[少女の様子に何処か上の空な印象を受けるも、気にするなと言われれば腕を取り足に施したのと同じ手順で治療を施し、両手が終れば意識の此方に無さそうな様子にひらひらと目の前で手を振って]「他に、傷は、無い」[立ち上がり少女の双眸を覗いて首を傾げ、男の声に振り返ればゆるりと頷いて、男の中に浮かんだであろう疑問を想ってか浮かぶ笑みは儚く]「一緒」[短く告げる言葉で通じるかは判らなかったけれど]