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[気配と声にゴーグルを脇に置きながら緩やかに入り口へと顔――顔を見ずとも肌と耳はコーネリアスである事を察知してか、余程注意深く見て居るか親しい者が見なければ判らない程度だが、常より幾らか穏やかな面差し――を向け]
来て貰ったから。
[其の人を伝える如くラッセルへと視線を流し示し、コーネリアスを暫く見詰め、元々細い彼の顎のラインをなぞった眼差しは僅か細められ、珍しく微かに表情を曇らせる]
――…
[食料の殆ど無い現状ではかける言葉も無く、口唇は震えるだけで緩やかに瞬き、何時も通りの感情を写さない面持ちに戻り]
是から、仕事?
[ラッセルからの問い掛けには暫く思案の間を置き]
還る為に、足掻く。
[紡ぐ言の葉は常と変わらず淡々と静かではあったけれど根底には意思も滲んで、コーネリアスの問い掛けに答える様子を見守り、部屋へと戻るらしき後姿を見送る]
[休憩も終えて出歩いてみるも内部ですることなどあまりなく、
退屈と言えば退屈だけど、ちょっと前までの退屈ともまた違い。]
俺の場合は仕事がない方が平和ってことだけど、さ。
[そういや医務室に行った女性作業員は元気になったのかな、とかどうでもいいことなど考えてみたりもして。
宛てもなく歩くのは何故か。以前は自室か喫煙スペースで煙草を吸うか他愛もない話をしながら暇を過ごしていたのに。]
じっとしてられない、ってのは子供かな?
[歩む速度はゆっくりで。]
ハーイ、ニコル。元気?
お仕事おつかれー。
[ひらひらと手を振って彼にいつものように笑ってみせる。
身振り手振りから推察すれば、自分は船内クルーにしては比較的テンションが高いといえるだろう。
少しだけ表情が曇ったように見えたけれど、それに気づくような様子もなくて、むしろ笑顔のまま首を傾げるだけ]
ああ、そうなんだ?
じゃあえーと…ナサは部屋かねぇ。
[小脇に抱えたコンソールで重力質から確認した生体パルスの中に彼の部屋で点滅しているものがあったように思われて、ふむ、とちいさく相槌を打ちながらラッセルを見送る]
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
[減った人間を頭で思い起こすも、それもどうでもよくて。矢張り頭の良い行動とは思えないからどこかで馬鹿にしたかもしれず。]
出来ることは、少ない。
[少しつまらなそうな顔にも見えたかもしれない。
と、恐らく中核部あたりから出てきたラッセルを見かけて一拍見つめれば、彼が部屋に戻るようなのに声をかけたわけでもなく――目が合えば片手をあげて挨拶の一つもしたろうか――何となく足は彼が出てきた方向に向いてしまうだろうか。]
助かりたくて外へ出て行った馬鹿と、
船に留まっているのに何も出来ない馬鹿と。
どちらが利口かなんて考えるだけ詮無いことか。
[元気かとの問い掛けにコーネリアスの笑顔を見詰め思案気に――傾く彼の首と同じ様に――首を傾げ、結局は労いの言葉と纏めて緩やかな瞬き一つを返すに留め]
ナサニエル?
[煙草を貰い受けて後の行動は判らずに被りを振り]
残っては、居ると思う。
[最後に貌を見てから暫くの時は過ぎていたけれど、なんとなく未だ彼は船に居るのだろうと思い付け加え、モニタの明滅に視線を移しシステム書き換え終了を見て取り、タッチパネルをなぞり待機画面へと変更し席を立つ]
仕事と云えば…?
[笑みと共に返される言葉にも不思議そうに瞬くも、別段に答えを求めていると云うよりは、単純に疑問が口から零れたらしき呟きで]
そ、仕事と言えば仕事。
相変わらず拾ってもらえないボトルレターの送受信、ってさ。
あとは、船の航行ルートプログラムの差分修正。
[小さく肩を竦めて、けれどやはり笑った。
残ってはいる、というあいまいな返事にも、ふぅん、とひとつ相槌を打っただろう。
別に今すぐリモートコンソールで確認することは可能だったけれど、そこまで慌てて確認をする必要があるわけでもないのか、それは実行に移されることはなかった。
そんな話をしていればラッセルが去っていった方向からの気配が再び近づいてきたことを感じてそちらを見れば]
うわさをすれば影、かねぇ?
[ナサニエルが見えたなら、手を振っただろう]
[気だるそうな、けれどつまらなそうな様相で付近まで来たけれど]
ココ入ってもすることないんだよなぁ。
[けれど来てしまったのは人気がありそうだと思ったから。
人恋しいわけでもなかったし、今まで一人になりたいとは思っても誰かと居たいと思ったこともない。
コーネリアスが手を振っているのに気付けば何拍か見つめながら歩み、近くまで来てから漸く手をあげて。]
減ったな。
[かけた声は挨拶でも何でもなかったけれど、それは挨拶代わりだったらしい。うわさをされていたなだととは露知らず。]
そう。
[コーネリアスの言葉に瞬きと共に短く――労う如く幾らか穏やかな――声も応え、肩を竦めども常と変わらず笑みを零す彼の様子を静かに見守り、ふと僅か目許を和らげる]
ナサニエルに…
[何か用?と問うより先に、近づいて来る気配へと緩やかに視線を移すと、コーネリアスの言葉には瞬き一つで応え、噂の主であるナサニエル其の人の登場に、何時も通り挨拶代わりに瞬きを一つ送るも、常は中核部に立ち入る事も稀な筈の彼が、何か用でもあるのだろうかと問うらしき眼差しで暫く見詰め]
――…見回り?
