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賢太郎も、おやすみなさい。
[眠そうな様子に、気をつけてね?と声をかけて。
静かになった部屋で鞄から買ってきたばかりのレターパッドを取り出した。ペンを取り、迷いながらも手紙を書き始める]
[いつの間にか清史郎と一緒にうたた寝していた。ふと目を覚まして]…わ、やばっ…
[バタバタと用意をし始める。出来上がっているパンに驚いて]
先生…忙しいのに焼いてくれてたんだ…
[よし、と気合を入れなおしてパンをデコレーションし始めた。買ってきたマーブルチョコやフルーツデザートで目や口を作りながら、カラフルな大きな賢太郎のパンが出来た。目はマーブルチョコ。鼻もチョコ。大きなお皿に盛りつけて]
…ふう、なんとか出来た。かな?
『看板と一緒に飾って、お腹が空いたら食べてね?』[一言添えて]
後は……そうだ!手紙、書きかけ!
はっと清史郎が居ることに口元を抑えて。静かに静かに書き始める]
『清史郎へ
店長が考えてくれたこのお祭り。
清史郎は楽しんでる?
俺はみんなで相談しながら色々企画が出来て、凄く楽しい。
だって、このお祭りをしている間は清史郎もずっとお店に来てくれるでしょう?
清史郎と一緒に遊べるのが一番嬉しかったよ。
裏でも応援してるから、最後まで楽しんでね
春人』
[書き終えて綺麗に折り畳み、封筒にしまい。眠る清史郎の傍のテーブルへ置いた]
お腹すいたなー…]
…あ、差し入れあったんだった。
ははっ、これ賢太郎の形してる!…可愛い。
[と差し入れのピタパンをもぐもぐしながら。更にペンを走らせる]
『落合さん
落合さん、接客慣れてきたね?
最初の頃より噛むのが、減ってきたみたい。
俺も緊張してよく噛んじゃうんだけどね。
今度、俺がお客さんで来た時にエスコートしてね』
『店長・南先生へ
店長、南先生、いつもフォローありがとう。
裏に回ったら今度は俺がサポートするからね。
それと、昨日の裏方のプレゼントの中に鉄平の手紙が入ってたんだ。
余計なお世話かもしれないけど―、きっと二人に宛てたものだと思うから、読んであげて』
[一緒に、鉄平からの手紙を添えた]
『賢太郎へ
人出が足りなくなって大変になってきたけど賢太郎なら大丈夫だと思ってるよ。
風邪引かないようにして、お店でもううたた寝しないこと。
…なんて俺が言うのも変かな?
賢太郎。清史郎のこと、――よろしくね
どこにも行かないように見ていて』
なんだか…長くなっちゃって恥ずかしいな。
[それぞれの手紙に封をしてパンの傍へ置いた。]
ふふ、お見送りなんて照れくさいもの。
別れを惜しむわけじゃないから、そろそろ行くね。
[眠ったままの清史郎を見て、…笑みを残して裏方へ向かった]**
槙原の野郎……いつの間に……。
だが甘い。
もう二回目だから落とし方のコツは分かってるんだよ[既に落とし済]
[テーブルの上に気付き]…?犬の形のパン…?へえ…良くできてるな。春人か?
…手紙?俺宛ての……
……。
――――。
春人…?春人――!
昨日は寝坊しちゃったので、今日は早起き頑張っちゃった。
くっそ、カトちゃん髭を落とすのに時間かかっちゃったけど…津久居君め…。
[デコレーションパンに気づき]
わっ、何これ!凄い!
どう見てもケーキじゃない…っ、白峰だよね、これ…。
看板と一緒に飾って、か。
白峰君、本当にありがとう。
これはレジ横にスペース作って、ラップかけて飾ろうかな。
……あれ、メモまだある。
メモって言うか…手紙?この字も、白峰君のものだよね。
僕と南宛、か…。
[きょろきょろ…南、さすがにまだ来てないか…]
南が来たら、一緒に開けよう。
僕だけじゃ悪いもん。
[手紙を元の場所に戻し]
よし、じゃあお掃除しますか。
たまには肉体労働にだって精を出すよ!
つうか、いたのかよww
ドラマチック演出、に思わず吹いちまったじゃねえかwww
失敗込みで4回襲撃したが、3回は埼玉がしたもんなー…
いや、何か津久居君がええかっこしいしてたから…つい…。
そうなんだよね、ずっと僕がガブッてしてたから、もう心が痛んで痛んで。
でも噛み一回失敗したから、この結果なんだよね。
残四人。パーフェクトじゃない!
ええかっこしいって……あんな手紙残されたら、ああ言いたくもなるさ。
…そうだな。残4人で、完璧だ[ニッと笑い]
正直、ここまで上手くいくとは、思ってなかったな。
ねー!
僕は途中退場の危機に晒されまくりだったから、こうして残ることが出来て本当に一安心だよ…。
君と合わせて御影君大人気だったし、序盤心配していたのが恥かしいくらいだし…。
だな。俺は当初ナナキの方を心配していたんだが……杞憂だったな。
というか、むしろお前の方が途中から心配だった(笑)
…さて、もう時間がない。そろそろ俺は行くよ。
…この2週間近く、随分楽しかったぜ。
じゃあな、埼玉**
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