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[女の気配に視線を移し其の光の無い瞳に僅か紫水晶は揺れ]
こんばんは、ローズマリー。
今更に体調を訊く気も無いけど、ご機嫌は如何?
芝居?
殺す振り、ってことね。
それでアーヴァインをおびき出すってことかしら。
面白いわね。
そうなると、芝居と知ってるセシリアさんを襲うことになるのかしら?
ローズマリー…あいつは、どうするだろう。
[生きている事を実感できないと話した、悲しい女の顔を思い出す。
しかしリアのふわりとした微笑みを見れば表情も戻り]
オレはわがままで欲張りだから何でも欲しがって、今に呆れるよ。
…とりあえずは、リア、おまえの唇を。
[優しく掴んだ肩を引き寄せて斜めに顔を近づけ…
結局はリアの頬に、口付ける。
顔を見られないようにそのまま軽く抱きしめて、
それから彼女の耳元でふと呟く]
――…もうどうするか決めたかな、あいつらも。
感謝ならいくらでもうけてあげるわよ?
[いつものように笑みを称え、ゆっくりと歩み寄って。]
――機嫌。機嫌……そうね。
すこぶる良好、かしら?
[小首を傾げながら、傍にいるだろうナサニエルにもごきげんようと。]
……いえ、一旦二人を解放して。
アーヴァインが出てきたところで殺すフリをするんでしょう。
そうしていればアーヴァインに隙が出来るでしょうから、そこで捕獲、ですね。
ああ――…ローズマリーか。
[背後に牙を剥き出した人狼が立っていることを想像した顔から、安堵したそれに変わった。
ただその瞳に光がないことに、少し眉を寄せて]
ご機嫌よ…こんばんは。
すこぶる良好か。
…そうならいいんだけど。
飯でも食いにきたか?
残念ながら飯炊きは役目を放棄して――
だから在るのは、紅茶くらいかな。
如何するも何も…嗚呼…
ナサニエルはローズマリーとルーサーの事の顛末を聴いて無いのか。
ローズマリー、説明して呉れる気、ある?
[感謝はツケで、と女へと視線を移し首を傾げ瞳を見開いて]
貴女…視力がもう…
其の調子で良好って相変わらずと言うか、いっそもう恐れ入るわ。
[些か呆れた様子で呟くも、ナサニエルの声に視線を戻し]
ナサニエルが小さな子供みたいに欲張りだって、其れこそ今更じゃ…
[寄せられる顔に瞳は再び見開かれ]
…莫迦。
[微か頬を染め尖らせた唇は小さく悪態吐いて、問いにも変わらぬ声音で]
……そうね、そろそろ動くんじゃないかな。
あら、殺した後に出てくるアーヴァインを捕獲かと思ったけど、そうじゃないのね。
考えてみれば…そうね、そっちの方が隙を作れるかしら。
ナサニエルさんには内緒なのね?
なら私の香水で気絶させればいいわ。
[ナサニエルにふわり、微笑めば]
紅茶で充分よ……。
紅茶を飲みに来たんだもの。
[それともお邪魔だったかしら?と首を傾げながらソファに座る。
セシリアのいる方向へ顔を向ければ。]
説明、するの面倒くさいから……パス、するわ。
[少し困ったように微笑み、続く言葉を聞きながら]
視力が消えてもまだ何とかなるわよ。
暗殺も、仕事のうちだったからね――あなたがたより強くてよ?
それよりも…あなた随分可愛くなったわね、昨日から今までの間で。
[そう言うと、くすくす笑って]
…そんな顔まで可愛い。
[声無き声は、微かに頬を染めて唇を尖らす少女の顔を目にしてそんな事を言う。
続いた返事に小さく頷き、ローズマリーに向き直ると]
ローズマリーと…ルーサーの事。
顛末、か。
あんたが無事下りて来たってことは、もし昨日階段の上であったことが愛の告白か何かじゃなく、別のことがあったとして、勝ったのはローズマリー、…あんたってことなのかな。
じゃあナサニエルさんは宜しくお願いします。
セシリアさんは判ってらっしゃいますから問題ないかと。
ま、後はなるようにしかならないでしょうよ。
…いやいや。
可愛いリアの他に美人がもう一人いたって、邪魔なんてことは全然無ぇさ。
はは、パスされちまった。
わかった…美しき暗殺者のご注文は、紅茶だな。
[視力が消えたと聞くと幾分表情を固くしながらも、ソーサーを付けた紅茶の入ったカップを、丁寧にローズマリーの手に握らせる]
[説明を省かれるのにちらとナサニエルを見遣り一つ息を吐き]
じゃあ感謝もしないでおく。
最期までゲームのチップに命をかけて、致死性の毒を飲んで視力まで失っておいて、強いとか弱いの問題でも無いと思うけど。
[続く誉め言葉に表情は微か複雑な色を浮かべ]
お褒めに預かり光栄だわ。
いい加減、幾ら貴女でも気付いてるでしょうけど……人は、変わっていけるのよ。
あれまぁ…
昨日から姿が見えないもんだからオレはまたてっきり。
[今度は警戒に体を強張らせるでもなく、どことなくほっとしたような顔で、厨房から広間へと姿を現したルーサーに紅茶のカップを掲げて]
あんたも飲むかい。
オレが淹れたやつだから、味の保証は無ぇけどさ。
……っ?!
[ナサニエルの言葉に益々頬を染めて]
莫迦…
[罵り言葉の語彙さえ見失っている様子で]
…変なの。
以前なら、誉められても怖いばっかりだったのに。
[俯き小さく呟いて]
[勝敗のことには触れることなく、カップを受け取りありがとうと。]
リア……ね。新しい名前?
素敵ね。
[嫌味も何もない、褒め言葉。
淡々と"顛末"を述べるセシリアには苦笑―けれど嫌そうではない―
を浮かべて]
変わって行けるって、気付かせてくれたきっかけは
あなたなのかもね。
感謝されなくなったけど、こちらからは感謝しておこうかしら。
[戸口に佇むルーサーの声に気付けばごきげんよう、と。]
数奇なこと。
[ネリーにくすりと笑むと、
す、と身体の力を抜いて灰の世界に横たわる。
冷たいのかどうかすらもわからない――
唯、此処は、心地良い]
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