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さ、苦手の武の方もちょっとは克服しないと…
[常に後方に居られるともそこに敵来ぬとも限らない。
扇を手に時間をかけて舞い唄うことで回復や補助や攻撃の術を為す「舞」ではなく、扇と肉体を武器に瞬間的に攻撃を行う「武」の鍛錬に取り掛かろうという様だ]
ちょうどいい。
大木さん、お相手お願いします。
[事務所のすぐ外に、具合の良い大木を見つけ佇む。
避けることも、そちらから攻撃をしてくることもない木が相手では果たして練習になるものかわからないが、少なくとも一かけらの自信には繋がるかもしれない。
実戦ではそれはどうしても必要そうだ。
強く握った扇を額に当て集中すれば、それはもう武器。
大木へ人を相手にするが如く、頭を下げて一礼し――]
…っは!
[軽く広げた朱の扇、描かれている青の鞠や黄の花をその中から散らし出すかの勢いで、ブンと扇ぎ振る。
舞で起こせる風とは雲泥の差ながら、瞬間的に起きた風は小さな小さなかまいたちのようで、葉を揺らす。
ばさりと小枝が数本落ちてきたのを目の端に確認して]
や!
[扇をぱちりと閉めながら、舞うように身を360度回転させ、親骨で幹を打つ。手ごたえあり。
子豹の爪あと程度には抉れてくれたのに満足し、最後に飛び退りながらの蹴りをお見舞いしようとして――]
と……うあっ
[転んだ]
[午前のまだ冷え冷えとした空気の中、音もなく滑るように型を取る…しかしその姿は幻のように忽然と掻き消え、更には北斗七星を描くように顕れを繰り返す。その輔星の位置から突如、周りの空気は元より地面まで震える程の圧倒的な量の闘気が弾け、強烈なオーラの奔流と共に地面をめくり上げた。轟音が止むと無残に抉られた地面の中心に立つ姿が現れ]
うむ。我が拳の冴え、十分なり。
どのような輩が現れようとこの拳で打ち砕いてくれるわ!!
[にやぁと不敵に笑みを浮かべた]
[早朝――事務所の屋上。
人気のないそこで、少女はポシェットからビロードの袋を取り出す。
ぺたん、深紅の花弁を開き座した膝の上、瀟洒な真白のレースハンカチへと零れ落ちる、色とりどりの煌き]
……美しいこと。
[幾つかの光に弱いものだけを袋に戻せば、陽の光を仰ぎ。眩しい光に瞳を眇めつつ、しばしの時を過ごす。
午前の太陽の光を浴びさせれば珠は浄化され、太陽の『気』を吸収して力を増すであろう。]
[――やがて、太陽が高く上る時刻。
レース上の珠を一粒づつ検分しつつ、ビロードの袋へと戻して。
ふわり、立ち上がれば、深紅の花弁は再び蕾のように少女の脚を包む]
……そろそろ、戻らなくてはね。
[ひとつ伸びをすれば、軽やかに踵を返し事務所へと。]
[事務所へと戻れば、人影は少なく。
日光浴中、耳に届いた幾つかの轟きは、誰かの鍛錬であろうと推測]
…うふふ。
皆様も力が入ってらっしゃるようね。
[ソファーへと腰掛ければ、白い繊手が膝上を撫でるようにさらりと揺れる。]
[そこにあるは、硬い感触。彼女の牙]
私も射撃の鍛錬をすべきかしら?
…いえ、真に必要なのは精神の集中ですわね。
[くす、と小さく笑みを零し、精神の集中を図る。
『仲間』の気をよく知り、戦場で動揺することのないように。]
[周囲と同化していた気配を元に戻すと]
ふぅ〜、組合長は現れたけど、詳しい事は分からずじまい。
とりあえずは、腕試しという名の選別に掛けられるって事かしらね?
[懐の懐紙と折り紙を確認すれば色紙で蝶を折っている]
[不意に傍らに現れた気配に、睫毛の下で臙脂色の瞳が揺らぐ]
………御機嫌よう、セシリア様。
[再び集中しようとしたものの、流れるような手付きで折られていく蝶に興味を引かれたか。半ば伏せた視線を蝶へと遣りつつ小首を傾げれば、耳飾りがちりりと揺れる。]
[自宅。仕事が始まるとなって一度兄に報告へ戻る]
兄さん、仕事が決まりましたわ。
今日は腕試しと言う事らしいですけれど。
「今日からかい?
