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[考えても名案など浮かばない。
服に袖を通しながら、それでも考えてはみるけれど]
スリープカプセルの修理を急がせることが
まだ一番現実的な気がするな。
[それすらが絶望的であることくらい知ってている。
バイオームがどうにもならない以上、修理のアテはそこしかない。
息をつき、身支度を終えれば通路に出て歩き出す。]
―自室―
[ドア一枚を挟んだ先、騒然とした空気の中飛び交う疑問・質問・詰問・楽観的発言―こんな時ばかりは副航行員にも個室が与えられるこの船であってありがたいと思う。同室の人間に色々詮索される煩わしさと無縁だからだ―]
…最悪の事態を想定する必要もある。
[レーションが尽きて2〜3日内にスリープカプセルの修理が完了するか地球に到着するかどこかの惑星に不時着しない限り―そしてどれも奇跡でも起こりえない限り実現しないであろう以上99.9999パーセントの確率で―『それ』を行う必要が出てくる―]
…出来れば緊急用脱出カプセルに望みを掛けたい所。自分が船長ならそうする。
[だが、その船長は未だ沈黙を保っている―ならば]
…覚悟しておく必要はある。
[ギリ―きつく拳を握り締めれば掌に爪が食い込むか]
―→通路―
[バイオームで作業をする船員達は表向き真面目に働いていたけれど、カプセル故障の件と相俟って誰も必要以上に口を開く事は無く、汚染物の醸す毒々しい雰囲気に重苦しい空気を添えていただろうか。
作業のひと段落したのを切欠に黒い手袋をはずしながら出口へと向かい、最後に振り返り閉鎖されゆくバイオームをゆっくりと見回し、静かに其の場を後にして何時も通りの足取りで――廊下の材質的に元より足音は余り響かないかも知れないが全く音を立てず、眠った儘に歩く夢遊病者の様にすら見えるかも知れない――廊下を歩き始める]
――…
[視界に映り込むナサニエルの姿に不意に歩みを止め、自身の手へと視線を落とし暫く見詰めてから、顔を上げ彼へと向かい――先程そうされたのを真似る様に――手を伸ばす]
[足は無意識に、バイオームへと向かい始めて、その間も考え事をしていたものだから、音もなく歩いてきた男には気付かなかった。
ふいに視界に影が差し、誰かいたかと気付いて顔をあげれば彼の手が伸びていて、刹那、微かに驚いた面もちを見せるもよけることはしなかった。]
よぅ、ギル。
バイオームにいたのか。
[向かおうという意志はなかったが、自然と足が向いていたのに気づき、何となく尋ねた。]
[抵抗をされる事も無く伸ばした手はナサニエルの髪を掻き混ぜ、ひやりと湿り気を帯びた感触が指の間を伝うのに一瞬動作は止まるも、乱れた彼の髪を手櫛で梳く様に幾度か髪を撫でつけ手を放し、再び自身の掌へと視線を落とす]
冷たい。
[呟くもナサニエルの問い掛けにゆっくりと顔を上げ、頷く代わり瞬き一つで肯定を示し、緩やかに半身を捻り来た道とナサニエルを交互に見詰め、如何やらバイオームへ向かうらしき様子に首を傾げる]
作業は、ひと段落したけど?
[彼が自分の髪に触れて直後、止まった動きに髪の状態を思いだし一瞬思案するも、彼の指が髪を梳くのを見守り、離れるのを待ってから、呟かれた言葉にくすりと笑い]
悪い、ちゃんと乾かしてなかった。
[今度はまた自分がくしゃりと彼の柔らかい髪を撫ぜ、軽くだけ直して手を離す。
バイオームのことを聞けば通路の先を見つめ]
……そうか。
まあ、船行員が片づけてるなら管轄が違うし
特に用事もなかったんだけどな。
[ともらす。]
―オペレーションルーム→自室―
[束ねていた髪を解いて、再び結いなおす。見慣れ過ぎたオペレーションルームから自室への道順。上の空で歩く]
………。
[プシュ][ロックを解除して室内へ。閉まった扉に背を預けて溜息をついた]
八方塞ね。
…このプロジェクトは大失敗、責任者の首が飛ぶ。
[す、と足を進め、奥の壁にピンで留めてある封筒を手にする。表には「遺言書」と書かれてある。その中身をどのくらい前に書いたのかも、もうおぼろげだ。中を透かすようにかざし、封筒の角を指先でなぞる]
村の設定が変更されました。
[体温を確かめる如く手の甲でナサニエルの頬を撫ぜおり]
濡れたままだと、風邪をひく。
[零される笑みを見詰め緩やかに瞬く頃には、逆にナサニエルの手が伸びて褐色の髪が混ぜられ、視界にはちらちらと過ぎる前髪の零す緋色が映り、矢張り撫でられた獣の如く目を細める]
バイオームは――闇に覆われた。
[何も見えない、と小さく添えられた言の葉は彼に向けてではなく、特有の曖昧な言葉の序にか口唇から自然と零れた呟きだったらしく、ナサニエルに聞き取れたかも定かではない]
カプセルの方は、見た?
