情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
あら、私は慣れているけれど?
[仕事だったもの、と笑みを深めて]
そうしましょうか。
便利ね、超能力って言葉は。
[ナイフを手に取れば軽い動きで頚動脈を切って。紅い雫が漏れ出せば恍惚の笑みを浮かべるか]
私が受けた傷や仕打ちを、見た訳でもましてや調べた訳でもないのに、訳知り顔で「可哀想」の一言で箒で掃いて捨てる人達。
私は教えてやりたい、この人達に。
全ては外の世界がこの私を作ったと言うのに。
たとえ知っていても、見逃したことや見てみぬフリをしたこと。
それを見つけて欲しかった。
ネリーさん、どうしまし……。
[返事のない少女を訝しみ、傍に寄って肩を揺らそうと手を伸ばして、止まる]
あ…ぁあ…!
[傍に寄って目に入ったのは。
首から流れる紅き雫。
その雫はネリーの服を真っ赤に染めて──]
男としての矜持の問題です。
[肩を竦めて首筋を切る様子を見つめて]
……ま、ここで首捻りちぎってもいいですけどね。
そのほうが余程超能力らしい、ですか?
>>3
[ナサニエルはふらつく足で歩み寄る]
だいじょうぶ、だいじょうぶだよ…
[それがシャーロットが優しく少女へ言い聞かせた言葉だと、気付いてはいないかもしれない。
歌うように言うナサニエルの手は、もう動かない青の女、その女の手から零れた硝子細工の聖母ごと震える少女を優しく抱きしめる]
心配いらない。兄ちゃんに任せておけば、なんにも、なあんにも…
[その瞳に映るのはどちらのナイジェルだろう]
おまえのせいじゃない。おまえがやったんじゃない。
屋根裏部屋に着いたらシャーロットはもう…死んでしまっていた。
…だろう?
[少女か自分にか言い聞かせて、確認するように少女の顔を覗きこみ、首を傾げて]
[目を離していたほんの一瞬に。
飛び散ったのだろう。
辺りを染める紅い――]
……な……っ!
[それはネリーすら紅く染めて]
……ネリーさんっ?!
妥協を続けてきたその一線を。
その中から出てきたネリーを隠すためのネリーを。
傷つけられることにより生み出される感情を。
私の中には「それ」がある。
そしてもうひとりの私が顔を出す。
あと1回、もうあと1回と。
なら、次はお願いするわ。
[肩を竦める様子にクスクスと笑い]
尋常ならぬ力、とすればそちらの方が良かったかしら。
まぁ、女の子だし。
このくらいで良いのでは?
記憶はある。原因も知っている。
けれど私は私を止められない。
身を捩り、アーヴァインに立ち向かう。
そして私は身体中を鎖でがんじがらめにされ、まるで知る由もない注射を打たれ、転がされていた時、自らの中の記憶がよみがえる。
ああ、私はこうするしかなかった。
でもどうしてこんなことなってしまったんだろう――と。
[口元を震える両手で押さえ、寄ったネリーから後ずさり]
そん、な…ネリーさん、さっき、まで…!
[己が支えてソファーまで誘導して。すぐ隣に居たというのに。そのまま後ずさり続けてテーブルにぶつかり。支えを失ったかのように崩れ落ちる]
[ネリーは大きく息を吐いた。呼吸が出来る。手足も動く。力は入らないけれど。
まだ立てないらしい。けれど自分の力をはっきりと確認した。]
…こんな短期間で2度も出てしまうなんて。
私は相当心が振れているのかな…
[――大丈夫]
[青の少女が呉れた言の葉は今は別の人の口から紡がれて、抱き締めて呉れる腕は青の少女よりずっと逞しくて、其れでも、同じ様に温かくて、漸く一つ息を溢して]
[――兄ちゃんに任せておけば]
[男を見上げ瞬く紫水晶の瞳は何処か遠く首を傾げ]
「お兄、ちゃん」
[言い聞かせ覗いてくる男の双眸も何処か遠くて瞬き、彷徨う視線はけれど青の少女を見詰め揺れ]
「シャーロットは、死んで、しまった
殺したのは、ナイジェルじゃ、無い」
[ゆっくりと目蓋を下ろせばまた涙が零れる]
[慌てて近寄り、首に触れる。
もう無駄だとは思ったが――
案の定、脈はない。瞳孔の開ききった瞳を閉じさせる。]
……だめだ、死んでます。
一体何が……
[ステラを振り返れば崩れ落ちるところで。]
……大丈夫ですか?
[近寄ると彼女の視界からネリーを隠すようにして。]
お任せを、お嬢様。
[芝居じみた仕種で一礼してみせて]
ま、そうですね……
首引き千切ってしまったら、流石に可哀想ですし。
これなら血さえぬぐってしまえば綺麗なもんでしょう。
[ネリーは起きあがり、手をついたまま下を向いていた。]
でもだからどうしたって言うのよね。それが――
無理だったわ。いくら理屈を並べても。いくら拒んでも。
私は見てしまったの。自分を守るための自分を。
もう止められなんてしなかった。
[ネリーはぽろぽろと涙を流し始めた。]
[ネリーが訥々と語った言葉。
その最後は何処か、悲劇的。
涙を流すネリーに、す、と近づいて]
ネリー。
わたしの声、聞こえる?
ネリー。
泣いちゃやだよ。
[シャーロットの声がネリーに届き、それがネリーは自らの中でバランスが一瞬ぐらついた。けれどもネリーは自制する。]
だ、大丈夫、大丈夫よ。だから心配しないで。
[ネリーはシャーロットを見ることが出来なかった。何故か恥ずかしい感情が自分の中に芽生えたからだ。ネリーは彼女に俯いたまま答えた。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新