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[牧師の声に今度こそ顔は其方へ向けられ、拘束具へとちらと視線を落とし再び感謝の言葉を紡ぐも、僅か怯えの混じった瞳がじっと牧師を見詰め、更に唇は何か紡ぐも聴こえる筈も無ければ届くとも思っていない小さな呟きが零れ、思案気に瞬いて自身の胸元に包帯を巻かれた手を沿え更に口を開く]
「私の神は、死んだ」
[必死で伝えようと紡がれた訳では無い事の葉は、訴えるよりは確認の為に紡がれた言葉かも知れず、視界の端に映る少女の美しい手へと視線を落とす]
[――…殴らないよ]
[嘘と言う概念すら遠いのか少女の雰囲気が容易く言葉を信じさせるのか、安堵の溜息と共に差し出された手にそうっと包帯を巻かれた手を伸ばし、恐る恐る触れて繋いでも良いのだろうかと少女の顔を覗き]
>>125
……あぁ、そっか。
やっぱり人を切っちゃったら、誰かが悲しんで、
憎んで、だから、……悪いことなんだ。
……神様は――
[やっぱり赦してくれないのかな。
言葉にはせずに虚空を仰ぎ見る。]
ううん。それでもルーサーさんは……
いいひとだと。……思うよ。
……人だって沢山いる、ですよね。
悪い人もいるけど、いいひともいるから。
[――この屋敷に連れて来られたのは
自分だけ何かの間違いで
そうだ。きっと此処にそんな悪い人なんていない。
だとすれば自分だけの背徳感が襲うのか。
それも菫色の少女の笑みがやわらげてくれると思いたかった]
>>127
[牧師へと、或いは天へと向いていた瞳は
少女の最初の唇の動きを捉えることはなかった。]
……ぅ?
[そろり、何処か窺うような彼女の様子を見れば
小さく笑んで。
きゅっと――乱暴にはならないように、
彼女の手を取った。]
お部屋さがし。いこっか?
[牧師へとかける少女の言葉を其の横顔を見詰めた侭に聴いて、紡いだ言葉を問われても何でも無いと言う様に緩々と首を振り、繋がれる手と少女の顔を交互に見てゆっくりと瞬き、繋いでいない方の手でそっと少女を指差してふわと微笑み]
「シャーロットは、優しい」
[繋がれた手を遠慮がちに握り返し、部屋を探しに行くと言うのに頷く]
……あはは。そんなことないよ。そんなことない――。
でも、貴女に酷いことはしない。約束する!
[一瞬語気は弱まったけれど、すぐに真っ直ぐな笑みを向け
少女の手をしっかり握り、部屋を探しに歩みだす。]
あ、ルーサーさん。
……ありがとう、ございます。
その懺悔も、えーと、……約束ですよ!
[一つ頭を下げて。お説教は怖いけど、と微笑み。
二人、廊下を歩む先、
やがて幾つかの部屋の扉を見つけるだろう。
そこで菫の少女に問う。
「同じ部屋にする?違う部屋にする?」
答えが何であれ、きっと笑顔で
「うん、いいよ」と*頷くだろう*]
[本を読む傍ら、周りの音は耳に入ってくる。面白い話だ。本に視線を落としたまま、間近にいる者にしか聞こえぬトーンで呟くは]
――罪を犯して極刑が下る。しかしてその刑を執行するのは――。
何をもって正義とし、何をもって罪とするのか。
――裁き。即ち正義を掲げた人殺し・・・面白い世界よね。
[今度は目元だけに笑みをたたえれば、後はいつもの表情へ。
静かにページをめくる音が室内に*響いた*]
[いい人と評されているらしい牧師の口許を紫水晶の瞳は静かに見詰め、紡がれる言の葉はに何を思ったのか緩々と首を振り、微笑みを向けてくれる少女へと顔を向け直し、恐らく少女の否定する言葉の意味と想い描いた言葉の意味は違うのだけど其れ以上は説明のしようも無いのに頷いて、少女の牧師へとかける言葉に紫水晶に浮かぶ気遣う気配]
………
[牧師へと視線を投げゆっくりと一拍は其の姿を見詰め]
「神の代わりに、貴方が、シャーロットを赦すの?」
[答えを待つより早く歩き始める少女に連れられ、別れの挨拶に牧師に頭を下げれば、遅い歩みに歩調を合わせてくれる少女と共に右足を僅か引き摺りながら部屋を探しに向かう]
――それが人ですよ。
大義名分さえあれば、人は人を殺せる。
世の中、そんなものです。
[捲るでもなくただ聖書へと視線を落として。
瞑目する。
神の名の元に人を殺す、そんな時代もあったのだし、と。]
/中/
ご挨拶遅れました。こんばんは。
実は完全RP村はそこまで慣れてなかったりするbloodyと申す者です。石投げないで!場違いにならないよう頑張るから!
