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冒険家 ナサニエルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
……驚いたな。
[外観からしての屋敷の豪華さに、青年は抵抗を止めた。
縄でくくられた腕をアーヴァインに引っ張られるまま、中へと足を踏み入れる]
オレはまたてっきり…、どこぞのマフィアの鉄砲玉にでもされるのかと思ってたぜ。
あんたさ、一体どういうつもりでオレを買ったわけ?
それともこの先に、趣味の良い死刑台でもあんのかな?
[美しい模様のあしらわれたエントランスホールの床を越えた所で、縄が解かれる。
アーヴァインは答えぬまま顎で扉を指し、自身は去って行く]
…やれやれ。ヒトゴロシに答える義務はありませんって?
[恨めしく、注射を打たれた上拘束されていた腕を一さすりし、示された扉を開けた青年は絶句する]
………。
フフッ…
……ハハハ!
豪邸だよ。何だいこら?
わけわかんねェ。
[きょろきょろと辺りを見回せば、贅を凝らした部屋のつくり…
そんな所へ連れて来られた自分の幸運に笑いが込み上げてくる]
だけどこれから死なせようって人間を…こんな豪邸に押し込めるモンかね?何かヤバい仕事をやらされるとしても、いきなり吊るされるってコトぁ無えだろうよ。
全く…オレも運が向いてきやがった…
[しかし牧師の帽子を顔の上にのせたまま、ソファにもたれて眠る男に気付くと、笑い声も一緒にぱたりと足を止める]
何でてめぇがここに居る!
[途端に激昂し軽く上半身が持ち上がる勢いで胸倉を掴むと、男の顔から帽子が落ちる]
……あぁ。
[――人違い。
ただ同じ牧師の服に身を包んでいるというだけで、こうも動揺してしまうことに力なく自嘲の笑いを浮かべて手を離す。
...は、ぼすんと小さな音をたててソファに受け止められた男が目を覚ましてしまったかどうか、確かめもしない]
文学少女 セシリア が参加しました。
文学少女 セシリアは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[幾重にもベルトを巻かれた白い塊を無造作に肩に担いだ男がアーヴァインに付き従いエントランスへと現れ、担いだ荷物を乱暴に床へと放り投げると、白の塊は衝撃にか大きな蓑虫か木乃伊の如く微か蠢いて床をのたうつも、周囲に足音が響けば直ぐにまたぴたりと動きを止める]
………
[白い塊はどうやら拘束具を着せられた華奢な人間のようで、もう少し丁寧に扱えとアーヴァインに窘められる傍らの男が歩み寄る気配にか息を飲み身を竦め、頭部の拘束ベルトを外され背後へと布を引き下げられれば、現れる口許を更に仮面らしき拘束具で覆われた顔には汗で長い前髪が張り付き、奥に潜む瞳は急に光に晒された眩しさにか伏せられる]
………
[両腕ごと胴体に巻き付いた数本のベルトも、背後で両腕を拘束しているベルトも、両の太ももから足首まで蛇の如く幾重にも巻かれたベルトも、口許を覆う仮面も、其れ以上の拘束が解かれる事は無く、傍らの男は立ち上がりアーヴァインに従い出て行く間も、白の塊は殆ど動く事も無く、扉の閉まる音と同時に身を折ってベルトの留め金が床を擦る微かな音を立てながら、ずるりずるりと床を這うように玄関口の壁際へと寄る]
居るわけない。
オレが殺したんだし…
[透かして遠くを見ているような目で自分の手を見る。
それを服の上から、死刑囚の焼印が押された左肩にあてて、俯いたまま小さく息をつく]
…腹減った。
どっかに食いモンくらいあっかな。
[やがて顔を上げると、食料を求めて広間を*後にした*]
………
[エントランスホールに据え付けられた上質のソファの隅に頭を預け壁との間に半ば隠れるように小さくなって座り込めば、前髪に隠れた双眸は奥から聴こえる人の気配に脅えた色を浮かべ周囲を窺っている]
何だお前、いつの間に来やがった。
ずいぶん…
[人間というよりはまるで白い塊と呼ぶのに相応しいような存在を目に、喋れるのかと怪訝に思いながらも、距離を保ったまま肩をすくめる]
趣味の良い服だな。
[距離を保った侭の人物を見上げ長い前髪に隠れた双眸が現れ、汗で張り付いた髪の隙間から覗く其の右目周辺は、黝く腫れ上がり見開かれる事すら無いのが見て取れるだろうか]
………
[眼前の人物を映す紫水晶の瞳からは脅え以外の何の感情も読み取れず――腫れ上がった右目周辺をはじめとして全ては変わり果てた姿とは言え、新聞記事に目を通し其れを記憶しているような人物ならば、若しかしたら随分と昔に誘拐され行方不明と報道された子供の、其の印象的な澄んだ紫水晶の瞳や、掲載された写真の幼くあどけない微笑みの面影があると思い当たるのかも知れない――声をかけられても塞がれた口許から音が零れる事も無く]
……参ったな。
[――気持ちが悪い。
...の、それが隠しようもない本音だった。
華奢な少女に絡みつく、拘束具と呼ばれる衣服を彼は知らない。
蛇を思わせる厳重さで体に巻かれたベルトも、口を塞ぐ仮面のような鉄の板もまるで――]
ミイラみてぇだなお前……。
お前、まさか化け物じゃ無いんだろう?
[ちゃんと見ることができたなら哀れを誘うはずの、脅えの感情を宿した美しい紫の瞳も、今は汗で張り付いた前髪に隠れている。
...に見ることができたのは、酷く腫れ上がった右目だけだ]
じゃきゃ、妙な病気だとか…
[...は新聞を読んだ事も無く、凡そ子供じみた想像しか働かせられなかった。ことりと音を立てて、一歩後ろへ下がる]
[かけられる言葉にか相手の嫌悪感を感じ取ってか、俯けば醜く腫れ上がった顔も隠れ]
………
[其れ以上下がる事は叶わぬ分は更に身を縮める]
この人は、私が、怖いの?
如何して?
私は、何もしてないのに。
私は、悪く、無いのに。
如何して?
[其の思考はずれているだろうか]
………。
[言葉はちゃんと、通じているのかもしれない。
その証拠に奇怪な人と思しき存在は俯き、腫れ上がった顔は髪に隠れた。
そして小さく身を縮める様を見れば、...の心にも僅かに可哀想だという気持ちが生まれる。
少なくとも人に、危害を与えるような存在では無さそうだと。
――それでも]
…いや、わかるもんか。
人は見かけによらない。
ましてやアレだ…
近付いてあのわけのわからんものを外したら、ガブリってこともあるかもな。
おいお前…、オレに何も期待するなよ。
他にも人が居るみたいだからな…
助けて欲しけりゃ、そこの牧師様が起きるのでも待って、お願い申し上げてみろ。
[眼前の人物の言葉に更に人が居るのに気付き、顔を上げれば牧師の方へと視線を投げ、けれど聖職者の姿を見ても其の表情には脅え以外浮かばず、自身を警戒している様子の人物へと視線を戻し]
………
[逡巡の後に了承の意か感謝の意かまた頭を下げる]
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