あ…もう依頼が来ているんですね。
[テーブルの上にご自由にと小分けにカップに入っているアイスを置き、代わりに書類を手にとって目を通す]
とある中学校で多発する怪奇現象について…ですか。
懐かしいな、やはりどこにでもあるんですねこういうの。
僕もちょうど中学生の時に、トイレに住み着いた女性を説得したことがありました。
でも確か花子さんではなくメアリーさんと仰ったかな…
話のわかる方だと思ったのに気が付いたらストーカーになってらっしゃってて、10分ごとに電話がかかってきたかと思ったらいきなり真後にいたりして大変でした。
最終的に母に話をつけて貰いましたけれど…今度は自力でどうにかしなくてはね。
[母が本当に「話をつけただけ」かどうかはともかく、やる気を出して決意は固めている]