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投票を委任します。
ごくつぶし ミッキーは、村長 アーノルド に投票を委任しました。
ごくつぶし ミッキーは、学生 メイ を能力(占う)の対象に選びました。
村長 アーノルドは、 ミハイル を投票先に選びました。
最後に残るレンジャーはレッドなのか長官なのか。
明日がすごく気になります。
といいますか、レッドの決断任せって長官としてどうなのそれ。
−自室−
うーん、枷の絵はこんな感じで良いか。
[オチ作りに行き詰ったケネスは、「枷」の形を描いていた。
普通に描いても、ただの首輪や腕輪になってしまうので、大き目のデザインにして、禍々しい装飾を施してみる。]
……何か、昔の罪人を拘束するか拷問するための器具みたいになっちまったが、こちらの方がインパクトはあるかな。
[描いたスケッチを脇に置く。]
オチ、どんでん返しかー……。
[意外な犯人、予想しなかった展開、逆転、この物語だとどんな事が可能なのか考えてみる。]
うーん……犯人が女……とか?
男湯での出会いから始まると言う事で、犯人は男だと想定していたし、自称も「僕」にした。
この辺を変えて、実は女だった事に出来ないだろうか。
読者も犯人は男だと思ってるだろうし、文字だから声も聞こえない。
そこで引っ掛けて、まさかその人が?!と言う女を犯人にもってくる。
……例えば一見、物語のヒロインにしか見えないポジションの女とか……。
いやー難しいかー。
声が問題だ。
[ケネスはそう言うと、髪をかきむしった。
読者に声が聞こえないのは良いが、主人公は会話をして相手の声を聞くのである。
女だと気づかないのは、無理がある気はした。]
女優や声優なら、男声も出せるかもしれないが、それだと、温泉で偶然始まった会話が既に計画的って事になるしなー……。
女が男湯に居る理由は、実は奥でつながってましたで可能ではあるんだが……。
[どうもしっくり来ない感じがして、ケネスはその案を捨てる事にした。]
だめだ、上手く行かないな。
一旦、これはおいて対峙シーンの流れを書いてみるか。
えーと、ついに主人公は男と対峙する。
言いたい事もいろいろあるだろう。
おそらく、「何故こんな事をする?」とか、「被害者の事も考えろ」とかそんな感じか。
これに、男は何と答えるか……。
[ケネスは、先ほど描いた「枷」のラフスケッチを見ながら、男の言葉を綴ってみる。]
「あなたは、枷をご存じ無いから、そんな言葉が出るのです」
「あれはまるで、拷問器具だ」
「あれをつけたまま、日々を過ごすのは、僕には生き地獄だと思えるのですよ」
……待てよ。
[思うままに男の言葉を綴っていた手が、ぴたりと止まる。]
今まで、俺はこいつをサディストな愉快犯のつもりで考えていたし、そう描くつもりだったけれど……
もしかして、こいつ……善意で枷をはずしているんじゃないのか?
[キャラクターの言葉を綴っているうちに、作者が思いもしなかった姿が浮かんでくる事がある。
この瞬間が、まさにそれであった。]
いや、待て待て、だって結果人が死んでいるんだぜ?
この理屈、可能なのか?
[おもむろに立ち上がり、顎に手を当てて考え始める。]
男には枷を外した結果、その人がどういう行動を取るのかは解らないとする。
だが、その見た目はまさに拷問を受けているような姿で、生き地獄を味わっているように思えてしまう。
……見えているものが普通の人とは違うから、価値観も違うんだ。
ああ、そうか!善意で行動しているから、温泉で気軽に「枷」の事を話せるのか!
主人公は凶悪な愉快犯を追っている思っている。
読者もそう思うだろう。
しかし、追い詰めて対峙した結果、善意の塊がそこにいたとしたら……
これは、どんでん返しになるじゃないか!
よし、これだ!この流れで作ってみるか!
[ケネスは再び座り直すと、絵コンテを切り始めた。*]
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