[――209号室。...は、水彩絵の具を片手に、花火のポスターを描いている]うーん、やってみるとは言ったものの…なかなか難しいなぁ。普通に花火だけ描いたって、夏の花火大会のポスターを剥がし忘れてるだけだと思われちゃうし…。冬の、花火大会か。[スケッチブックを一枚めくり、新しい紙を出す]冬らしくて、この旅館のイメージに合うもの…。アイスクリーム…でもないし…。………。…あ、そうだ。[何やら思いついたのか、再び筆を取ってスケッチブックに向かう]