[誰にも邪魔されたくない時、一人になりたい時に彼がここに来ることは、船長と親しい数人しか知らない。
良く寝たとばかりに、笑顔で起き上がる彼に、次々と届けられる報告を突き付けてやった。]
脱出艇はありますが、人数が足りません。
また、脱落者が出るかもしれない。
[それは自分かもしれない。
ここ迄来るのも、命の危険の全く無い旅とは言えなかった。事故で命を落とした友人を思う]
とりあえず、指揮をお願いします。
貴方が必要なのはこういう時の為でしょう?
[笑顔を消し、アーヴァインを軽く睨むと、ミーティングについて説明した。
やがて、船内にあらためて船長からの指示が*流れるだろう*]