責任者は首が飛ぶだけ。私たちは…生存が絶望的。
フリーズドライの缶詰…。
最悪。
[口癖のように吐き出して、封筒を元の場所に戻す。できるだけ、目立つようピンで留めた。万が一―この場合そんなに確率が低くは無いが―命を落としたとき発見しやすいように]
誰がアレを読むのかしら。………誰でもいいか。
[結っていた髪を解くと作業着から普段着に着替え*はじめた*]
[バイオームの状態は深刻なものだった。
その場にいた航行員から説明を受け、一瞬まなじりがきつく上がる。
背後からかかったギルバートの声にひとつうなずくと、振り向いて笑顔を見せた]
そうね。
汚染されているものは土壌も全て処分しちゃいましょう。
作業の指揮を頼んでよいかしら?
[そのまま、彼が作業を始めるのを確認視界の端で確認し、また航行員と話し込み始めた]
[頬に当てられた手と添えられた言葉に瞬き]
風邪ひいてる場合じゃないってのにな。
[少しばつが悪かったのか自分を皮肉り、]
ま、あとはじきに乾くから、次から気をつける。
……バイオームは封鎖済みってとこか。
あるだけ危険な状態だ。一つ片づいた。
[曖昧な表現から状態を予測し、最後の言葉は聞こえていたのか否か、後半の言葉は独り言のニュアンスに近いもので、もう一度だけバイオームの方向を見ると視線は彼に戻し]
カプセルはまだ、自分の目で見てない。
報告を聞いただけだよ。
[一通り状況の確認を終えれば、封鎖作業は他に任せ、通信端末からオペレーターに指示を送った]
舟の現在座標と、近くの補給衛星までの距離を確認して頂戴。
[入れ違いに上がる残り食料の報告を、表面上は笑顔のまま確認する]
そう。ありがとう。
[目は笑っていなかった]
[それでも笑顔は崩さぬまま、バイオームを後にする。
周りに人がいなくなったのを確認し、笑顔を崩した。
苛立たしげに端末のパネルを叩き、船長を呼び出す。
何度かそれを繰り返したが、返答はなかった。
舌打ちし、端末を閉じると舟の中核部へ*向かう*]
医務室は汚染されてない。
[己を皮肉るナサニエルに対するフォローと云うより、風邪をひいても風邪薬は貰えると云う事実を淡々と述べ、以後注意するらしきにはまた頷く代わりに瞬き一つを返す]
イザベラの許可もおりたし土壌まで全部処分した。
其れでも未だ闇は残ってるし危険だろうけど。
[イザベラの指示通り現場で指揮をとり、汚染物の船外破棄作業は完了したけれど、バイオームの残骸は其処に未だあると言外に添えて、戻される視線を受け止め生返事と共に暫し思案の間を置き]
――…
[ノア、とナサニエルを見詰めた侭に、口唇だけが微かに震え]
カプセルを見に行く。
そうか。
[医務室無事の報告を聞いて穏やかな目で彼を見た後、窓から宙の景色を眺めつつ自分の湿った髪を指で少しいじり乾き具合など見て]
土壌から全部か。ご苦労様。
ただ封鎖するよりかは遙かに安全だ。
[ねぎらいの言葉をかけ、けれど届いた声にまた視線を戻すとそのままに]
……ノア?
[声に出したけれど。
カプセルを見に行くと言われて]
俺も行くわ。
…ずっと思ってた。ライブアライブSF編に似ていると。
…向こうは別の形の危機だが。船長の応答がない辺りでふと浮かんだ。
…人狼がキューブと言うより偽キューブだが。
…気になるなら『浮雲工房』と言う所の小説がお勧め。ただ、船長の日記が収録されてないので100点ではない。
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