しかも飛び込みでごめんなさい。せるびすさんの日記から飛んだら凄く面白そうだったから……つい。
一番の不安要素は
バ フ ァ リ ン 吊 り 志 願 す る の 厭 だ な !
前例があるので今回は頑張りたい、です...orz
とりあえず縁故(ぁ
【セシリア:大丈夫だよ。大丈夫】
【ルーサー:いいひと。きっと、いいひと】
【アーヴァイン:わかんない……】
【:】
[セシリアの口元を読めば失笑めいた笑いが零れ]
……そもそも神は存在するのか。
居るかどうかもわからない存在の代理など――
私にはごめんだ。
[2人が去っていくのを見送るとそう呟き。]
[豪奢な部屋に驚愕は無いのか淡々と客室の扉が並ぶ廊下を進み、問われれば少女を見詰め幾度か瞬いて、暫くは思案気に視線を彷徨わせていたけれど、繋いだ手に微かに力を籠めて少女の顔を覗き]
「一緒でも、良い?」
[読み取られる言葉と共に頷かれ浮かぶ笑顔にまた一つ感謝の言葉を紡ぎ、少女と二人で使っても充分な広さの客間の一室へと足を踏み入れ、断る様に浴室を指し示せば、気遣う様子の少女に微笑んで頷き、借り受けた服を脱いで包帯を解き、傷に沁みるのすら厭わずに熱いシャワーを浴びる]
………
[浴室のタイルに散らばるあかの滲む白の布]
[傷だらけの痩せ細った肢体を白の泡が滑る]
[排水溝へ流れ落ちる水も微かあかく染まり]
[変えの包帯も着替えも有る筈も無くバスタオルに滲む血を見詰め、立派な鏡へと映りこむ自身の傷だらけの身体を観察して、顔の腫れは幾らか引いてきているだとか、痣は其の内には消えるだろうとか、足は酷く痛むけれど後遺症は残るだろうかとか、順に確認をしながら視線は胸元で血を滲ませる大きな傷で止まり、未だ濡れた手は鏡越しに其処へと触れる]
………
[血の止まり切らないのに僅か逡巡するも、清潔な包帯は無いので其の侭借り受けた服を着て、大量の包帯を浴室のゴミ箱へ捨てれば、溢れて床に零れるあかを其れ以上は気にする事も無く、部屋に戻り少女が休んでいるのに気付き手近にあったブランケットをそっと肩からかけて、窓際のソファに腰をおろし外を眺めているうちには緊張が解けてきたのか*夢の中へ*]
[感覚を頼りに歩き続ければ、ずらりと並んだ客室。その一部屋のドアを開け中に入る。]
――予想通りに…豪華な部屋だね。
[絶えず湛える口許に笑み。崩れることなく手荷物を片し。服を脱ぎ捨てればバスルームへ]
[柔らかく降り注ぐ雨は、少年の肌を丁寧に濡らしていく。頬、首筋、そして背中――]
[左側だけに残された、呪縛の文字を刻んだ皮膚も漏れることなく与えられた温水を弾いていく。]
――罪を金で買い…赦しを与える…。新しい罰と共に…か…。
結局誰も裁く権利など無く、赦す権利を得る事で罪という存在を認識させ、負荷を与えることで裁きに還そうとするのかな…。
[勢いよく飛び散る水音に、苦笑と独り言を入り混ぜると、少年は丁寧に自分の体を*洗い始めた*]
ふん…女か。
[厨房から果実を失敬して広間に戻れば、ゆるやかな波のある緑の髪の女が目に入る。
...は自分が来た時にはいなかったその新たな人間に見るともなしに目をやりながら、果物ナイフで切り取っては林檎の欠片を口に運ぶという動作をくり返している。
しゃくしゃくという瑞々しい果実が口の中で噛み砕かれる時の音が静かにページをめくる音と混じり、青年の手の中でだんだんと林檎は果肉を減らされていく]
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