人狼物語

42 死びとの指─…屍鬼村2─


農夫 グレン

─3F自室─

……うう、脳が煮えてきたみたいだ。

[思考がまとまらない。というか、そもそも何か考えていなくては、という気はするものの、何のために、どのような事を、というものが欠けている。]

───思考それ自体が自己目的化している、ってか。やれやれだ。

[デスクの上から降り、空気でも入れ替えようと窓のほうへ近づく。]



[自分の腕時計と室内に備わった時計を見比べ、窓の外に目をやる。

───直接であれ、雲に隠されているのであれ、本来ならば太陽が天にあるはずの時間のはずなのに───]

なんてこった。夜が明けてない。

[窓を開け、身を乗り出す。昨日飽きもせずに眺めた花蘇芳も
その桃色が褪せたかのように月に照らされている。]

(216) 2007/04/16(Mon) 19:17:19

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