[ふと、ネリーの目線の向こうに少年の姿が見える。名前はそう・・・リック。あの人の子だ。 しばらく顔は見ていなかったが、ものすごく背が高くなっているように感じられる。少なくとも眼前で対面した時、彼との視線の角度は全く違うだろう。ネリーはいつものように笑顔をリックに向けた。笑顔が出ることそのものはネリーの持ち前の良さだったがその笑顔そのものに・・・何か違和感を自分に*感じさせるものがあった*]