>>1122
赤点取ったくらいで、俺が凹むと思ってんの。
見直すも何も…これ以外の生き方なんて、知らねぇってば。
[どうしろって言うんだよと眉を寄せる目に、ネリーが軽く唇を噛むのが見えた。
そう言えばもっと小さい頃は、彼女が人の精神状態に感染したかのように取乱す所を見たような記憶もある]
(…今この瞬間も、辛いんだったりして?)
[どきっと生まれた不安を、ヒューバートへのネリーの言葉が肯定している]
おーい、ネ…
[こりゃますます甘い物でも食べさせて、気持ちを楽にさせてやろうと皿を差し出す手は間に合わず。
座り込むコーネリアスから逃げるように、ソフィーの手で扉は閉められた。その後に廊下から響いてくる断りの声。竦められるナサニエルの肩]
…ま、俺にゃどうしようもねんだろうけど。
せめて、こっちをお慰め…