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…そういうことを聞いてるんじゃ
[ない、と言い切ることが出来なくて、俯いた。
瞳の色が変わっていることに気づけないほど、全てに耐えられないままゆっくりと手を伸ばしてタブレットを手にするだろう]
……ごめん。
[呟いた声は、空気に溶けて消えてしまうほどに小さく力なく震え]
コーネリアスが謝る事は、無い。
[受け取られるタブレットに手を引き]
コーネリアス――…
[薄い口唇を噛む]
我が侭は、もう云った。
是以上は、厭なら無理強いはしない。
でも――…
[拳を握る]
叶うなら俺を――…
[食べて、と小さく囁いた]
[足はまっすぐにセシリアの所へ。]
――ちょっと来い。
[ぐい、と腕を掴んで相手の承諾も得ずに引き寄せる。]
……船長、見つけたのは誰?
事故死か、殺人か……お前じゃないのはわかってる。
[耳元で囁いた声。
セシリアの髪を――常の乱雑さではなく――優しく撫でて、その手にレーションを握らせる。]
……やる。
前に煙草と交換で、ギルにもらった。
[彼に煙草は返された。
彼は覚悟を決めた。
食べるのは彼でも自分でもない。]
[どうせなら、心も完全に無くしてほしかった。
つまらない感情で動かないように。
くだらない感情で苦しまないように。
人ほど豊かな感情はないくせに、
意志や半端な感情を与えられた身は
曖昧な世界で浸食されて尚
今更こんな行動に走らせる。]
人は……残酷で、無慈悲だ。
機械は所詮機械――ならなんで、
完全な機械にしてくれなかったんだろうな。
…っ……!
[手の中に残ったタブレットの包装が、強くこぶしを握ったことで少しだけ悲鳴を上げた。
どうしようもない状況なのに、どうしたら彼の望みを叶えてやれるだろうかと考えることはそればかりで]
……ごめん。
ホント、ごめんね。
[涙が落ちるのと同じくらいだろうか。
タブレットを持たない手に握られていたのは子供騙しのような旧世紀時代のデリンジャー。
叶うならば、と告げる言葉にようやくまっすぐに前を見据えて]
…わかった、食べる。
他の、誰にもやらない。
ニコルの全部、俺が食べるから───
[堪えていたはずの涙がぼろりぼろりとやはり頬の上を伝い古い銃口はその額を狙って───]
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