[問題が起きれば通信が入るであろう状況で彼の他の用件を思いつかず、口唇から微か零れる呟きはナサニエルへの問い掛けと云うよりは、自身の内へ向けられた問い掛けの様相で、する事が無いとぼやく彼を不思議そうに見詰める]
そ。
だから仕事でもあるし仕事でもない。
拾ってもらえない手紙はいつまでも片思いのラブレターと一緒だ。
別に、ナサニエルに用があるわけじゃないよ。
ただ、いるんだなーって思っただけ。
[小脇にコンソールを抱えているので、抱えていないほうだけの手振りと共に肩をちょっとだけわざと竦めて見せた。そして近づくナサニエルに軽い挨拶と共に応じ]
ハーイ?
うん、減ったね。ものの見事に。
[その口ぶりはあくまで軽く、注意して聞いていなければ聞き逃してしまいそうなほど普通で]
[ギルバートのいつもの様子にこちらも首を傾けて、けれど紡がれた言葉には自分も一拍考えるような素振り。]
見回りは……終わった。
する必要というか原因そのものが減ってきてるし?
[不思議そうな眼差しをどうしたものかと考えるけれど]
まあなんだ。暇だから。
[仕事をしてる人間に対して言う理由じゃないけれど、悪びれた様子は全くないのはいつものことで。]
[明るい口調のコーネリアスに自然と表情は和らいで。]
一体何人にラブレター出してるんだか。
[聴こえた会話に冗談を返したけど、
当然彼が遊んでるわけじゃないのは明白で。
やはり、少し居場所がないかと思案気に表情を戻した。]
減った中に俺はいないわけだけど、この状況じゃココに居ても
仕方がないなぁと思わないでもない。
[さらっと現状に不満を漏らし、肩を竦めた。]
[「片思い」と口唇だけがコーネリアスの言葉をなぞり、ナサニエルとの挨拶の遣り取りを聴いているのかいないのか、彼の挙動の度に揺れる長い髪へと視線を移し、照明に煌く髪の様子を暫く眺め、コーネリアスの灰色の瞳へと眼差しは戻る]
コーネリアスも、居る。
[確認する如くか余りにも当然の事を呟き、残っているのと逃げ出すのと一体どちらが生存率が高いのかも判らない状況で、何故か此処には未だ数名の人間が存在している事を改めて認識する]
人が、減ってるから。
[原因が減ってきたと云うナサニエルに応え、暇だから此処に居ると云う回答には――自身が勤務中だからと云って気分を害した様子は全く無いが――益々不思議そうで、暫くは思案気に彼を見詰め]
チェスでもする?
[唐突に暇潰しとして思い付いたモノを其の侭を口にする]
それは秘密。
余計なこと知っちゃうと、馬に蹴られて宇宙の彼方よー?
[小さな含み笑いをひとつ。
実際にそんなものは履歴を見ればわかるだろうことであって何の秘密でもないのだが]
そーお?
まあ、船に何か掠ったり穴でも開かない限りは今のところ有給状態なんだし、折角だからゆっくり暇しておけばいいじゃない。
どうせ、また船が本来の航行ルートに戻ったら仕事なんて降って沸いたように出てくんだからさ。
[まるで無理を言う子供のようなナサニエルの仕草に苦笑して、それをなだめすかすかのように彼の頭を撫でようと手を伸ばす]
流れ者 ギルバートが村を出て行きました。
うん?
ああ、そうだね。ここにいるよ。
ニコルもここにいる。
ラッセルとナサも、この船の中にいるね。
[子供のような言葉によく出来ました、と褒めるようにニコルへと笑ってみせる。
実際、声に出してみればどれだけのクルーがこの底も波も見えない宇宙の海へと補陀洛渡海とばかりに旅立っていったことか]
チェス。いいねー。
将棋も好きだけど、ここにはなさそうだ。
暇なら頭脳労働よろしくやってみたら?
[どうやらますます不思議な眼差しを受ける羽目になってしまったことに苦笑し――けれどどこか楽しそうに――チェスと言われれば今度はこちらが僅かにきょとんとした面持ちを返す。]
ギルは仕事中じゃないのか?
[自分だけが手持ち無沙汰な気分でいたから、疑問は自然と口からもれて。]
秘密と言われると知りたくなるのが世の常だろ?
宇宙の彼方に飛んでった先が地球だったりしたら喜んで蹴られるね。
[そんなことを言いつつじゃれたりして。]
後々高くつきそうな有給だ。
本来の航行ルートに戻った時に、船外活動するのが俺だけでした、
って状況なら酷くこき使われそうでぞっとするよ。
[くすくす笑って会話を続ければ彼に頭を撫でられて、ふいと視線を外す。普段撫でる癖はあるくせに、撫でられるのは何だか慣れず。とはいえ自分を撫でるのは恐らく彼くらいのものだけど。]
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