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それがあなたの真の姿というわけね。手加減はしないわ。
――Forbidden Barrage "Counter Clock"(禁弾“過去を刻む時計”)
[ボブの左右に十字型の光る刃が現れ、時計のようにゆっくりと回転し始める。さらにヘンリエッタ自身が羽根を使って弾丸のようにボブに向かって突進した。えっ肉弾戦するんですか]
「守るための愛」――素敵な言葉ね。それが何かは知らないけど、背負っている物の重さだけはわかるわ。
く…っ
飛び下がった瞬間、ボブのいた場所へと光の刃が一気に突き刺さったね。
下がるのがあと一歩遅かったら危なかったよ。
飛んでくる少女へとボブは身構える。
暴走をはじめてる世界を元に戻すにはもう、時間がないね。
Moving Fast! ボブの時間は加速するね――!
くっ……! 痛いじゃ……ないの!
[両手をクロスさせてガードしようとしたが、ガードの上から「削られた」感覚。蹴りの衝撃で間合いが離れてしまう。舌打ち]
Taboo "Four of a Kind"
(禁忌“フォーオブアカインド”)
[ヘンリエッタが四人に増えて、四方から再び突進をかける。その右手には既に別の呪符“そして誰もいなくなるか?”――四方八方から中心に向かって断続的に弾幕を放つ禁弾が。
ボブに組み付いて自分ごと弾幕で仕留める心算か?]
な… 増えたね!?
いや、それよりも――っ
瞬時に少女の意図に気付いてボブは焦る。
始まりはいつも突然に運命を連れて行くのね、そんなことをしたら、自分もタダじゃすまないよ!?
ボブは咄嗟に大地を叩いたね。
少女たちを吹き飛ばせとはじける爆風。
だがしかし、それはつまり押し寄せる弾幕に対してボブは回避する手段をなくしたということでもあるよ――…
何をしてるの。
[爆風ではじき飛ばされ、視界が煙にまみれる。地面にたたきつけられたショックで四人のエッタは一人のエッタに。痛みに顔が歪むが、痛みに負ける事が許せないとばかりに立ち上がる]
背負っているのでしょう? 軽くないのでしょう?
だったら、わたしも無傷ですませるつもりはないわ。
[視界は未だ煙って晴れない。ボブに殺到しただろう弾幕はどうなったのか。呪符が光を成し、右手にレーヴァテインが現れる。レーザーブレードのごとくに]
[あれボケるスペースがないよ?]
吹き飛ばされた少女たちに弾幕は及ばない。
それを確認し、ボブは弾幕の雨に曝されたね。
でも、ボブはまだ終わらない。
――お嬢さん、それは違うのね。
命を削る覚悟と、無闇に命を削るのは違うよ。
新しい誇りには新しい痛みさえ伴うだろう。そんなのボブは認めないね。
その誰もが諦めそうななにかのために、ボブは立ち上がるね!
紅い剣を握る少女へ目掛け、土煙の中からボブは飛び出すね!
ボブの手に武器はない。ただ血まみれの拳を握るばかり。
心に剣、輝く勇気、確かに閉じ込めて――
奇跡! 切り札はボブだけよ!!
その言葉、心に留めておくわ。先人の教えを軽んじるつもりはないの。
もう休んでなさいな! その血は別の事に流されるべきでしょう!
[不意に飛び出すボブの姿に、一瞬少女は目を奪われる。それは凄惨で美しかった。一瞬のためらいのあと、相討ち覚悟で紅剣を振るう。胸に衝撃が走った気がした]
[紅剣を振り切るヘンリエッタのそばで、ひとりでに呪符が舞う。Q.E.D. "Ripples of 495 Years"(Q.E.D.“495年の波紋”)――視界内の何もかもを、十重二十重に連なる波紋弾幕でゆっくりと破壊していく禁呪。ヘンリエッタの切り札]
(使わずに済めばいいのだけど)
[レーヴァテインで終わってくれと、刹那に少女は祈る**]
まだ! 休むわけにはいかないね!
振るい降ろされた光刃と、ボブの拳がぶつかり合い火花が飛び散る。
辛い…っ
けれど怖くはないよ。
ボブは、またあの子と出逢うために。
――約束を果たすために、どこまでも戦い抜ける。
愛の前に立つ限り、恐れるものはなにもないよ。
運命なんて、ボブが、超えてみせるね!!!
く…っ
その波動に思わずまぶたを閉じる。
少女は倒れただろうか、ボブはまだ倒れてはいない。
だが、少女の様子を確認する暇もないね。
辺り一面に危険な気配が幾陣にも重なり展開されていくね。
逃げ場はない、それは確実。
これでは、ボブはやられてしまうだろう。
まぶたの裏に思い出せないあの子の笑顔と、手紙の言葉がよみがえる。けれど――
振るう。
両の拳を振るい、押し寄せる弾幕を手当たり次第に弾き飛ばす。
その度にボブの拳は削れ、弾き切れなかった弾幕がボブの身体を抉っていく。
ダメね。数が多すぎる。
ボブが倒れるだけならいいよ。ボブは、謝るだけだから。
――でも、この少女まで倒れる必要はないね!
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