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[セシリアが包まっているシーツの裾をまたハサミで切り、傷口をそれで巻く]
それじゃあ、これを着て下さいな。
サイズが合わないかもしれないけど、我慢して下さいね。
[持って来た服をセシリアに差し出した]
ううん。
ルーサーさんのお陰で、きっと、楽になったのだと思うから。
やっぱり、ありがとう、です。
[いまだしゃがんだまま。弱い微笑みをルーサーに向ける]
人を切ってはいけない――
人を切ったら罪――
人を切るのは悪い人――
そう。だから。宜しくない。
[訥々と言葉はいつもと少し違い、感情が希薄がち。]
[自身に待っているようにと告げた修道女が現れれば顔をあげ、かけられる言葉に手に持った服と顔を交互に見詰め頷いて]
「ごめんなさい、ありがとう」
[謝罪と感謝の言葉を並べて紡ぎよろけながらも立ち上がり、少女の声に向き直れば紡がれる名に静かに睫毛を下ろし、申し訳無さそうに首を振りプレートを握り直す]
[俯く様子に興味を失ったようにセシリアから視線を外し。
ステラが服を差し出した服を意外そうに見つめながら]
……お手間おかけしまして。
[着替えの邪魔かと広間へと歩みながら、シャーロットの言葉に呟く]
――罪か否かは所詮人の秤だよ、フロイライン。
[シニカルな笑みは帽子の影に隠れ。]
[僅か顎を持ち上げて首筋に包帯を巻かれるのを待ち、差し出される服と修道女を交互に見遣り、逡巡の後に遠慮がちに伸ばした手が受け取り、修道女の顔色を窺い前髪の奥から紫水晶は微か脅えた色を滲ませ]
「ありがとう」
[震える手を引き寄せ胸元に服を抱いて深々と頭を下げ、視界の端に映る少女の雰囲気が変わるのに、また脅えた視線を投げる]
[少女の返答はNo.
こうしてやりとりが出来るだけでも何処か嬉しい。
――其の名は否。
名前が嫌いなのだろうか、と、思案する。
けれど新しいあだ名なんかをつけるほど
少女の語彙は豊富ではなかった。]
そうだなぁ。
名前が無いのも困っちゃうね。
でもいっか。
名前はなくても、
“貴女”は、“あなた”だよ。
[へら、と笑う。]
ヒトの、天秤――
でも人を切ることは……
神様だってお許しにならないんじゃ、ないですか?
[不思議そうに、距離を置く牧師を目で追った。]
>>115
あー。
そっか。そっか。そうですよね。
[修道女も人間。
言われれば当たり前のこと。
なのに妙に納得して、そっか。と何度も繰り返していた。]
はい。いってらっしゃい。
……わたしもお部屋、あるのかな。
[それと彼女のお部屋も――と菫色の少女に目を向けて]
[きょとん]
………?
[かけられる言葉に怯えすら一瞬で消え失せ、代わりに浮かぶはただただ不思議そうな表情で、借り受けた服を胸に抱いたまま少女をじっと見詰めて]
「私は、私」
[繰り返すも実感が伴わないのか曖昧に頷き、けれど少女の笑うのにふわと微笑めば、周囲の視線を気にした様子も無くシーツを持つ手を解けばぱさりと足元に布が溜まり、所々あかの滲んだ包帯だらけの痩せ細った身体を隠す事も無く、慌てもせずタートルネックとジーンズに袖を通していく]
[牧師のどの言葉にか一瞬だけ視線を移すも再び服を着る手を動かし、着替え終われば修道女が微笑みを残し去って行くのを姿が見えなくなるまで見送って、部屋の話になれば少女と牧師へと向き直り、修道女の消えた方へとまた視線を投げる]
………
神に赦されて、何になるの?
罪を裁くだけなら、人間だって出来る。
罪を赦されても、救われないなら、意味なんて、無い。
憐れみ一つ、呉れない神なんて、要らない。
……わたし、変なことゆったかな?
うん、そういうの、よく言われる。自覚はないの。
[あはは。と屈託無く笑う。
屋敷に来た最初は警戒や怯えや戸惑い混じりだったのに
菫色の少女を見ていると、
自分が惑っている場合じゃないような気がして。
人の怯える姿は嫌い。笑顔を見れば自分も笑える。]
――って、あ、わ、……
[視線を気にすることもなく着替え始める少女。
露になる肢体に思わず目を逸らし、
それから牧師がちゃんと見えない場所に居ることを確認。]
……だ、大胆なんだね。
[何故か此方が赤面してそんなことを口走ったが
ふっと目に焼きついた少女の、体中の傷が。
それが何を物語るかなんて、皆目検討もつかないけれど]
きっと。きっと。
ここにいればもう痛くないよ。
もし貴女を傷つけるようなひと、此処にいたりしたら
わたしが、守って……まも、れるかな。うん、でも。
[自信はなくて。ぁーぅー。と妙な唸りを上げるが、
すぐに打ち消す。
「大丈夫」
「大丈夫だよ」
それが合言葉のように。微笑を湛えて繰り返した。
ふと少女の視線に気づき。暫し沈黙。ぽん、と手を打つ。]
お部屋、さがしてみる?わたしも探してみたかったの。
>>119
赦されぬ罪は無い―――
じゃあ。
極刑を受けて死んじゃう人は、
人間の悪い人に殺されちゃう、の、かな。
それとも神様に祈って、懺悔するのをさぼったのかな。
……神様に祈れば、懺悔すれば
赦される――
[すい、と上げる視線は集光窓を捉えた。
あの淡い光に神の慈悲は滲んでいるだろうか。
無意識に、指先は十字を切る。]
ルーサーさんも、きっと、やさしいひと。
だって牧師さんだし。
神様みたいに、心が広いんだと。……思う。
………
[変な事では無いのかも知れないけれど判断出来る程に何も判らず、ただきっと少女は正しいのだろうと思えばおかしくは無いと言う意味で首を振って、肌を晒す事の意味合いすら理解は遠いのか、少女の視線と微か染まる頬にはまた不思議そうに見詰め、タートルネックの襟から顔を出してかけられる言葉に瞳は見開かれ]
[――もう痛くないよ]
[浮かぶ微笑みは儚かったけれど部屋を探すかと言う問い掛けに頷いて、右足を僅かに引き摺るように少女へと数歩歩み寄って、少女と次に自分を指差し]
「シャーロットは、殴らない?」
[長い言葉は唇だけで伝わるか判らなかったけれどゆっくりと紡ぎ問う]
[頬を指で掻きつつルーサーから菫の少女に目を戻す。
見ればタートルネックから顔を出す様子が
妙に可愛らしかった。くすりと笑う。]
うん。貴女が笑えるの、わたしは嬉しい。
[目を細める。
歩み寄る彼女、身体的に何処まで障害があるか――傷は酷く思えるけれど、歩くことに支障はないのか。色んな危惧を巡らせつつも、そっと彼女に手を差し出す。]
……、ロットは、……、ぐら、ない――
[その唇から紡がれる音のない言葉を、読み取ろうと何度か反芻し、やがて少女が彼女自身を指す仕草で、思い当たる。その指先には痣が、あったから。]
わたしは、貴女がいやなこと、しない。
……殴らないよ。
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