―― 現実世界/中央部・電波塔 ――
死 と同義。
[ついで、メガロポリス全域の簡易地図を呼び出す。]
メガロポリス以外への連絡はとれない。
[困ったような哂笑を少し漏らした。]
衛星上の【Inc.】とも連絡が取れない為に、
現在、メガロポリス同Body同モデルでの再生は不能。
仮に、Systemが一部麻痺でもしていれば別問題も発生する。
この不祥事をどう処理するのか興味深い――…。
[懐から白い手紙の封筒を取り出した。
視覚素子を通して視ると、薄い光と共に、
電脳世界への媒体ともなっている事が分かる。]