は、……ッ、嗚呼、ナサニエル、ごめん、ありがとう……
[肩で息をして一寸。やがて落ち着きを取り戻した様子で。
改めてアーヴァインを見る。
もうカリメロだとかそんなことは、どうでもよかった。]
嗚呼、そうか、そっか――
ずっと考えてたんすけどね、今ならわかるっすよ
アーヴァインさんがやりたいことが、なんとなく。
あたしたちにコスプレさせたついでに
役職も与えたいとかそんなこと考えてるんでしょ?
だってこれは人狼ゲームだもん。
それなら、宣言しておかなきゃいけないッスね。
あたしって、妙な力があるんスよ。
人にゆっくり触れて、その感触や温度から伝わるもので、その人の本質がわかるんです。
そーゆーのってある意味怖いから、
普段はフードで人を避けてるんスけどね。