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【残酷劇(グランギニョル)が何かも想像しえないのだろうな。】
【ヴィンセントが、何を行っていたかも。】
[ヴィンセントの犠牲者に自分自身がメイを望んだ事を思い出しながら、セシリアはメイを見つめ瞬きをする。]
私の名はセシリアです、A girl。
バックアップがある人間が、一時的に破壊された事に、貴女は何を感じているのでしょう。あなたが破壊された場合とは異なり、【Inc.】が再生を行うと思いますが。
[モーガンを例外とし、ケネスやヴィンセントの事、あるいは巻き添えをくった市民達の事をしめしているようだった。]
ああ。そういう意味じゃないよ。
色んなロボットAIがいるのも知ってる。
そういう意味じゃなくて。AIが無事なら「本体」は替えがきくんだなと思ってね。
ステラは特殊みたいだったけど。
今は、人間だってそうだけど、ネ。
……セシリアには、わからないよ。
それに、その用意してあるバックアップを、なくそうとしてる人が、また復活できるなんて言っちゃダメなんじゃない?
あたしが下の人間だから、何も知らないと思ってる? 下だって色んな人間がいてね。いい人なんて本の一握りしかいないし。
バックアップがあるから、また生き返ることが出来る、ていうけど、実際にそうだとしても、倒れてた人の中には自分の生身を持ってた人もいるだろうし、それを大事にしてた人だっている。
そんな一人一人の哀しみとかはどうでもいいんだけどさ。
おじさんも、おいちゃんも、バックアップがあったとしても、ここで起きたことはもう覚えていない。
それが、あたしには悲しいだけ。
[白の胎内の中心には平たい台が顕現する]
[Wendyをそこに横たえる]
[無数のケーブルが床から持ち上がり台に接続された]
――都市内に仕掛けたAI達と装置が泡と消えたか。
眠るといい。Wendy.
眠っている間に全ては終わる。
[Wendyの体を隠してゆく白]
[台から迫り上がり覆い被さってゆく=カプセル型]
[Copy............]
夢の中でAudrey.Hに会ったら。――宜しく。
[静かに白い機体は舞い上がる]
人は経験を積むことが出来る。失敗を成功に変える力がある。
それは記憶がないとダメだし。
あたしがここで死んだら。
例えセシリアがバックアップを破壊するのを止められたとしても、あたしの事をおぼえてる人がいなくなってしまう。
それは、死ぬことより寂しいよ。
それが、本当に死ぬってことだよ。
学生 メイが「時間を進める」を選択しました
他のボディにPGMのみを移動させても、セシリアは再現出来ないと思いますが、再現の必然性は──、
[軽く首を傾ける。
──教団本部を破壊した以上、バックアップや蓄積されたデータはもう無い。また、セシリアを再現出来るMasterも居ない。]
【Inc.】の衛星を撃ち落とすのは、現在私が所有するARMを持ってしたとしても、困難だと思います。
…忘れられる事が、あなたにとっての“真実の死”ですか?
文学少女 セシリアは、のんだくれ ケネス を投票先に選びました。
……矛盾してるね。
セシリアは再現できないって自分で言ってるのに。
他の人は再現できるの?
それとも自分だけが特別だと思ってる?
あなたがどんな力を持ってるんだとしても、PGMを持ってるのだとしても関係ないよ。
「セシリア」は再現できないんでしょ?
