>>774ローズマリー
[ありゃりゃ、と零れ落ちる涙にあたふたと慌て、袖を手で摘むと布の端をローズマリーの目元に当てて]
もっと遠慮せず甘えちゃいましょう。
世の人達はあなたが思う以上に寛容ですよ。
甘えは迷惑にはなりません。
[帰ろうという言葉に頷きながら空いた手で鼻を押さえて立ち上がり]
あ、ギルバートさん。
助かりました、残念なことにまだ死んでいないので
ご愁傷ではありません。
[ライターの火に僅かに目を細め、ギルバートへのローズマリーの言葉にきょとんとし]
…急いで帰りましょう。
ローズマリーさんは何やらお風邪を召されたようです。
[真顔で略]