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グレンさんあんななのに僕だけお2人と一緒にいるのは…。
多分、僕の気持ちと同じなら僕は凄くグレンさんに寂しい思いさせてると思います。
だったら僕もせめて明日まではグレンさんだけ見ててあげたいから。
[笑う顔はどこか泣きそうだったけども、何とか堪えて部屋から出て。
自室に戻った後、堪えきれずに少しだけ泣くのだろう*]
…リー君、今は切なくとも
永遠に続く其れではないのだよ。
お疲れさま、愉しかったからね。
ゆっくり休んでおくれ。
〔心揺らぐらしいラッセルの背に声をかけて見送った〕
もう見えない…。
…あれほどはっきりとは、見えない。
[それは目を閉じればいつでも瞼の裏に浮かべる事はできるけれども、目覚めた時に見た幻ほどに、はっきりとはもう見えない]
澄んだ秋空の星…すすきの揺れる野。
それから――
[夜の色に月と日の色の刺繍が混じった長衣を羽織ったまま、窓際の椅子から空を見上げた。
――満月には、少し足りない]
…おれの心のようでもある。
近くにあって、ちらとでも話しかけて貰えるのが楽しかった。
たとえ沢山の、からかい甲斐のある者達の一人と見なされているにせよだ。
欠けている月だとして…共に見ながら酒でも酌み交わせたなら、おれにとってさぞ良い一時だったろう。
地下へと行かれてしまっては、声も聞けん…
[使用人に頼んだ白い葡萄酒をぐいと呷って、もう一度目を閉じ思い浮かべようとしても、自然と瞼の裏に映るものが故郷の景色を押し退ける。
それでも瞼は閉じ続けて、酒の効果か襲う睡魔に、身を包むものの温かさゆえか案外幸せな*夢を見る*]
…博愛主義ともちょいと違うか。
アンタ、本当に欲張りだねぇ。
[くく、と笑う声は親しみの色が濃いだろうか。
こちらに掲げられたカップに瞬き。
レモネードの入ったグラスを応じるように揚げて]
――言われずとも。
[自分が幸せに。相手も幸せにできるよう]
[引く真似をする手から逃れるように、舌はすぐに口内に消え]
でもま、この独占欲はアイツには教えられねぇけどな。
…内緒にしといてくれよ?
『…悔しい』
[そんな想いが心を塞ぐ]
[気持ちはあるのだ、ギルバートに対する想いは。
だけど、過去に囚われた体は、心に刻まれた傷は
無意識のまま頑なにそれを拒むのだろう]
………ギルバート……。
[名を呼ぶ。
愛しい、悲しい、悔しい…想いに応えられぬ身が切ない。
だけど……怖い、無意識の感覚]
いつか……。
[この想いが怖れを凌駕する事ができたなら。
彼を想う愛しさと、彼が想う優しさが、それを打ち消す事ができたなら]
[いつかすべてを委ね、受け入れる事ができるのだろうか?]
>>26 >>27
――、…ふむん…
〔やがて水晶球のひとつが異国よりの旅人たる若武者を
映し出すと、此方の面持ちから笑みが薄れて消える。
一人月を眺めて手酌する様子を暫し眺め――〕
……ああ…そうだ。
私にもあったのだったね…独占欲は。
〔思い出すような呟きは、擽ったがりの耳元から
伝達の魔法具へ囁いた言葉にか。少しばかり目元を掻いて
面映げにした〕
[涙を堪えたような表情で。
それでも笑って告げてラッセルは出て行った]
[残されたのは少しだけ中身の減ったグラス]
……傲慢。
だけど、俺もそれを願いたいね。
[先程広間に映った青は元気に見えた。
空元気に見えたのは、自身の傲慢さ故だろうか。
自分と同じであるだろうと思う傲慢さ故の]
俺も戻るよ、ヒューバート。
少し、一人で居たくなった。
[ごめんな、と謝罪の言葉を残して。
グラスは持ったまま、ひらりと手を振って水晶の部屋を*出て行く*]
…あはは、其処が売りなのだよ。
〔交す杯は酒精でなくとも、ささやかに掲げられ。
一口の旨さに一度消えた笑みは柔らかく戻るようで〕
――宜しい、承った。
〔得る返答に満足して、ギルバートへ深い頷きを。
舌は逃したかと口惜しがって見せる態でぱちんと
指を鳴らすも表情は裏切って面白がり〕
ふふん? 内緒は構わないがね?
