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ハーヴェイでなかったのは僥倖というべきか……――
[ウサギの鼻先を擽ると、コンソールの前に座り込む。]
食べられるモノが逃げるのは、よろしくない。
[死んだギルバートは、誰か食べたのだろうか。
そんなこと確認する気もなく。]
状況から考えて、逃げたのは十中八九無くなった端末の主だろうな……
アレが喰えるかどうかは知らんが……
――……否、知ったところでどうなんだ。
[殺すのだろうか。
それとも死ぬのを待つのだろうか。]
[去り際、ハーヴェイの言葉に振り返り]
……それって俺に似てるの?
[同じ思いを起こさせると言っていたのを思いだし、
不服気に――じゃれあいの範疇で――呟く。
生きるために喰う――瞬き一つ返してまた前を見、]
――触れてたいだけなのかもしれない。
[問いへの正確な答えではないけれど、
最期のつぶやきは歩き出した彼には届いていない。]
――医務室――
〔長い黙祷は、躊躇の表われかもしれなかった。〕
〔扱いなれていない人体を、顔見知りを、立続けに〕
――…
〔冷たい刃を潜らせる。食肉にする為の…血抜き。〕
〔ギルバートの身体からは、特に慎重に。〕
〔吸引機から響く、気泡交じりの排水音。〕
記録は…いらんのだったな。
〔沈紫色の内臓へ染み出す、鮮紅色の血。
繋がる管を切って、"ぷつり"鈍く跳ねる飛沫。〕
……可能な限り君と居たい。
そうするのは簡単だ。
残っている者を全て殺して全て私が喰らえばいい。
――……だが、未だそうしないでいる。
都合良く誰かが死んでくれるのを待っている。
[独白めいた言葉を受け止めるウサギはじぃと主の顔を見ている。
その背中に手を伸ばして優しく撫ぜる。]
君は私を卑怯だと思う?
生きるのも死ぬのも他人任せだ。
――……だから死んだフリかね?
[ギルバートに言われた言葉は、当たらずとも遠からない言葉だったのだろう。
引き攣ったような笑みは、すぐに解けて消えた。]
[一度自室に戻り、銀の髪を紫苑の瞳の隣へと。
今は何もせず、また部屋を出る。
ラッセルを拾って目的地へと到達すれば
座り込む常葉色の髪が見えて。]
……ローズマリー。
どうした、気分でも悪くなったか?
[そも、何故ここにいるのかはわからず彼女にもラッセルと来てる理由は謎めいたものに違いなく。]
[掛けられる言葉にゆっくりと顔を上げる。
表情の落ちた顔はナサニエルと――そしてラッセルの顔を捉えて。]
……。
気分ならもとより最悪だ。
それより……此処に何をしに?
二人揃って逃げる気?
