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[あれ以上年を取るか、の言葉に大げさに溜息を一つ。]
……ちゃんと歳はとります。
昔はもう少し――そうですね。
もう少し、血気盛んだった、かな……
[懐かしむように目を細め]
子供の頃ならちゃんとありましたよ。
夢は――何だったでしょうね。
余りにも昔過ぎたし、あの頃は……
[思い出せません、と苦笑した。]
[幾らか普段通りの装いを取り戻す男に頷き、けれど夢と問われればふるふる首を振り]
「夢は、無い
セシリアは、夢、見れなかった、から」
[牧師の言葉に瞬き首を傾げ]
「親子
良く、判らない、けど
ルーサーが、お父さん、だったら、嬉しいと、思う」
[年をとっても男は騒がしいと言う牧師に微笑み]
「其れも、ナサニエルの、良い、ところ」
>>183
へぇ…
[血気盛んだったと聞くと、困難なものを苦心して思い浮かべる顔になる]
想像できないな。
血気盛んな牧師…か?
>>184
夢を見れなかった…
[それは悲しい事なのかもしれないが、眉を寄せるには少女はまだ幼さすら残しているようで、だからこれから見ればいいんだと表情を明るく保つ。親子がよく判らないと聞けば]
そっか。ナイジェルにも親父やお袋はいなかったのか?
[騒がしいのが良いところなどと言われると]
はは…そこを褒められたのも初めてだ。
うるさいのはガキの頃から注意されてるけど、どうにも治らねぇ。
きっとずっとこのままさ。
「良い、父親は、判らない、けど
ルーサーは、料理上手な、お父さんに、成れる」
[其の手の傷を一拍だけ見詰め]
「でも、今日の、御飯は、他の、人に、作って、貰わないと」
[男の言葉に一つ頷き、親の事を問われるも首を傾げ]
「居る、と、思う、けど、覚えて、無い、から
覚えて、いるのは、あそこ、だけ、だし」
[幼い頃に攫われ延々と監禁されている間に記憶は薄れてしまったのかも知れず、相変わらず自身の事には余り興味が無さそうで淡々と言葉を紡ぎ、けれど男の様子には嬉しそうにふわと微笑み]
「ルーサーと、ナサニエルも、親子、みたい、なの、かな」
>>186
…現金なやつ。
[オレのような息子は願い下げとか言ってた癖にと、小さく不公平さを指摘するが]
問答無用、まあね…。
逆にこっちを怖がってんじゃないかって位の取り囲み方だったな。
[集められた中に居るであろう、「人狼」を怖がってるんだろうかと呟く]
だな、丈夫でしぶといオレとしては…1000までも生きてみせる。
枯れ木でも神経の太い、コントロールできるはずのルーサー老としては、素直に手当てを受けたらどうだ。恥ずかしがらずにさ。
…それとも、傷に染みて暴れないか心配か?
>>188
……そっか。
[親の事を覚えてないと淡々と言葉を紡ぐ少女の唇の動きを見ながら、彼女と初めて会った時の状態を思い出せば、覚えているという「あそこ」について問うのは憚られ]
ルーサー爺としちゃ、可愛い娘しか欲しくないってさ。
[拗ねたような顔を作って見せた後、すぐに噴き出して笑う]
「ルーサーの、料理、美味しかった
牧師の、前は、血気、盛ん、だったんだ」
[牧師の視線を追い男を一拍見詰めて瞬き]
………
[何を思ったのかふるふる首を振り首を傾げ]
「ナサニエルは、料理、出来る」
[男の拗ねた表情と噴出す様子にぱちぱち瞬いてから微笑み]
「憎まれ口、叩いて、ルーサーに、呆れ、られながら、ナサニエルも、一緒に、お茶会」
[ネリーは自分の部屋で白のワンピースに着替えてどうと言うこともなくくるっとつま先で1回転してみたりする。]
うん、今日もばっちりだわ。
そういえば、私みんなの過去などをあまり知らないのよね…そういうところに真実ってあるんじゃないかしら。
[とネリーは思い部屋を出る。]
「手は、自分だと、難しい、から」
[一応は簡単に治療されている掌に似た様な傷のある手を伸ばし、消毒薬を含ませたコットンでそっとなぞれば微かあかく滲むだろうか、傷薬を乗せガーゼを当てて慣れた手つきで包帯を巻き、治療の終った手を持った侭に眺めて]
「おっきな、手」
[そっと手を解いて唇がお大事にと告げ首を傾げ]
「ナサニエルは、可愛い、のに」
>>192
[ルーサーの視線を追い自分を一拍見詰めて瞬き、何を思ったかふるふる首を振る少女を不思議そうに見返し、そして料理ができるか問われれば]
あのな、できないことも……ないんだぞ。食材はあんだし。
パン焼いて卵焼いて肉焼いて…、野菜でもちぎって塩振って出しゃいいんだろ。あとは牛乳を…
[複雑な表情でぶつぶつと羅列する中、少女に微笑まれ]
…前半部分は余計だけど。悪く無さそうだな、お茶会。
>>193
…言われるまでもなくわかってる。
可愛いと言われたら言われたで、気持ちわるくて傷が悪化する。
[少女へと微笑んでいた顔が、言われた事に、真面目な顔を作ってそう返す]
ああ…。
[よく殺されなかったと言われれば、自分が警備兵に対峙して果敢に吠えながらも懐から取り出して突き付けたのが果物ナイフだったとき、笑っている奴もいた気がすると溜息と共に思い出す]
…ナイジェル、すごく染みるように手当てし直してやれ。
[その顔が料理できないと言っているなどと断言されると、そんな事を言いながら、手当てをするナイジェルとされるルーサーを見守っている]
[ネリーは2階をひとり歩き、もしかしたら秘密の部屋、扉、あるいはそれに準ずるものがあるのではないかと思い入念に壁や床を調べていた。
途中、ネリーの知らない重厚な扉もあったりしたが、素人知識ではとても錠前破りなどということはやってのける筈もなく、全くと言っていいほどの不首尾に終わった。]
あーん。やっぱりアーヴァインが残した手がかりなどってないのかしら。
[廊下をひたひたとまでは行かないけれど、静かな音で歩いているのは不自然だとはっと思った。]
どうして私、こんなことしてるんだろ…泥棒でもないのに泥棒みたいなことしてるじゃない。そもそもこそドロなんてやったこともないのに。
[ネリーはそのままやがて皆のする声の部屋の手前まで辿り着いた。 そのまま背を向けるべきか、何事もなく入るのか、あるいは単刀直入に切り込むか。 一瞬悩みが生じたがこのあたりでねちねちしていてもしょうがない、と思い結局そのまま進む。]
こんばんは、みなさんごきげんよう。
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