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[なにやらぷりてぃーなハムスターもどきの言葉を黙って最後まで聴けば、吐息とも嘆息ともつかぬ音が零れる。]
早くて一日…待つしかありませんのね…。
[渦巻く胸中に瞳を揺らめかせつつ、ほつれた前髪を後ろにかきあげれば触れるのは髪だけで。
はっと息を呑めば、ちょっと慌てたように人形の海へと駆け寄り、ぽいぽい人形を掻き分け埋もれた帽子を拾い上げる]
よかっ………ぁ…
[人形に引っ張られ埋もれたためか、せっかくの花の様な飾りもレースのリボンも優美な曲線を描いていたつばもくしゃりと歪んでいて。破かれてはいない事だけが幸いだろうか]
[少女がふと気付いて己の姿を見やれば、人形に散々引っ張られた為にか、綺麗に巻かれていたカールは伸びきりリボンは解け、しかも片方は何処へ消えたか失せていて。花弁のようだったスカートも裂かれ、膝上までの白の長靴下に包まれた細い脚がかぎ裂きの間から見え隠れしている。纏う色とも相まって、幽霊と間違われてもおかしくなさそうな状態だ]
………。
とりあえず、一度戻って身支度を整えてくるべきですわね。
[手にした帽子をぽふぽふと軽く叩いて埃を払い、頭へと乗せて。戻りましょうと言うシャーロットの声に一つ頷けば、いつの間にか近くに居たコーネリアスが少女の手を軽く掴んで歩き出す。
早くしないとヒューバートに置いて行かれるから、というどこか説明のような言い訳のような台詞に、くすと紅唇を綻ばせて。握られた手をそっと握り返して、事務所への帰路を辿った。]
[やがて事務所へと辿り着けば、中に入らずそのまま家路へとつく。
降り注ぐ月の光を浴び臙脂色の瞳を眇めて想うは、何であろうか]
―――
[口内で音にならぬ声を紡ぎ、きっ!と月を見上げて。挑戦的に口の端を上げれば、家へと戻る足を速めたのだった。]
絶対に、取り戻してみせてよ。
これ以上、誰も……失わせるものですか。
[脳裏に浮かぶは、異界へと消えて行った仲間達。
そして――月の光のような銀糸を持つ青年の姿も過ぎっただろうか]
[おそらくは明日――異界への扉を開くその時の為、今宵のうちに月光を集めて珠の力をあげようと急ぎ部屋へと戻れば。
そこには椅子にかけられた可愛らしい薄紅色のワンピースとカード]
『 Happy Birthday 』
[それだけを綴られたカードは見覚えのある字で、彼女の新しい『仕事着』をくれた大叔母に感謝しつつ、薔薇の唇を綻ばせた。]
[人の少なくなった事務所。ノックし、開いた扉の先に現れたのは、髪を纏め上げ目深に黒い革のキャスケットを被り、男性用のトレンチコートを緩く羽織った...の姿。ただ見れば男性にも見えるだろうか。服装は仕事着のままである]
はぁ…外を歩くにも気を使わなければいけないだなんて…。
[キャスケットを外せば長い髪がさらりと流れ落ちて。その頭には未だ猫耳。コートを脱げば尻尾が顔を覗かせるだろうか。しかしその手に紙箱は忘れていない]
[幾つもの種類の珠の内、もっとも短時間で月の力を吸収するであろう月長石を選び取り銀の皿へと零せば。月光を内に閉じ込めるように、柔らかな光が煌く]
[それを確認して、ようやく少女は大きく息を吐いて。
破れたワンピースを脱ぎ、髪を解いただけでベットへと潜り込み、*夢も見ない眠りへとついたのだった。*]
[次の日の朝、少女が纏ったのは真新しい薄紅色のワンピース。薔薇の花弁のように幾重にも薄い布地を重ねたそれは春らしくも軽やかで]
……少し、気恥ずかしいですわ…
[実年齢よりも大人である事を自らに課している少女には、やや可愛らしすぎるのか。軽く尖らせた唇に頬は仄かに染まっていただろうか]
まぁ、仕方ありません…わよね。
破かれてしまったんですもの……。
[白百合は破れ、深紅のチューリップは未だ乾いておらず。
仕方がないのだと自分を納得させて、身支度を整える。
髪に飾るは共布らしい薄紅色のリボン。芸の細かい大叔母に吐息が零れたか]
[窓辺に置かれた銀の皿の珠をビロードの袋へと仕舞い、身支度を整えて。机の上に乗せられた白い帽子をちらりとみやり、踵を返す]
[やがて事務所に辿り着けば、ふわり優雅に御辞儀して。
薄紅薔薇のワンピースの事は曖昧な笑みで *誤魔化すであろう。*]
[所在なさげに猫耳や尻尾を弄っているとヘンリエッタが戻って来て]
お帰りなさい。
…今日はまた随分と可愛らしいですね?
[曖昧な笑みを返す少女にくすりと微笑んで。紅茶を淹れて持って来たモンブランと共に目の前に差し出す。自分の分も用意すれば他愛も無い会話をしながら食し]
<中>
あなたは占い師です。
毎夜、村人一人について占うことで、その村人が人間か人狼か判別出来ます。
また、妖魔を占いの対象とすることで呪殺することが出来ます。
村人の数が人狼以下になるまでに人狼と妖魔が全滅すれば勝利です。
ただし、人狼を全滅させた時点で妖魔が生き残っていると敗北になります。
美術商 ヒューバートは 【人狼】 のようだ。
美術商 ヒューバートは 【人狼】 のようだ。
美術商 ヒューバートは 【人狼】 のようだ。
美術商 ヒューバートは 【人狼】 のようだ。
うむ、満足(笑)。
[目を覚まして…でも寝た振りをしながら
昨日の事を思い出そうとする。まず小さな使い魔の話。
…少なくとも、絶対に見つからない場所に
居るわけではない事が確認できてほっとした。
何か自分もやらなければと思った気がする。そして、
人形から助け出した後すぐに自分の服を掴んでいた
不安そうな、恐れているような手が忘れられなくて
帰るときになって手をつないだ事も覚えている。]
[…さて。昨日、自分は今日になってから、
何をしようと考えたのだったか。]
…おはよう。
[とりあえず何かをするには起きなければいけない。
いかにも今起きた風にゆっくりと目をこすり、
最初に目を惹いたのは、初めて見る服を着た少女。
あまりの可愛らしさに「何着ても似合うな」と
言いたくなってしまうが言ったが最後茹蛸になりそうだ。
可愛いな。とだけ言って顔を洗いに行く。]
[リボンを外し、手首に巻き。
さっぱりして戻ってくると、
とりあえず事務所内の置物等を調べてみた。]
あー、開かねー。
[組合長の机、鍵のついた棚は開かない。
とりあえずこっそり呪われてる物が
あるか無いかを調べたかったらしいのだが。]
今日はどうすっかなー。
多分最後だからこう、ラスボスに相応しそうな……
どうせこのツラだし、アスモデウスさm(ry
[駆け寄るラッセルに僅かに頭を下げ、やはり小さなキャンディだけでは疲労は払えず]
…お腹空いた。
[ぽそりと言えば膝を抱えている]
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