>>90>>93[弾かれ地に落ちた珠はやはり砕けており、しかも光を鈍く返すは有り余る魔力の片鱗を吸った濁りゆえ。相当の強敵に紅唇を噛んで必死に考える。ちらと見えたコーネリアスの様子からして余り時間はかけられない、と掛けられた悪魔の声にはっとする]……えぇ、よろしくてよ?触って確かめて…己の言葉を後悔するがいいわ。[ふわり、蕾が開くように艶やかに微笑んで。首を掴む手を避けるようにその腕の中へと。]