だったワケだけど……。
……ったく、愛情を維持するのなんか、結局人間の力と意思と少々の惰性なんだって、大人になってしみじみ感じさせられるよなぁ………っははっ。
[微かにケラケラと笑って一口煙草を吸うと、その火をもみ消した。]
[意識が覚醒するにつれ思い出す記憶の断片に今度は違った意味で頭を抱え]
………あちゃ〜…。
これはもしや僕は一番やってはいけない迷惑を掛けたんじゃ…。
…風邪、引かれてないといいんですが。
[体を起こして手を握ってから開き、僅かに節が痛むが問題なく動くことを確認すると鏡の前に開かれたままの紙切れに気付き]
…部屋に入る時に誰かに見られたかな…
別に今日は見られても差し当たりない内容ではありますけど。
…行きますか〜。
[立ち上がって紙に書かれた内容を一瞥するといつもよりかなり厚めに服を着込み、紙をポケットに突っ込んでよろよろと*外へと出掛けていった*]
[浅い眠りから覚めれば、広間へと降りて来て]
[暖炉の前の巨大な毛布の塊に、ニ、三度、瞬き]
……………?
[首を傾げつつも、厨房に入りコーヒーを淹れる]
吟遊詩人 コーネリアスは時間を進めたいらしい。
[ギルバートはゆっくりとした歩みでベッドに近付き、ローズマリーの眠るベッドサイドに座る。]
……だからな、ローズマリー。
「永遠の愛」ってヤツを無邪気に信じるだけじゃダメなんだよ。
そいつを掴まえて、一生離さないくらいの意地と根性を手に入れてからじゃないと、せっかく手に入れた「永遠の愛」が、お前を不幸にしてしまうだろう……。
[そっと彼女の顔の上に手をかざす。]
だからお前が何処の手に繋がろうとも、お前が強く求めなくちゃダメなんだ。「永遠の愛」なんて曖昧なモンじゃなくて……「欲しい相手」と、そいつと永遠に共に居て、理解しようという強い意思をね。
ふあ…………
……なんて、それは……俺も同じ、か………
[眠気が襲ってきたのか、ローズマリーの足元に折り重なるようにベッドに倒れ込み、そのまま*眠ってしまった*]
[広間に戻り椅子に腰掛ければ]
[聞えるのは薪の爆ぜる音ばかり]
[白いカップの中の、闇色を見て]
[砂糖は入れず、ミルクだけを注ぐ]
[闇の中に混じり込む白]
[スプーンで緩やかに掻き回せば]
[渦模様を描いて溶け込んでゆく]
[義父はコーヒーをよく飲んでいた]
[その癖苦いのは駄目で寧ろ甘党で]
[必ずミルクを淹れ砂糖を入れていた]
[彼はそんな男に青の眼差しを向けて]
[黒と白が混じりあい一つになるのを]
[声もなく、唯、じっと見詰めていた]
[今思えば、其れを知っていたからこそ、
義父は苦手なコーヒーを飲んでいたのだろう]
[義父は雄弁でも社交的でもなかったが]
[兎角、忍耐強く穏やかな人間だった]
[彼が何の反応を示さなくても諦める事はなく]
[味を感じないと知っても様々な料理を作った]
[味を変えて、香りを変えて、見た目を変えて]
[一つ一つが違うのだと、彼に教えようとした]
[だから彼も彼なりに理解しようと努めていたし]
[今も、毎日異なる食事を取るよう心掛けていた]
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