失敗して足切りされないようにね」
分かってますわ。
私は他の方と違って多芸ではありませんから、後衛の盾のような存在になれれば良いかと思ってますけれど。
「まぁ、悪魔の顕現で殴るしか力を与えてないからねぇ。
んー…もう少し何か出来るものを用意しておこうか。
コマンドワードを言えば効果を現すやつ」
本当ですか?
あると助かります。
「僕が一緒なら必要ないけど、シャル一人だとその辺りが不足するからね。
明日までには用意するから、今日はそのまま頑張って」
承知致しましたわ。
…あ、そうそう。
兄さんに見てもらいたいものが。
「見て欲しいもの?」
[思い出したように言って呼子を取り出し、一つ息を吹き入れる。ピィーと鳴ったそれから口を離してしばらくすると、窓辺に現れる一匹の猫]
この子なんですけれど…飼っても良いですか?
「この猫を?」
[顎に手をあて猫をじっと見るセトフォード。猫は隻眼をセトフォードに向けて見返している]
「…この子、誰かの使い魔だよ。
うちで飼うのは無理じゃないかな」
え、やっぱり使い魔なんですか?
そっかぁ…残念。
「ま、こうやって遊びに来る分には問題ないとは思うけどね。
飼う動物は別で見つけておいで」
はーい…。
[さも残念そうに返事をして、猫の頭を撫でる。撫でられた猫は耳をピクピク動かしてから]
『いやー、流石と言うか。
このお嬢さんはさっぱり気付いてなかったみたいだけど、お兄さんはそうも行かないですねぇ』
…喋っ…!
「やぁ、初めましてですかね。
シャル、使い魔なんだから使役する者が通じて話しても可笑しくはないだろう?」
あ、そうですね。
えと、初めまして?
[喋り始めた猫にひとまず挨拶した]
『初めまして。
僕のことはエンドルフィンとでも呼んで下さい。
通称でそう呼ばれているので』
エンドルフィンさんですか。
私はシャーロット=J=カーライルと申します。
こっちは兄の…。
『セトフォード=J=カーライル卿、ですね。
お初にお目にかかります』
「おや、僕をご存知ですか」
『ええ。僕はこれでも情報屋を営んでおりまして。
退魔師専門のね。
ですから皆さんのことは色々調べてありますよ』
退魔師専門の情報屋…そうだったんですかぁ。
「ああ、凄腕の情報屋の話は聞いたことがあったけど…そうですか、貴方でしたか」
『僕もそこそこ名が売れてきましたかねぇ。
何かご入用でしたら是非どうぞ』
[ははは、と笑うも宣伝は欠かさない]
『まぁ今日はご挨拶までに。
シャーロットさん、この子を呼び出し遊ぶのはご自由にして構いませんよ。
僕も常時で見ているわけでもありませんから』
よろしいのですか?
ありがとうございます。
[その言葉に嬉しそうに微笑んで]
『では僕はこれで。
何かありましたら呼んで下されば』
はい、それじゃあまた。
[その言葉を最後に猫は今までの状態に戻る。『にゃあ』と一声鳴いて...に擦り寄った]
…やっぱり使い魔って便利ですねぇ。
「だろう?
シャルも今から頑張ってみるかい?」
私兄さんほど頭良くないですから無理ですよ。
大人しく普通の猫飼います。
[苦笑いを浮かべて首を横に振り。猫を抱え上げて玄関へと向かう]
それじゃあ兄さん、行って来ますね。
「ああ、行ってらっしゃい。
気をつけるんだよー」
[兄の声を背に、事務所へと足を向けた]
[返されたのは、ぺこりと下げられた頭と静かな微笑。
そして続けられる業に、邪魔をしてはいけない気配を感じて。
己も睫毛を伏せ、再び沈黙。]
[手に持っていた封筒をぽいと組合長の机の上に置きながら]
……。
結局こいつら引き連れて仕事とはな。
最初の仕事はご町内の浮遊霊の一掃だとよ。
[さっきそこで聞いた、と親指で外を指差し。]
[例の猫を腕に抱え、空いている腕に紙箱を抱えて事務所へと現れる]
こんにちは。
[入ったところでヒューバートの言葉を聞いて]
浮遊霊の一掃?
案外簡単そうな仕事ですね。
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