[だが逃げたところで止める気はないのか、座り込んだまま。
ただウサギの黒い瞳がナサニエルをじぃと捕らえている。]
酒場の看板娘 ローズマリーが「時間を進める」を選択しました。
〔猫の子を取り上げるように心臓を持ち上げれば、
薄い手袋越しに五指へ埋まる。ぬたり。重い。〕
〔花につく虫をそっと払うように扱ってきた死の息吹を、
自らの間近にも感じる。…先刻のナサニエルの言葉。
……それって俺に似てるの?〕
羨ましいのかもしれん。…
〔鈍感故に自らを保っていられるだけの自分を省みて、彼にもそう伝えていたのだった。〕
[女の側で其の動向を見詰めていたが姿は揺らぎコマ送りに消えて現れては其方へと手を伸ばしていき、白い毛並みの機械を擦り抜ける辺りで止まるも指先には生前に触れた折の様な柔らかな感触も伝わらない]
他は、未だ居た。
[生前の自室で殺し合っていた男達も、自室の隅に蹲っていた男も、そして目の前の女も、この船から消えたのは一人だけ]
広い宇宙で、迷い子に成らないと好い。
[呟きが零れては宛てるべき者に届かず消えていくばかりで、女の声にまた姿は揺らぎ一旦は消え失せ少し離れた辺りに立ち、座り込む姿を首を傾け見下ろしている]
〔マスクの中で生欠伸が出そうになるのを噛み殺す。
研修医時代ですら経験したことのない、吐気の前兆。〕
っ…
〔どうにか堪え切ってトレイへ器具を置くと、がしゃんと神経質な音が鳴る。常になく毒づきかけたところで、ローズマリーから通信が入り…手首でインカムのマイクを引き寄せ〕
……
そう、か…。
消去法の手助けをするならば、Nathaniel Regelは居る。
Cornellius Northanlightsは、
〔作業台を見下ろす。剥出しの赤。皮を剥がれた〕
――解体済みだ。
[気分が最悪だと言う彼女に瞬き]
そういえば、そうだった。
[表情は笑っていたけど感情はなく]
……少し違う。
俺は預かったものがあるから、降りないよ。
[言いつつ、動く様子のないのに歩を進め、
通りしなには硝煙の臭いがしたかもしれず
コントロールパネルを触り始め]
――……解体。
[インカム越しのハーヴェイの声に暫し目を閉じる。
漂う硝煙の臭い。推測が正しければ。
――インカムのスイッチを切る。]
……そう。
君のことはわかった。
だが……
[ソレは?と問う視線はラッセルに向けられている。]
……食べられるかもしれないものを逃がすの?
食べられるかもしれないけど――
[ぐい、とラッセルの腕を引く。
セシリアの時のような抵抗はなく
抵抗がなかったことが心苦しくもなったけど]
大人の男二人分、肉はある。
……二人なら暫くもつだろ。
[二人――ハーヴェイとローズマリーの二人。
自分は食べなくても人間より生きられるから
無意識に人数からはずし。]
もう撫でられないかもしれないから、
汚れた手で悪いけど――
[罪に汚れた手。
ヒューマノイドが人を殺したなど前代未聞かもしれない。
乗せる前にくしゃり、髪を撫でて指に髪を絡ませ]
ごめん。
[また、謝罪]
[――死んだフリかね?]
[白い毛並みの機械へと問い掛ける女の貌に引き攣った笑みが浮かんで消えるのを見詰め、姿は揺らぐ事無く静かに女から少し離れた場所に立ち続け]
どちらも肉塊。
君は、そう云った。
[漆黒の眼差しだけを恐らくは女の言葉からは肉塊ではない白い毛並みの機械へと向けた]
[大人の男二人分――コーネリアスとギルバートだろうか。
ラッセルの腕を引くのを見つめて、首を傾げる。]
……食料は多い方がいい。
私がソレを食うとは限らないし、
私がソレに食われるのかもしれない。
どちらにせよ、それを逃がすのは賛成しないな……
[ウサギを抱き寄せる。
その腕にもあまり力は入っていないようで。
ウサギは落ち着きなく二人の間を見比べている。]
――……やめる気は、ない?
〔血と脂に塗れた器具を独りで片付ける気にはなれず、
どさりと椅子へ腰を落とす。指先に摘んだ肉片を、眩しい白色光へ透かして目を細め――〕
…真に受けてやる。
〔低く呟いて、未だ鮮血の滴る心臓の肉片を緩慢に舌の上に載せる。感染症から身を守るというギルバートの血肉――実験動物たちに人肉の味を覚えさせるわけにはいかない。自らの身で試すまでと噛み締めると、血腥さよりは甘味が勝って―思わず*溜息を漏らした*〕
……殺されてまで甘いのか。阿呆が…
[ローズマリーに向けた顔は無表情で、
相手が邪魔をしてくるかどうかをうかがいつつ]
やめる気は、ないよ。
[口元だけに笑みを出し]
誰かに賛同を求められる行動なら
[瞳は無機質で]
――セシリアの時に相談でもしてたよ。
[言い放つ。]
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