そうですね。[誰に、何に対して向けた言葉かは定かでないが]僕は。残っても落とされても好かった。生きていても、死んだとしても好かった。そう思っていました。[手の中のペンに一瞬視線を落として、顔を上げる]が、ほんの少しだけ――最期に、足掻いてみようかと思います。自分の意志で。