[セシリアとイザベラの遣り取りを視界の端にとらえつつ、ギルバートが瞬きを返す様を見つめて、思案の色を読みとってか視線はその唇に。]……―光。[微かに聞こえた音と唇の動きと。水を一口二口と飲む様子を見ながら思案し、視線を追って室外を見遣る。]闇は光に寄り添うだけ……。[つい先刻交わした会話の一部を復唱。さして今はなかったのか視線を彼に戻し、首を傾げた。]