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「そこまでびっしりと、使用人について調べて、どうしようと言うんでしょう?」
「そうそう、あなたはなんでもやなんですね。そういえばご存知ですか? とあるなんでもやにかかれば、できないことはないんだそうです」
「そうそう、彼らには賞金もかけられているそうですね。人殺しはしないが、と。だから私、少し探したんです。」
「ご存知でしょう? …黒髪の麗しき情人を」
……何が言いたい。
あの二人に手を出したら殺るぜ
「嗚呼、いえいえ。わたしとしては一つ…お願いがあるんですよ」
「何を聞いても驚かずに。」
「実はこのパーティーのメインは」
「アーヴァイン様なのですよ」
これがあれば、きっとすぐにたどり着けるぞ!
[...はケネスから貰った地図を両手に廊下を歩いている]
露天風呂〜♪
露天風呂〜♪
ここを右に曲がれば脱衣所ー!
あ〜…
[相変わらず寝汚くしていたが、いい加減に起きないと一日の殆どを睡眠についやすことになる。大きく伸びをして、ソファで寝ているギルには気付きもせず]
腹へったかも…。
つか先に風呂…。
[我が部屋のように勝手に。各客室に設置してある簡易な浴室へ]
何か広間にそっくりだなぁこの脱衣所。
工事の手抜き?
・・・こんなにたくさん部屋があるんじゃ、どこか似ちゃっても無理ないか。
そんな事より露天風呂〜♪
[...は服を脱ぎ出した。
遠目にそれを目撃していないわけでもない使用人としては、お客様の趣味に口出しできないので、そっと目を逸らしている]
あった、湯船!
わー・・・!
・・・何か噴水みたい。
[噴水である]
い、いや待てよ・・・
僕が知らないだけで、これがお金持ち界での最新流行とかなのかもしれない。
中央から天空に向かってお湯が噴出しまくってるなんて、すごく斬新じゃん!
よーし早速♪
[...は手短にささっと風呂を終わらせると、自室に戻り(目印はつけてあったらしい)TシャツとGパンのラフな格好に着替えて腹の為にもと広間へ。髪は勿論乾かしてない]
腹へった〜。飯〜。
[...はなにやら外でえらい音がしたのを聞きとめて]
なんだ?隕石でも落ちたか?
[ひょこりと外へ出てみると噴水で一人もがいてるラッセル]
…アホか…(げんなり)
おまえなぁ、何が悲しくて噴水に身投げしてるんだよ!?
おら、さっさと上がれこンのボケ!
[ぐいっとラッセルを引き上げると、肩にかけていたタオルをばさりと投げつける]
[...はナサニエルの冷たい視線に、水温が下がった気がした]
ううう寒い!むちゃくちゃ寒い・・・!
知らなかった・・・温泉って・・・冷たいんだね・・・
[がちがち歯を鳴らしながら、差し出した手が紫っぽくなりつつある]
僕的には・・・あったかいのが・・・好みなのに・・・
薪!薪くべてーっ・・・
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