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覚え…──が、あるような気がします。
貴方の事を。
[それは、今のLuther/NIGREDではないのかもしれない]
私は──…
[Audreyへの清々した口調をそのまま聞き流してしまいそうなのに、何か違和感を持ったが、違和感が…分からなくなる]
はい、Nina。
[Harveyの破片を千切り取って口に運ぶEugeneの下に降り立った]
――そう。彼の死を悼んでいるのね。
でも残念だけど、Harveyの魂は其処にはもう無いわ。
"mement mori"の、それが本質――『何者にも死は及ぶ』なのだから。
[座ったままで一度目を閉じる。
残骸を口に含んだ感触をなんと言えば良いのだろうか。]
………あぁ、ぼくは。
memento moriに、感染すれば良いと思ってるのかな。
[首を振る。喉元を滑る異物にGeneの体内でクリスタルが弾ける音が反響する。
目の前が青く染まり酩酊する様な感覚を覚えながら、あどけない少女の様だったNinaの様子変化を見る。
一度Elizabethと名乗った彼女の話に耳を傾ける事にした。]
─under/backstreet─
[近い。
探知システムは、先ほど見つけた自律プログラム3体が
かなり狭い範囲で集まっている事を告げていた。
そしてそれは、彼の目前にある。]
建物の中か。
[狭い道を見回し、システムの告げる場所と視覚的障害が合致する建物の中へ。]
─under/backstreet "Alchemist's LABO"─
[因縁。
Lutherの製作者、錬金術師がつくったAIにmemento moriの発症が為ったのは──…]
……。
Nina、Entry Name:Gilbertが来ました。
……そうね、そう思ってくれると私としても嬉しいわ。
[少しの間、クスクスと忍び笑いをこぼした]
「スクール」のmotherは回路が沸騰して切れ兼ねないでしょうけどね。あなたの魂がgame内から取り戻せなくなった、と言って。
それもまた見物だけど。
…魂。
いや、ぼくは自分が何をしたいのか良く分からないんだ。
[Ninaに困った様に頬笑んだ。]
…ID:Luther(…ではないのかな今の状態は。)
と話を続けてくれるといい。
[ふと、空間に視線を固定した。何者かが現れようとする前兆を感じとる]
……誰か、来るわね。
Luther、敵対的な存在だった場合の対応はお願いして良いのかしら?
Alchemistがまた介入してくるのなら、聞くだけ無駄だけど。困ったものね、あのtrickst"A"rにも。
[「memento mori」とそれに続く言葉を聞く。
そこに居るのは人間だろうか、と彼は思う。
足音を立てず(彼には足音を立てる為の情報がない)、
聴覚信号を発したモノの近くへ。]
[本来であれば、Lizは破壊対象だった]
はい。
私がGilbertに死を与えましょう。
私は、貴方の手足であり、目と耳です。
…私の製作者が介入してくるでしょうか?
[「trickst"A"r?」と小さく呟くが]
墓守 ユージーンは、見習い看護婦 ニーナ を投票先に選びました。
[天井を眺め不機嫌そうに]
どうかしら。彼とはスタンスが完全に異なっていたから。失敗するのを楽しみに覗いているのかもしれないわね。
場合によっては――最終手段、か。
[《電脳神(Deux ex Machina)》は使いたくないけど、と心中に嘆息した]
[話し掛ける声も表情も最前に戻り、あどけない少女の口調でEugeneに問いかけた]
ねえ、ユージィ?
彼に――Harveyに、もう一度逢いたい?
[静かだ。
そう思った。
まるで時が止まっているかのような。
3体の分析を開始し――
――ようとした所、急に近づいてきた自律プログラムに手首を掴まれ、驚き視線を向ける。]
[分析プログラムだけが休みなく働く。]
[下がると言っても座ったままの為、それ程の距離があるわけではなく。何者かが室内に入って来た事は、片隅で認識している。]
…逢う。
どうやって?
[――分析完了
外部破壊特化消去機能保有プログラム]
何をしに?
ウイルスを破壊しに。
[彼は小さく笑ったかもしれない。
手首を返し拘束を解くと、
ルーサーに左手を向ける。
指先から小さな光の球が走る。]
視た所、軽量型の PGM──…おや、それはEntry Name:QuincyのPGMですね。
[手首の拘束を離さずに、Attack run。]
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