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[そっと彼女の瞼を開ける。そっと彼女の手を握る]
また一緒に買い物行こうよ。
いつも行ってるお店で新しい服が入荷されたじゃない。
[彼女の目は虚ろ、それを見る瞳もまた虚ろ。]
一緒に・・・一緒にまた行こうよ。
何か言ってよ。私一人で喋ってちゃバカみたいじゃない。
[刃を握る手に力が入る]
[小さな手が白くなっている]
…こんなの…ありえ、ないよ。
ふ、 あはは。
あははははは。
[狂気を帯びた笑い]
さっきまで、そこにいたのに。
こんな事って…。ああ、あああああっ!
[座り込んでいた男の姿]
[頭を垂れたかのように見えた]
[しかし][それは見えただけで]
[―――ゴロリ]
い、あ―――
[ぱしゃり。 隻眼の男、赤い髪は広がり、
血の海は広がって行く、広がっていく、足元まで]
―――ひ、あ
[花のように。]
何故、
何故―――あ、
[赤と金と赤と金と赤に沈む赤黒い金の狭間に揺れる残酷な風景画]
マドモワゼル―――!!
クイン、ジ
[少女が差し出していた銀の剣、
抱くように握り締め震えた。
そんな莫迦な。]
こんなちから…ほしくなかった!
こんな力があるから、こんな目に合って…
こんな力があるから、こんな思いをして…!
どうして!
私は悪いことなんてしてない、ただ他の人には聞こえない声が聞けるだけ。
ただ、それだけなのに…!
[友の手は彼女の手をすり抜け、パタリ]
う、ぁ・・・。
もうイヤヨォォォォォォ!!!
[現実と狂気が彼女を逃避させる事は、ない。]
[白い床に広がる]
[緋――そして金]
[大輪の花が狂い咲いて]
――っははははははははは!!
皆死んでいくよ、兄さん!!
次はぼくの番かな?
せっかく心臓を。
兄さんから心臓を。
ぼくが独り占めしたのに。
[ざくり]
[握ったナイフは足を抉り]
こんな体っ!!いらないっ!!
こんな世界いらないよ……っ!!
[呆然と見る、琥珀の眼は霞んでいる]
どうして……
どうしてその様なところで眠っておられるのか。
どうして、その様に赤を広げて斃れ臥しているのか。
このようなところで寝ては風邪をひく。
体を冷やしてしまう。
ほら、
そんなところに寝ていないで。
[ふらふらと歩み寄り、傍に斃れるように跪く。
染み込んでいく生温い赤黒い液体が]
脚は痛まないのか、
そうやって、
斃れて。
[血塗れの上着、クインジーの脚に括りつけられていたソレ。
解いて]
[涙に濡れた頬を、更に涙が伝う]
[眼に映るのは、目映い白]
[そして、痛いくらいに鮮やかな、赤]
[金の髪が、あんなに綺麗だった金の髪が]
[たおやかな方だった]
[何故、偽られたの]
[私の事が、憎かったの]
[ならば、何故、私を殺さなかった…!]
[自分の身をかき抱き、ただ涙を流した]
みんな…いなくなってしまうの…?
わたしがしねば、よかったのに…
なぜ、ひとをころして…
ころして、ころして…
いきのこる、ため…?
あかいせかいで、いきるため…?
[鈍い音が響いた]
――……ぅわぁぁぁああああっ!!!
[悲痛な悲鳴]
[分離]
くび、が…!
いやっ……やぁぁっ…!!
う、あぁぁあああっ!ああああああっ!!!
こわい、こわいよ!
だれだよ…クインジーお兄ちゃんを…こんな…。
…ぅくっ…。…ひぅっ…。
[瞳から泪が溢れる]
[液体だ] [ふと気付く]
[彼から血が一滴も流れていない、と]
・・・みんな死んでちょうだい。
私が占われていようがなんだろうが・・・。
ソフィーが一人ぼっちで可哀想じゃない・・・。
[わたしの目の前には、震える彼の姿。何か怖いものを見てしまったのかしら]
……だいじょうぶですか、にいさま?
[手には大事なものを持っているのに。あしきゆめを祓う、銀の剣を。諭すように、私は口を開く]
だめですよ、其れを持っているだけでは。
剣を手にしたのなら、抜かなくては。
力を手にしたのなら、使わなくては。ね?
そうだ……そうだよ。
君はぼくを裏切った!!
[ざくり][ざくり]
[緋い飛沫がガウンに散って]
違う、兄さんがぼくを裏切った!
ぼくはいつまでも裏切られた!
ひとつだって約束したのに!
[明滅する明かりを反射する]
[新しい血花]
君が、殺した!!
兄さんが、殺した!!
[けれど、にいさまには私の言葉が聞こえていないみたいだった。ふらふらと歩いて行き、膝をついてしまった。重症だ]
駄目、ですよ……それに触っては。汚れて、しまいます。
[血を吸った布きれを男性の遺体から取ろうとする背に、私はしがみつく]
……駄目、ですよ。ひとのものを、取ったりしちゃあ。
[まるで体内から血を抜かれたような]
[赤い青年は][まるで…青ざめたかのような][青]
[ごろり、 ごろり。]
[転がる頭]
[ぴたり] [止まる]
―――……ひっぅ。
く、くいんじー…おにぃ…。
[目が、合った――― その、顔と]
ざまぁ見ろ、いけ好かない金持ち女!
[鋭い小剣を両手に持ち]
人を塵でも見るみたいな目で見やがって!
[刺す形で何度も女の柔肌に突き立てる]
俺は人間だ!俺はニンゲンだ!犯人でもねぇ!
[美しかったソフィーの胸から夥しい血が流れて、白い肌も、金色の髪も、こんな時でさえ常に整っていた服も――全て、赤く染まる]
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