>>115
[まじまじとギルバートを見つめる。何時に無くマジな目だ。]
そんなことを・・・気にしてたのか。
お前は バ カ か ?
[と、「俺にも聞える気がする」と言っているのだと気付き、]
何?
・・・・・・・・・・・・・・・しかし。
いや。まさか。
[確かに空耳ではないようだ。
庭の方からかすかに歌のようなものが聞えてくる。
だが、歌、なのだろうか、これは。
今にも絞められそうな鶏だってもう少しマシな声を出すだろう。
いや、声はそう悪くはない。まだ歳若い男の、少年らしい声だ。
問題はその、音程にある。]