独占欲が強いのはおそらく…いざとなると
ローレル君のほうだと思うのだよ。
…おやすみ、ギルバート君。私は暫く…此処に居るとするよ。
なるべく大きな水晶球で眺めていたいのでね。
〔無論詫びには当らないと伝えるように、
緩く顎先を傾けて俗めく会釈でギルバートを送り出し〕
[厨房に戻ってみれば、既にパイは火からおろされていた。男がかえってくるのが遅かったので、見かねた使用人が代わりにやってくれたらしい]
……あ、あれ。そんなに時間経ってましたっけ。
ありがとうございます。
[苦笑を浮かべつつも深々と頭を下げる。そして肝心のアップルパイの出来を確かめるように覗き込んだ]
んっ、美味しそうです。
すみません、此方の火加減がよく分からなくて……。
焦がさずにすんで、助かりました。
[しかし出来上がったパイを食べやすいように切り分けながら、ハッとする]
……あっ!
誰も広間にいなかったから、食べる人がいない……!
[もっと早く気づけ]
……まぁ、明日にでも出してもらえば大丈夫かな。
余ったら私が食べれば良いし。
――食べきれるかしら。
[腕組みしつつ難しい表情でアップルパイを見つめる]
なんでこんなに張り切って沢山作ったかなぁ。
最初は気晴らしのつもりだったんだけど……。
[小さなため息をつくと、厨房にいる人に頼んでパイを保管してもらう。それから、小さな声でお願いを]
……あの、もし可能だったら
地下の方にも届けていただけないでしょうか。
沢山、作りすぎてしまったので……。
[それだけ言い残して「おやすみなさい」と頭を下げると、自室へと*戻っていった*]
……なっさけねーの、俺。
[ぽつりと。
腕で顔を覆う。誰も見ていないけれど]
諦めてたのによ。
もう、どうにもならねーって、ずっと……。
でも、俺……お前に……。
[その先を口にするのは出来なくて]
なんで、今更なんだよ……
なんで、もっと早く……
[想いは同じ所をくるくると空回り]
〔数多を映す水晶球のひとつ、其処へと映る姿。此方の長衣を羽織った侭の若者が、追憶に閉じる瞼の侭にやがて寝入りゆくのを柔く見守っていて〕
――ああ…剣士が肩を冷やすものではないよ?
…明け方には如何か、寝台で眠っておくれ。
〔間近で語りかけるに似て、声音は甘く低い。
温い紅茶を口にして、ソファへ寛ぐ侭空き手を伸べる〕
…早く此方へお出で。アキヅキ君。
君ともっと話したい。…
教えてほしいことが、たくさんあるのだよ。
教えたいこともね。
触れて擽って、…
…ねえ…遊び足りないのだよ。
〔此れは未だ届かない声。
*半ば子供の駄々捏ねに似る*。〕
[大きく一つ溜息をついて]
まったく、今更。
でもなぁ……しょうがねーよなぁ、惹かれちまったもんは、さ。
あいつはああ言ってくれるけどよ、でも……
やっぱ、それじゃ寂しいじゃん。
俺だって、本当は…そう思ってるんだからさ。
できるもんなら、俺……。
やっぱ、それでもだめなのかな、この体は。
[望んで委ねる事と、望まず奪われるのとは違うだろうに、とまた溜息。
ふ、っと目を閉じる。
そこに浮かぶその姿を思って]
I'm gonna believe in your eyes
So please don't say "love is blind"
I wanna be reading your mind
In secret communication
Do you like toffee and lemonade?
It used to taste so good hand made
Where are the smiles of yesterday
Our childfood conversations?
Please kiss kiss
Will anybody kiss me please?
Please please kiss kiss
Give me strawberry kisses please
I'm gonna become sunshine
And kiss everything in sight
You could be a star in the night
Just use your imagination
I'm onry holding back the rain
So many rain drops and so many pains
I wanna find my train someday
As seasons go past the station
Please kiss kiss
Will anybody kiss me please?
Please please kiss kiss
Give me strawberry kisses please
Please kiss kiss
Will anybody kiss me please?
Please please kiss kiss
Like a strawberry coloured dream
……はぁぁ、ガラじゃねーよなぁ。
でも、あいつには見抜かれてたんだよなぁ、色々。
それでも…
[お前のままでいい、とか
言いたい奴には言わせておけ、とか
何より、いるだけでいい、と言われた事は今までになくて]
……俺、無理しなくていいのかな。
今のままの俺で、そのままでいいって……。
本当にこんな俺で良いのか?ギルバート……。
[聞こえないと解っていて問いかけるように溜息とともに吐き出して。
廻る思考はいつしか闇の中に*溶けて行くのだろうか*]
>>28
[むう、とすこしむっとした表情で]
初めてじゃないですよっ。
ハーヴさんは、いつでも意思を持つ生物らしい考えをしてます!
だって、知りたいとか、役に立つものつくりたいとか、そうでしょう?
[そっとハーヴェイを*抱き寄せた*]
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