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―ずっと、考えてた。一時は覚悟もした…けど。
[やはり人間を―守るべき存在と父に習ってきたものを喰らってまで生き延びる事に執着など出来なくて]
…そうなったら―どうする?
[立ち尽くしている間にも複数の気配は此方へ近づいて来る様で、やがて廊下の向こうにラッセルとナサニエルの姿を見止め、挨拶の代わりにゆっくりと瞬きを一つ]
セシリアの居場所、知ってる?
[交互に二人を見詰めるも最早見回りが必要な状況なのかも判らず、通常業務時と異なった行動を取り始めているらしきを見て取ってか、其処に居ない同僚の所在も普段とは違うかも知れ無いと問う]
[呟きには通路の先を見つめたまま耳を傾け、
最期の問いにも視線は前を見据えたままで――]
なってみなきゃわからないけど……
少なくとも俺は自分より「人」を生かすことが優先だから。
[その続きは言わず。]
―自室―
[紙媒体の書籍を広げ、ベッドに寝転んで視線を走らせる。
もう何度も読んだ本で、
角は擦り切れ危うく形を保っている体である]
『赤頭巾が「お腹がすいたわ」というと狼は「戸棚に肉があるからお食べ」と言い、赤頭巾はそれを食べました。戸棚の上に座っていた猫が「それはお前の母さんの肉だよ。お前は母さんの肉を食べているんだよ」と言いました。赤頭巾は「母さん、猫が私は母さんの肉を食べてるって言うわ」と狼に言いました。狼は「そんな猫には頭巾を投げてお終い」』
[一部の音読を終えて、本を脇へ放り出す。起き上がって]
………お腹すいた。
[コップ一杯分の水を喉へ流し込む]
[自分達が探していた相手が向こうからやってくるのに瞬き、
いつものような挨拶を彼がするとこちらも軽く片手をあげて]
セシリアなら――
一番最近話した時はギルを探してるような感じだったけど。
[会ってないのか?と言わんばかりに首をかしげ]
それ以降のことなら、俺は見てないからわからない。
もしかしたら部屋にいるかもしれないけど。
それより、コーネの居場所、わかる?
[首を傾げるナサニエルとラッセルへ、探されていたのは知っていると云う様に瞬きを一つしてから、緩やかに被りを振り]
逢ったから、探してる。
[逆に問い返されるのも矢張り同僚の行方で、ナサニエルを見詰めた儘に思案気に瞬き、一拍の間を置いてから首を傾け]
――…重力室は探した?
[時折其処に居る友人の事を思い出して口を開くも、ナサニエルとラッセルをまた交互に見詰め]
コーネリアスが、如何かした?
[二人の回答を受け頷く代わりにまた一つ瞬き、ラッセルが同僚を気遣うらしき言葉には、思案気に彼を見詰めるもあり]
未だ、大丈夫だとは思う。
逢ったら、プログラム出来たって伝えて。
[ナサニエルへと顔を向け不思議そうに]
ナサニエルは、何をしてるの?
[ギルバートの問いかけには一拍宙を見て考え、視線を戻す]
何も?
強いて言うならただの付き添いかな。
[喫煙後は本当にただ歩いていただけで、
声をかけられたから一緒に歩いているに過ぎず。]
[ラッセルへと頷く代わりに再び瞬き、ナサニエルの思案する間は黙し彼を見守り、返される言葉には思案気に彼を見詰め]
――…そう。
[其れ以上は回答に対して何か云うでも無く、二人と別れ再び歩き始めるも、少し広まった通路のスペースで立ち止まる]
未だ、寝てるかな。
[透明な板の向こう側を見詰めながら呟いたのは、探す同僚の事だろう]
[不意に立ち上がって、部屋の照明を落とす。闇が支配する。
同時に安らぎも訪れる。なれた部屋のこと、手探りでベッドまで戻り、腰を下ろして溜息をつく]
……ヒトは闇を恐れたけれど、分からないから恐れただけ。
分かってしまえば、もう恐れるに足りない筈なのに、分かってしまった今でもヒトが闇を恐れるのは…―――。
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