確かに、放っておいても治るわ。でも、ここはあなたを傷つける人はいないわ――おそらく。だから、早く直してしまいましょう。[幾重にも張り巡らされたような感覚を覚える彼女の傷を全て万全に看れば、ミイラにもなりかねない。 ネリーは気を遣いながらひとつひとつ薬を施す。]ステラさんは、この傷をどう思われますか。