他の人も一緒だよ。
体も心も全部含めて人だもの。
ここにいた「おじさん」は同じボディを持ってきてバックアップで再生しても、それはもうあたしの知ってる「おじさん」じゃない。
忘れられるだけなら、また知ってもらえばいい。
でも、あたしが死んだら、もう知ってもらえることは出来ない。あたしがここで死んだら、あたしがここに生きていたことを知ってる人は、いなくなる。
生きた証が、何もなくなってしまう。
それが「真実の死」だと思う。人にとってのね。
ばー様は死んだけど、あたしの中で、その言葉は生きてる。
[都市崩壊による汚れ有/機体:Prof_A_LD1330.1550]
[丸みを帯び、幾つもの楕円を重ね合わせて構成されたような機体。飛ぶにつれて、翼がスライド]
[幾つもの流線型の翼/burst]
――ラ。
[軽く口ずさむのは子守唄のようなMelody]
[古い歌]
[嘗て]
[不老不死などという時代とは縁遠い時代の歌]
[親が子に歌う歌は]
[その想いは]
[世界は記憶し続けるのだろうか]
バックアップを破壊できないとわかってるなら、あたしがセシリアに仕掛ける理由はなくなっちゃうな。
セシリアがあたしに仕掛けてくるなら、それはそれで応戦するけど。
[調子が狂う、というように頭を掻いた]
── 現実世界<Mundane>/北部と中央部の境界付近 ──
…面倒な方ですね。
私は、一度死んだもの──と言っても差し支えありませんし、また、如何なる再現を望みません。
Masterを殺しても、教団AIとしてのPGMが機能する限りは、貴女の言う「バックアップで再生した、以前のその人物とは異なる死者」で構成された、このデストピアを破壊し、死者を真実の死者に変えようと働き続けるでしょう。
A girl、いいえ。
名前をお聞きした方が、貴女には望ましいのかしら。
少し勘違いをされているようです。
私が、私自身の手で。積極的に、貴女を破壊する/殺す事はありません。
貴女は、不死者ではありませんから…ね。
[メイが戸惑う様子に、]
バックアップの削除は、何らかの手段で行いますよ?
第二のMaster──都市を眠りに落としたAlchemistが、私に停止を組み込まない限り。
[セシリアを見る表情に大きな変化はない]
そう。
セシリアはPGMにそって生きてるんだ。生きてる、とも言わないのかな。
それじゃ話がかみ合うはずもないね。
でも。
バックアップを取っただけで、人は死者になるの? そういう意味じゃないよね。
セシリアは「死」がどうの言ってるけど、それ以前に「生」についてはどう思ってるのか判らない。
あなたにとって、生きるってどういうこと?
「ARMでは壊せない」「でも何らかの方法で削除する」。結局、人が再生できないようにすることには変わりないんじゃない。
[セシリアの指し示した方を振り返る。見覚えのある色の機体が、目に映った]
『――Alchemist.』
Caduceusではなく、series-Alchemyを。
『――現時点で…ですか?』
[珍しく問い返す補佐AI]
何。――崩壊させたAIの力を見るだけだよ。
Version_13.00 NIGRED.
memento mori、そして【Inc.】と深い因縁を持つ告死天使であったものを。
使用するかどうかは分からないが――準備をしておいてくれ。久しぶりに扱ってみたくなった。
[白き機体:Prof_A_LD1330.1550は降下を始める。]
[やがて、地上すれすれで機体は停止し中から姿を現した。]
…──メイ。
そう、もしも破滅だけを望むのではなく
世界を変えたいと願うならば。
死だけでは足りません。
死と対になる生が存在しなくては──
私が殺したMasterは、人間として生きて死んだ事になるのかもしれませんが。破壊の後の再生には、辿り着く事が出来なかった。
再生の鍵とも成り得るS2の謎にも到達する事も無く。
生きていないかもしれない者に、“生”が何かを尋ねるのですか?
[睫毛を伏せて、淡く微笑む。]
生きてるかどうかは、本人が決めることだよ。
体が生きてても、本人に生きる気力がなければそれは行きてるとはいえない。
それと、何を持って「生」とするのかを尋ねてるだけだから、少なくとも今「動いてる」セシリアはそれを答えられるはずだし。
それすらもプログラムされてるの?
[少しだけ寂しそうに、視線が翳り]
[降りてきた機体から、姿を現した彼へと視線を移した]
「生」と「死」の概念をPGMどおりにしかとらえられないのなら、それは確かに生きてるとは思えないのかもしれない。
新しい命令が下ってそれに従うのもプログラムされたことなら尚更。
それでも、「生きていないかもしれない者」と自分を評することが出来るなら、それはあなたの考えなんじゃないの?
そしてそれは、生きてるってことだと、あたしは思う。
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