「シャーロット」
[半ば無意識に名を紡ぎ焦点の定まらぬ侭に幾度か瞬き、自身の置かれている状況も把握できていない様子で、重たげに頭を持ち上げ周囲を見渡して、周囲の人の気配に目を細め青の少女を探すも、其処に目的の人影は見えずゆっくり瞬く]
………
[ぼやけていた意識が戻れば置かれた状況に上半身をソファに起こし、再び周囲を見回し視線は修道女の髪に飾られたあかに見開かれ、身を竦め一拍の間を置き、其れが修道女に飾られた薔薇であると認識し直して息を吐き、ブランケットの端を握り締めた侭に周囲に一礼]
「こんばんは」