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[...は、誰にともなく、歌うように語りだす]
人生はまるで本のよう。
楽しいことも、悲しいことも、全部入った一冊の本。
辛いこともあるけれど、ずっとそのままなんてことはない。
ページをめくれば、いつかは楽しいお話になる。
今日のあたし、昨日のあたし。
どちらも同じ『セシリア』だけど、どこかで何かが違ってる。
1か月前のあたし、1年前のあたし。
どちらも同じ『セシリア』だけど、同じだなんて思えない。
あたしが知ってる『セリアさん』も、長い物語の1ページにすぎない。
ちょうどこうして、しおりの挟まった1ページ…。
[...は、真っ白な本に銀のしおりを挿し、ぱらり、とそのページを開いた]
『――少女は1軒の旅館にたどり着いた。
山奥にひっそり佇む、少し古びた温泉旅館。少女はそこで、一人の仲居として働くことになった。
慌ただしい毎日。夜遅くまで客の対応に追われながらも、少女は必死で仕事を覚えた。早く一人前になるために。
内心、少女は迷っていた。自分はこのままでいいのだろうか?
不慣れなまま始めた仲居の仕事も、新しい環境を手に入れたいという少女の願いからだったのかもしれない。
そして今日も、少女は一人、眠りにつく…。』
『――ようやく仕事にも慣れた頃、少女は新天地へと旅立った。
突然の決断に、残された者たちは戸惑いを隠せない。
少女の悩みは晴れたのだろうか?
それは誰にもわからない。
ただ一つだけ言えるのは、少女が何か見つけたらしいということ。
漠然としていた少女の悩みは、これから具体的な目標へと変わっていくだろう。
頑張り屋の少女のことだ、目標さえ決まれば、その先は自分の力で切り開いていけるはずだ。』
[ぱたん。...は静かに本を閉じた]
…セリアさん、迷ってたんだね。
だからあんなにお仕事、頑張ってたんだ。
でもよかった…【セリアさんは新天地でうまくやってるみたい】
[少し安心したように微笑むと、...は窓に映る遠くの空を*見つめた*]
[...は再び目を覚ます。
昨日の薬とニーナから頂いたパンで体は幾らか楽に。
…ただ、ココロは虚しさを感じていた]
…また1人、私の前から去って行く。
上手くお話も出来ないまま。
…セリアさんと『火燵で蜜柑』したかった。
でも、彼女がそれで良いのなら…
[...は枕を涙で*濡らした*]
自分が送り出したんだから、自分の説得で悩みが晴れて新天地に向かった、ってことにすりゃよかったのか?
何も知らないっつーのは流石に無責任すぎる…
ああどうしよ、文章消したいorz
雨なんてつまんなーい
[さめざめと雨の降りしきる窓の外を極々つまらなそうに眺めながら、あても無しに旅館内を歩き回る]
*現人神*
[おみくじを気まぐれに*引いた*]
["IF"――"もし"があったなら。
きっと、こんな事にはならなかっただろう。
...はそんな事を考えながら、既に差出人の居ない手紙を握り締めていた]
もし、お前の悩みを分かっていたなら。
もし、引き止めることができたなら。
…こんなことには、ならなかったんだろうか。
俺は、相談人失格だ…。
[呟き、項垂れる。
と、後ろからぱたぱたと足音が聞こえ]
『なんだい、アンタはまだ悩んでるのかい!』
[聞き慣れた言葉が、耳に響いた]
[黄色い着物、紅い口紅。
女将の姿は、遠目にも良く映えた。
良く笑う人だ。今も笑顔で、何もかも見透かした目をして――...にデコピンをかました]
『全く、用事から帰ってきてみりゃぁ。
旅館全体が辛気臭くてしょうがない。
アンタもだよ、何でそこに突っ立って辛気臭い顔してるんだい!
辛いときは笑いな、何を諦めてるんだい。
哀しくても前に進みな、何をぼーっと突っ立ってるんだい。
過去を見てても何も変わらないと、口をすっぱくして言ってるじゃないか!』
[そうして又でこピンをしようと指を前に突き出し――]
『過ぎてしまったことはしょうがないんだよ。
どれだけ失敗をしても、前に進むしかないんだ。
アタシはね、あの子に言ったのさ。
「迷っているならもっと他に色々なことを見て、勉強してから出直してきな!」ってね。
『確かに此処は癒しの場所さ。けどね、結局は自分自身さ。
あの子はまだ若い。此処を終着点にするにはまだ早すぎる。
だから送り出したんだよ。自分の足で踏みしめる感触を覚えさせる為に。歩いて歩いて、あの子自身の道を踏み固めさせるために。
自分の手に包んでね、大事に大事に育ててやることだけが、愛情じゃないんだよ。
そうして、それでも此処がいいと思ったなら…あの子はきっと戻ってくるよ。
だから失ったことを悲しむんじゃない。恨むんならアタシを恨みな。
待っててやんな、あの子は必ず…自分自身の道を見つけるよ』
[細い指を目の前に突き出されたまま、...は茫然と女将の言葉を聞いていた。
と、その手に白い塊を渡され、...はゆっくりと視線を下に移す]
これ…何すか?
『ばかだねぇ、照る照る坊主に決まってるだろう。
気づかないのかい?この雨で、皆不満が溜まってるんだよ。そんな後悔している暇があるなら、「雨を晴らしてください」って相談、解決してやろうじゃないか。
願いが届けばきっと晴れる。雨が上がれば、綺麗な虹が出るんだよ。
たまりに溜まった不満の心を、アタシ達で晴らしてやろうじゃないか!』
雨を晴らす……できるんですかね、そんな事。
『やってみなきゃわからないだろう。出来ることからやる、それがアタシ達の信条さ!』
[大の男と綺麗な着物を着た女将が、必死に照る照る坊主を作る姿は、傍目から見れば随分と滑稽だっただろう。
だが、...は黙々と手を動かしていた。
何かをしていないとまた考えてしまうから。
綿を白い布で括り、丸い部分にサインペンで顔を描く。
不器用な笑顔。間抜けな顔。
けれど、どこか愛嬌のある顔]
女将さん…虹、見れますかね。
[笑顔で頷く女将の姿に、どこか救われた気分になる。
一つ、二つ。女将が口ずさむ]
『照る照る坊主、あーした天気になーあれ!』
昔、誰かこんな事言っていた…
『If one belives in the path before them,they follow it. As this is human nature.』
(信じる道ならば進むのでしょう。それが人の性(さが)なのですから)
…と。
確かにそうなんですね…。
[...は室内のバスルームに向かった]
[...は、庭に面した縁側に吊られたテルテル坊主を指で弾きながら
何処を見るでもなく、ぼんやりとしている]
「ヒューさん、こんなところにいたんですか。
もう番組始まるんで、早くスタンバイお願いします」
ああ、もうそんな時間ですか。申し訳ない。
ちょっと考え事をしてました。
それじゃ、行きましょうか。
[...は、スタッフと共に、ラジオ放送用の部屋へ向かった]
えっと……なんか雰囲気が重いな。
ネタにまみれてみようか。
今回、ネタキャラがモーガンとにゃーのるどくらいしか
いないからなぁ……
とりあえず、今日は誰にしようかなぁ(まだ決めてなかったのかw
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